001 転生
15年6月23日
英語の「ここはどこですか?」を「Where am I」に修正
15年6月27日
誤字の修正・・・多い・・・
時間は夜中の2時、街灯の灯りを頼りに歩道を歩く男性。
彼の目的地は家から程近いコンビニエンスストアである。
先ほどまで自宅の自室でデリヘル嬢を呼び楽しんでいたのだが、行為が終わりデリヘル嬢も帰ったことで小腹が空いたのを自覚した。
しかし食べ物が自宅には無かったので夜中ではあるが外出したのだった。
「あの娘、リンちゃんって言ったよな。可愛かったなぁ~。次もリンちゃんを指名しよう!」
そんなことを考えながらコンビニエンスストアの自動扉を潜る。
ここで、このコンビニエンスストアで彼の人生は終わりを告げた。
コンビニエンスストアの中には3人の人が居たのだが、その内1人は大学生ほどの年齢の店員で、残りの2人は目出し帽で手にはサバイバルナイフのようなナイフと言うには大きめの凶器を持っていた。
つまり彼は運悪くコンビニ強盗の現場に出くわしてしまったのだ。
彼は少し呆然とその光景を見ていたが、ハッと立ち直ると逃げようとして強盗たちに背中を見せたのだが、その瞬間に彼の背中に激痛が襲い自然に倒れこむことになった。
その後は何度も背中に激痛が襲ってきて意識を手放すことになる。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「・・・ここは」
見覚えの無い天井だ・・・
そうか、俺はあのコンビニで・・・助かったのか?
ここは病室?
今まで入院なんかしたことがないから解らないが、テレビで見る病室と言うよりは豪華な部屋と言う感じだな。
怪我をした俺が何でこんな処に?・・・外国の病院に運ばれたのか?・・・それは無いよな・・・でも日本とは思えない部屋の作りだ。
西洋的な作りの部屋で、ベッドに寝かされている。
「%&’%$#”#’&##’」
うぉっ!
外人?
「$%’”&=’%$”&$%」
聞いた事のない言語・・・
日本人とは違う人種・・・西欧よりは・・・中東系の顔立ちの黒髪で彫りの深い顔・・・の白衣のオッサンだ。
何て言っているのか全然解らない。
俺は体を動かすことは苦手でも頭はそれなりに良く日本語は当然だが、英語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、北京語、広東語、朝鮮語はそれなりに操れるのだが、アラブ系の言語は殆ど覚えていない。
・・・こまった・・・とりあえず英語で話しかけてみよう・・・
「Where am I ?(ここはどこですか?)」
「”$&’!#$%’%#”」
英語は通じないのか・・・
フランス語・・・ダメ。
ドイツ語・・・ダメ。
ギリシャ語・・・ダメ。
北京語に広東語・・・ダメ。
朝鮮語・・・ダメか。
・・・全滅だ。
あ、部屋を出ていった。
俺は放置か?
結構刺された気がするから体が動かせるか不安だ・・・体の自由が無いな・・・何と言うか痛みは無いがかなりだるい。
窓からは大きな木が見えるが、それ以外の情報は入手できないか。
あ、戻ってきた。
他に2人の女性が付いてきたのだけど、看護婦さんではなさそうだ・・・だって、1人は皇族のイブニングドレスのような豪華で綺麗な服を着ているし、もう1人はメイド服を着ている。
ドレスの女性は年齢は20代だろうか、モデルもビックリの金髪碧眼の美人だ。
メイドさんはまだ20歳になっていないと思われるが、こちらもドレスの女性に負けず劣らずの美人、いや、美少女だ。
「+”$;&’!#・$%’%#”」
はっ?
ドレスの女性が何か言ってきたと思ったら俺に抱きついてきた。
これだけの美人に抱きつかれたのだから嬉しいはずなのだが、俺の息子は反応しない・・・病み上がりだから仕方が無いよな?!
その後、この3人が何を言っているのか解らないまま眠気が襲ってきたので寝ることにした。