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生き残り少女は頑張って生きます。  作者: かい
ジェラの森
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お宝ザクザク

2日目、昨日狩った魔物の処理をしなくてはいけない。

食べれる魔物は昨日のうちに血抜きは済ませてある。

食べれない魔物は体内にある魔石を取り出す。

あと、角や牙、皮など綺麗な部位ははぎ取っておく。

中々の量になるが、街に出た時お金に換えることができるので、決して無駄には出来ない。島での暮らしは自給自足が基本で、お金なんて必要なかったが、この先どんな風に生きていくにしてもお金は必要になってくるだろう。


結局、午前中はこの作業で潰れてしまった。

瘴気付き結界の中での作業なので、魔物に襲われることはなかったが、唸り声や鳴き声をあげて近寄ってくる魔物を見ると、危険な森であるということを自覚する。

昨夜も魔物が近くにいると思うと、なかなか寝付けなかった。瘴気の耐性も魔物によって違ったりするので油断は出来ない。


「さぁ、後はこれを焼却するだけか。よし!」

ルナはドラゴンの姿に変わる。この変わるのが一瞬で本当にすごい。

結界の瘴気を解き、一部に穴をあける。その穴にドラゴンブレスを一気に吹き込むのだ。

魔物の気配がない今がチャンス!

ドッ!!ゴーン!!!フシュー!

ルナの口から勢いよく炎が出ていった。これも一瞬の出来事。

穴はルナのブレスが終わると、すぐに自動修復された。

結界の中は炎で真っ赤に染まり、外に漏れることはない。

しばらくすると炎は消え去り、結界の中は黒い灰のみが残っていた。


「お疲れ様!・・・相変わらずすごい威力だわ」

ルナのブレスを目の当たりにするのは初めてではないが、やっぱりすごい。

マヤは素直にそう思った。

「あの、南にいた黒いドラゴンのブレス、比べたら、ルナはまだまだ」

え・・・あんなのと比べるの?あれはドラゴンというより、化け物の類では?

思い出しただけで、身震いするマヤであった。



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