異世界突撃筋肉
神達の裏トーク
現神:あの男…大丈夫かしら?
異神:大丈夫でしょ?だってウチ、戦争が起こっているけど、ある程度逃げる力が有れば生き残れるわ。
現神:そうじゃないのよ!一応力を押さえる鎧を着せておいたんだけど………飛行機に轢かれて飛行機を弾き飛ばす人間だもの…………
異神:……………?言葉、おかしくない?
「おぉ、おぉ!」
ガシャガシャと女神に貰った鎧を鳴らしつつ見た光景に、松千代筋は感動していた。
目の前の平野で男達が筋トレをしていた。
盾や剣や弓を持って激しい運動。
素晴らしい。僕も混ぜて貰おう!
ズドン!
地面を蹴って爆発の勢いのまま平野に突っ込んで行った。
百年戦争。
理由は最早解らない戦争。
一世紀続いたその戦争は今まさに佳境を迎えようとしていた。
剣や槍や盾を持った男達が殺し合う中
ゴッ!
平野中心に何かが降って来た
異神:馬鹿なのかしら?どう見たって戦争でしょ⁉
現神:だから言ったでしょ?
異神:地面を蹴って爆発させるって、魔法よね?アレ魔法よね?現神?チート渡したのよね!?!?!?
現神:渡して無い!むしろ抑えてる!
異神:何それ?人間を辞めてるでしょ?
現神:悲しいことに、あれはただのトレーニングヲタクなのよ。