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詩集Ⅲ  作者: 蓮井 遼
14/30

しにたいしもち


心をさらけ出したことによる何かが、誰かに伝わったらいいなと思いました



しにたいイシモチ

泳ぎつかれて

釣られてみたけど

針にひっかからない

もう沢山を

自分で決めちゃうイシモチ

魚の命も長いぞと

自分の生き続ける理由を知らないイシモチ

訳よりも咄嗟に放りたい自分の命


でも叶わずに失われた魚を前にして

イチモチは僕はまだだと思い知る

潮の流れだけが早すぎて

好きなメロディーをどこかに落としていた


ゆっくり呼吸はできそうだ

あぶくの遮断もできそうだ

僕も僕のままか

いろいろとため込んで

いろいろと記憶を預けて

それでもしにたいなんて

わがままなのかな


長いようでいて短くて

短いようではるかに広い

きょうもげんき

しにたいイシモチのこと



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