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決意


「よし!じゃ、飲んでみろ。」

レオが再び私の前に首筋をさらす。

さっきとは違う緊張に襲われながらも、私はレオに近づいた。

「えーと、失礼します?」

「ん」

おそるおそる首筋に牙で噛みつく。

そしてそっと吸う。

んー。血が喉を通ると渇きが一瞬で満たされていくの。

甘い甘い蜜…トロリと優しく私の中へと入って…

本当はもっともっと飲んじゃいたかったけど。

唇についた血をぺろりと舐める。…美味しい。

しばらくの間は満足感にぼーとしてしまっていたが、はっと気づく。

「あ、レオ!!大丈夫?」

血を吸いすぎたかも?気持ち悪くない?体調は?

レオを見ると顔が真っ赤になっていた。え?

「今は…こっちみんな。」

私の頭の上にレオが手を置き、ぐしゃぐしゃと頭をなでてきた。

こっちまで熱が移ったかのように熱くなってきた。

「体調は特に変なとこはないな。てか、姫さんに噛みつかれたはずなのに全然痛くなかっわ。

…だから、安心しろ。姫さんは?」

その言葉にほっと安心した。良かった。

「すごい体軽くなったよ!それに…魔力も少し上がってるきがするかも?

ありがとう、レオ!美味しかったよ!」

「そりゃーよかったわ。」

ぶっきらぼうにそう言ってレオが立ち上がる。


まだ、始まりでしかないんだよな。

ふとそう思った。

私は自由になりたい。幸せになりたい。

でも、それだけじゃない。私の周りの人たちにも幸せになってほしい。

レオナードのことも、はじめはゲームのキャラクターって意識がやっぱりあった。

いつかは私…悪役のことを裏切るって思ってた。

でも、ここに生きてるのはレオだ。

私と同じこの世界を生きている。

これから、まだまだ辛いことはある。それでも、私は私なりに生きなくちゃ。

自称神のラルザからも連絡ないけど…心配ばかりしてもしゃーない。

ミリアーナにはなりきれないけど。

美利杏のままでもいられないけど。

ミリアとして私は生きよう。

全力で楽しむ。

レオの後ろ姿を見ながら、私は密かに決意した。

今回の話までで、幼少期のストーリーが終わります。そして、次回からは学園編スタートします!

後々、番外編として幼少期から学園までの間の話を載せれたら載せていきます!

ここまで、読んでくださりありがとうございます!今後とも亀更新ですが、よろしくお願いいたします(_ _)


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