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詩集Ⅲ  作者: 蓮井 遼
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ぐらり



その人は既に居なくなったが

布団に籠もって寒さをしのぐと現れてくる

じぶんも誰かにとってそうなるのだろうか

人の数は多すぎるというけれど

その人の代わりはいないし

死んでいなければ

どこかで生きているという

この当然の承

日曜日の朝に死にたいと目を覚ましたら

布団ごと吊り橋の上だったら

ひとまず生きようとするだろう

身の震えを布団でくるまりながら

いよいよ布団が当たって橋が揺らぐなら

橋の下にでも投げ捨ててしまうだろう

誰もが主人公というのはよくわからないけれど

誰もに自由な生き様があるのは当然の気づき



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