天才発明品の先輩と同じく天才の後輩
これ本当は本編の後に投稿される予定だったけど、つい筆が走ってしまって完成させてしまった
私、神崎茜は自慢じゃ無いけれど、人よりは頭の出来が良いと思っている。親が優秀な研究者であり、その血筋を継いでいると思っている。
父さんや母さんが勉強を教えてくれた時には直ぐに理解も出来た。なんなら小学生なのに高校生が勉強する内容すら直ぐに理解出来たことで、父さん母さんから褒めてもらい、ますます勉強にのめり込んだ。
時は中学2年生、父さんが来て欲しいと言うことで、父さんの務める研究室に見学しに行った時だ。その日は父さんと母さんと3人で話していた時に、父さんが突然思い出したように言ったのだ。
「そういえば、茜は昔、パパとママと一緒に研究者になる!って言っていたな。どうだい?社会見学ってことで。」
その時はそんなこと言ったかなーと思いながら返事を返したのだが、内心ワクワクしながら父さんと母さんについていった。
そして、私は初めて研究という物を見た。そこで見た物は衝撃的だった。今まで見たこともないような機械が沢山あり、それを操作する人達がいる。何よりも凄いと思ったのは、その人が操作しているものを見るとそれが分かることだ。何故そうなるのか、どんな原理で動いているのかなどが全く分からない。ただ分かることは、それは私が想像出来ない程の技術が使われているということだけだった。父さんが連れてきた場所は機密事項が多い為、父さん以外は入れなかったのだが、それでも十分楽しかった。こんなにも興奮したのは生まれて初めての事だろう。
そこから私は本格的に研究者になろうと思った。
その時はそんなこと言ったかなーと思いながら返事を返したのだが、内心ワクワクしながら父さんと母さんについていった。
そして、私は初めて研究という物を見た。そこで見た物は衝撃的だった。今まで見たこともないような機械が沢山あり、それを操作する人達がいる。何よりも凄いと思ったのは、その人が操作しているものを見るとそれが分かることだ。何故そうなるのか、どんな原理で動いているのかなどが全く分からない。ただ分かることは、それは私が想像出来ない程の技術が使われているということだけだった。父さんが連れてきた場所は機密事項が多い為、父さん以外は入れなかったのだが、それでも十分楽しかった。こんなにも興奮したのは生まれて初めての事だろう。
そこから私は本格的に研究者になろうと思った。別に父さんと母さんの様になりたいとかではなく、単純にこの感動をもっと味わいたいと思ったからだ。
それからというもの、私は必死に努力をした。学校の勉強だけじゃない、様々な分野の知識を吸収していった。幸い私は頭だけは良かったため、勉強自体は苦ではなかった。それに、学校の先生からは将来有望だと太鼓判を押してもらったほどだ。
中学3年生後期、私は両親から貰ったお小遣いを全て使い、研究に必要な道具一式を買い揃えた。少しお金が足りなかったけど、サービスだよと言って、母さんに黙って払ってくれた父さんにら本当に感謝しかない。これで、私の夢へ一歩近づいたんだ。そう思うと嬉しくて仕方
がなかった。
買い揃えてから数週間後、私は病弱であり財閥の令嬢である幼馴染にサプライズしようと思い立った。昔から病気がちで病院生活をしていた彼女だが、最近になってやっと退院して普通の生活をすることになったのだが、何せ病院生活が長かったので、まだ体力がないらしい。だから、少しでも元気になれるようにと、ある物を作ろうと決心した。数日後、完成したそれを試作品第一号として渡したらとても喜んでくれた。
その事を両親につたえたらとても驚き、その試作品を見せてくれと願ってきた。私は意味が分からないまま2人に試作品を渡した。すると、両親が急に興奮しだした。どうしたのか聞くと、両親は私にこう言った。
「茜、君には才能がある。世界を変えられるほどの技術力を持っている!」
と言われた。最初は何を言っているか分からなかったが、次第に自分がとんでもない技術を作り上げてしまった事に気づいた。
その日から私の人生は変わった。両親の手伝いをしながら、新たな発見をし、更なる技術を生み出す。気づけば私は天才と呼ばれるようになっていた。でも、そんな事はどうでもよかった。今、私は自分の作り出す物が世界の役に立つことに喜びを感じていた。
物を作り始めて、国から試作品を提供してくれと言う名目の書類が届いたり、軽くネットニュースになったりと騒がれた中学3年生から1年後の高校1年生、1人で立ち上げた部活動の化学研究開発部は、化学の先生の弥生先生に名義だけ登録で!と頼み込んで無理やり顧問した。問題は部員が私1人しかいないのが問題だった。
部員が少ない、資金が足りなくて作りたい物も作れない。手持ちの部品でちょっとした物しか作れない日常に暇を持て余しわかった!ていた。
暇を持て余し1年が経った高校2年生の春、久々に幼馴染から連絡が来た。何かと確認し私は彼に告白をした。結果は勿論OKだった。その時は嬉しくて嬉しくて、思わず飛び跳ねてしまったほどだ。
それからというもの、毎日のよう に一緒に帰えり、休みの日はデートをしたり、お互いの家に遊びに行ったりと、とても充実した生活を送っていた。みたら、私が昔プレゼントした試作品を父親に見せたらとても驚いていたそうで、オマケに研究者になりたいけど資金が足りないと言う事も言ってくれて、未来ある若者のために、そして娘を笑顔にしてくれたお礼ということで資金援助をしてくれるらしい。私は大いに喜んだけど、葛木財閥が私に支援していると、どこからか聞きつけた者がメールを送ったり手紙が届いたりしたけど、一切無視した。それに嬉しい事がもう1つ、新入部員が1人入ってきたことだ。部活の体験入部で見学してきた2人の男子だ。1人は篠山悠斗君。彼は一緒に来た友達と共に見学しに来ただけだったのだが、そのもう1人の男子が私の運命を変えてくれた。その彼の名前は岡田貴弘君と言うらしい。彼は私には及ばないが、高い頭脳を持っていて、私の説明を熱心に聞いてくれたり、なんなら私が詰まっていた試作品にアドバイスをくれたりして、悠斗君には悪いがとても楽しい時間を過ごせた。その後、優秀な人材を失う訳にいかないと決めた熱心に勧誘した結果、来週から来ますと言ってくれた。これでまた楽しくなりそうだなーと思いながら、私は2人と別れ帰路についた。
1週間後、いつも通り部室に入ると、約束した通り彼が椅子に座って待っていた。
その後は大雑把に説明するけど、色々あって、彼のおかげで研究が進むようになった。彼曰く、自分はサポート役で、ただの凡人ですよと言っていたが、そんなことは無いと思う。現に私は彼に教えてもらうまで知らなかったことや気づかなかったことが沢山あった。私が作り出した試作品は、彼の知識や発想によって、更に進化した。小型レーザー型なのに人や椅子、机などを飛ばせるほどの空気を送る試作品6号の空気砲や、かなり危険だが、色々なものを消せたりするレーザー銃などの試作品10号も彼のおかげで開発出来た。それからというもの、私は彼と実験を繰り返す日々、一緒に悩む日々、一緒に笑い合う日々を送っていくのと同時に、私の心にとあるが芽生えた。それは紛れもない恋の感情だった。それに気づいてからの行動は早く、私は彼に告白をした。結果は勿論OKだった。その時は嬉しくて嬉しくて、思わず飛び跳ねてしまったほどだ。
それからというもの、毎日のように一緒に帰り、休みの日はデートをしたり、お互いの家に遊びに行ったりと、とても充実した生活を送っていた。
さて、少々長く話してしまったが、これが彼との出会いである。実は明日の放課後に彼の家にお呼ばれしているのだ。明日は何をするのかと考えると同時に幸せを感じた。
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さて、今日も彼に会うのと新しい装置を作りに行こう!私は少し早足で部室に向かった。
いつも通りに扉に開けて中を見たけれど....彼がいない?いつもは待ち時間に本を読んで私のことを待っていたのに.....って、ん?何故か窓ガラスが割れてる....?野球部はあるけど、ここまで届くほどの近さでは無いけど......。
そう考えたらガラスの破片掃除するの私たちなんだからね?これやった犯人は一向に謝る気配ないし...。あーあしょうがない。彼が来るまでに破片を片付け....!?
その瞬間、私は言葉を失った。目の前に広がっている光景が信じられなかった。そこには確かに、頭から血を流している彼の姿があった。私は急いで彼に駆け寄った。声をかけて揺らしても彼は反応もしないどころか心臓も止まっている。彼と一緒に作った試作品8号の医療用品を使って応急処置を施しているが意識が戻る気配すらしない。何故?なぜ?なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜ?
どうして?誰が一体こんなことを?どうして.................あ、あぁ...あ!わかった!これは私たちが試作品とかを渡さないのに痺れを切らした国が彼のことを襲ったんだ!そうだよね!うん!そうと決まれば早速復讐しにいかなければ!この試作品10号を使って乗り込もう!あっそうか!彼を殺したのはこの学校に潜入している生徒の誰かだと思う!だから結界か何かを急いで作って学校から出られなくしてぇ、その後に粛清したら、彼を生き返らせてもう一度幸せな生活に戻ったら良いんだ!そうと決まれば早速始めよう!ははっあはは!あはははははははははははははははははは!
イチャイチャしてたね