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詩「過去形」
久しぶりの詩です。
格好良く歳を取りたいとか
もう死んで黙りたいとか
そんなもので
いつまでも綺麗でいたいとか
煩わしいものから抜け出したいとか
そんなもので
進行形の自分たちが過去形になるなんて
決してなくて
散々喚いた命が
食べ物を喰らって
上品に嘘をつく
千年以上保った地球の
隙間を我々が埋めていることを
止めることはできなくて
私達は変革を求めて
落ち着いたところで繰り返す
何も変わらないのは悲しいこと?
さて 独身のあなた 結婚のあなた
あとどれくらいだとしても
人は大切なことのために動く
その行方は摩擦の向こうに




