表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集Ⅲ  作者: 蓮井 遼
22/30

詩「庭の結晶」


久しぶりの更新でした。




つまらない人生に見えるわたしの

人生を誰かと取り替えたらそれは

更に詰まらなくなるだけで

波濤がない

とすれば自らに語る声のままに

行けばよいが

幾重にも重なる声の中から

赤子のように唯一を聞き逃せぬものだろうか


買い物袋を手提げに

もう片手で視界を広げると

雪の礫が

容赦なく上着にぶつかり

ただ、人のいない公園の樹木は

この静けさで本来の沈黙を遮られることなく

楽しそうである


よく眠った一日だった

月の住人は

硝煙と燃えさかる炎が頭上でちらついて

何を思うのだろう

ちいさな棲家しかないなら

そこで仲良く暮らすしかないよって

そう思うのだろうか


またしばらくは働くのでしょう

いつもなら高く月が昇る頃に

おやすみ前のご飯を考えて

お気に入りの音楽を聴いては

黙々と歩いているところだ



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ