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TS幼女の転生秘録  作者: 自堕落天狗
第1章 故郷での話 ~ オレが売られるまで ~
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【後日談】お正月の出来事

※【後日談】について

後日談は本編終了後の世界での出来事が書かれます。


「メ~~ル~~! あけましておめでとう!」


「おぅ! 来たんだな! あけましておめでと!!」


 今日は1月2日。年末に雅から無茶ぶりで自伝を書くように言われてから10日ぐらい経った。

 書き上げは上々。とりあえずエイオスとの出会いを書き終えたところだ。


 そんな折り、年越しとなって。

 こっちの世界でも地球と同じような風習が世界中にあるみたいで、お正月は存在する。

 昨日は元日ってことで、いろんなところからお祝いの電話や手紙、挨拶にと奔走した一日だった。


 けど今日は若干落ち着いて、今朝からやってきた食いしん坊の獣人と顔合わせ。

 二人でぎゅっと抱き合ってスキンシップをする。

 身長差があって、ほとんど抱っこされてるみたいになってるけどまぁ気にしない。

 ……地味におっきい胸が顔に当たるけど、気にしない気にしない……。


 こいつは食べることが好きなヤツで、オレらと一緒に旅をしていたときは一緒によく街の美味しいモノを食べ歩いた仲である。

 しかもあまりに食べることが好きすぎて、自分で料理屋を営むほどになったぐらいだ。

 うちの村からちょっと離れたところにある街で、日本食みたいな料理とか今まで食べてきた世界中の料理を自分なりにアレンジして、それを売りに出している。

 評判は良いみたいであまりこっちに顔を出すことが出来ないけど、今はお正月だ。お店も休みみたいで、かねてからうちに来てくれるって言ってたから楽しみにしていたんだよなぁ。


「あら、駄猫。来てたんだな」


「誰が駄猫にゃ!」


 ふしゃーと耳を逆立て歯を見せながら威嚇する猫っ娘。

 うちの侍女が見るやいなや、ケンカをふっかけたからだけども……。


 ……うちの侍女とこいつはあんまり仲が良くない。

 いや、仲が悪いわけじゃないんだろうけど……あれかな、馬が合わないけど互いに嫌ってるわけじゃない関係っていうのかな。

 うーん難しい。


「まぁまぁ、二人とも。とりあえず飯にしようぜ」


 それもそうね! と気を取り直して猫耳をピンと張り、うちの厨房に入っていく。


 こいつが作る料理は絶品だ。旅してたときの料理係を自ら買って出てくれただけの腕前は持っている。

 それを分かっているからか、うちの侍女も勝手に家に入っていく姿を見て特に文句は言っていない。

 まぁ多分料理作らなくて済むから何も言わないでおこう、とか考えてるのかもしれないけど。


 こいつが来てくれたからには、今日の晩ご飯は豪勢にできるな。

 どうせならお正月なんだし、工房の人たち全員呼んで盛大な宴会催しても良いかなー。


 そんなことを考えながら、朝からは幾分か暖かくなってきたけど、それでも肌を刺す風にぶるるっと身体を震わせて、オレは急いでドアを閉めて家の中に戻っていくのであった。



[2019 01/27 23:41]【番外】から【後日談】に変更。前書きに説明文追加。

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