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229章 想造

天使帝国組合では、数多くの怪我や病気などで悩む人々が集まっていた。

源を組合に呼んだカムタック・レースも、以前は戦争によって片足を失った者だったが、源がその足を作り直した。

彼の足が治ったという情報は、あまり広げないようにと忠告していたが、自然と広がってしまった。

足が無かった者が、ある日、突然、足が生えそろい、歩くようになっているのだから、当たり前だ。


体を治せる組合の人々に限定して治療していったが、歓声とともに、狂信的なセルフィへと想いが膨れ上がるかのようだった。

ある者は、まるでセルフィを神様かのように拝みはじめたりもした。

源は、イラっときて、「不完全な自分を拝んではいけない。拝むのなら、本当の神である聖書の神様を拝み感謝を捧げてください」と告げた。


とはいえ、長い年月の間、悩み続けた問題が解決したのだから、込み上げてくる想いは、相当なものだろう。


まるで、どこかのカルト宗教のような状態にもみえなくもない。


こういった突然の出来事を目の当たりにした人たちの信仰は、危うい場合がある。

イエス様も、7000人にも及ぶ人々の食事を一匹の魚とひときれのパンを割いて、籠一杯にして、すべての集まったひとたちに分け与えた。

まるでリトシスのようだが、リトシスの場合は、質量が比例していなければいけないだけに、イエス様はその上をいくことをされた。


神は、無から有を生み出せる存在だと創世記からも読み取れる。


また、多くの病気などを癒していった。


しかし、そのような分かりやすい奇跡をみたひとたちで、信仰を保ち続けたのは、2割にも満たなかったと聖書には書かれている。


普段の奇跡以上のことを人は、”奇跡”と呼ぶし、毎日のように与えられている祝福を奇跡ととらえることが出来ないで、当たり前だと思い込み生活している人が大半だ。

奇跡の中の奇跡と言えるような出来事をみることで、驚き信じるきっかけとなるが、その信仰は、普段から与えられているものに目を向けることが出来ないようになってしまう場合がある。


異常下の元で、結ばれたカップルは、長続きしないといわれる。

同性愛者が長続きしない理由も似ているが、ありえない現象をみて、興奮して、脳内麻薬を大量に分泌して、興奮状態になり、気持ちよくなる。

そのドキドキ感のようなものを味わえると信仰を持つようになったが、なんのことはない。

神様は、すでに多くの奇跡を毎日のように与え続けられている。それは、クリスチャンだけに止まらないし、悪人にも雨を降らされる愛なる方が、神様だ。


神様の目からすれば、悪人の罪も、自分の罪も、同じ罪であり、愛すべき対象であるから奇跡を提供し続けられるのだ。


当たり前の現象だと思い込んでいる人の脳には、脳内麻薬は、分泌しずらいので、劇的な環境下の元で生まれた信仰もまた、刺激が感じられなくなり、信仰を失いやすい。


神様や現実に与えられた現象に目を向けているわけではなく、彼らの信仰は、もっと奇跡を体験したい、見たいといった欲になりがちだということだ。

奇跡を超える奇跡など、聖書に書かれているモーセなどの預言者たちでさえ、一生にかけて数回しか味わったことが無いのだから、毎日のようにそれをみたいと欲を望んでも、しょうがないのだ。


奇跡を超える奇跡が簡単に毎日、行われ続けていたら、世界は崩壊する。


源は、何度もそのようなことを組合員たちに語りかけながら、落とし穴にはまらないように注意を促し、二日に分けて、治していった。


二日目の夕方になり、カムタック・レースが、セルフィに頭を下げた。


「セルフィ様。お疲れさまでした

治ることのない方々もいましたが、多くの人たちが、癒されました

ありがとうございます」


天使帝国組合の人々も、一斉に頭を下げた。


源が、外に出ようとすると、大勢が、手を伸ばして、握手を望み、それに対応しながら、建物を後にした。


「そういえば、カムタックさん

騎士として復帰されたのですか?」


「まだ、騎士復帰とまでは至ってはいませんが、セルフィ様のおかげで、わたしも、以前と変わらず、遺跡探索に行っては冒険者アドベンチャーとして戦うことが出来るようになりました」


「そうですか

遺跡で、奇形の生き物は発見できたのですか?」


「はい。いくつも発見いたしました

セルフィ様の作られた物質モンスターによって、わたしの屋敷に彼らは移動させたのですが、今でも生き残っているのは、2体だけです」


「やっぱり、保護しても、生きながらえることは難しいのですね・・・」


「わたしが出来うる措置は、施してはいるのですが、発見した時には、すでにモンスターに攻撃されて、傷ついていたりと、もって数日のものばかりでした」


「生き残っている2体をみせてもらえますか?」


「はい!お願いします!」


カムタックの小さな街専用の馬車に乗って、屋敷へと向かった。


屋敷の南側の広い部屋は、太陽の光りが射し込む環境で、そこに2体の奇形の生き物が、柔らかそうな大きい座布団のようなものの上に、寝そべっていた。


源は、さっそくリトシスで、2体をスキャンしてみたが、一体は、動物型モンスターの奇形で、詳しくはわからない。もう一体は、亜人モンスター、ウェアラットというねずみ系のモンスターのこどものようだった。


ハッキリとは、確認できない。


動物型モンスターの方は、口の部分が塞がっていて、口がない状態になっていて、空気は、鼻の穴だけで吸っている状態だった。

どちらも、体毛がなく、羽をむしり取られた鳥のようになっている。


どうしたものか・・・


動物系のほうは、どの種族なのかさえ、特定できない。


まずは、動物系モンスターに、口の部分に穴をあけて、鼻の穴と繋げ、空気を通りやすくした。

骨さえも顔の骨と一体化していて、あごもなかった。口も無ければ、牙も、舌もなかった。

ただ、口に似た、穴だけをリトシスで作り出す。


「彼はよく生きながらえていましたね

食べ物も、食べられなかったということですよね?」


「はい・・・

口が無かったので、お尻から直接、柔らかい食べ物を流し込んで、なんとか一週間、生かしていたのです」


「そんな方法が・・・」


『現世でも、直腸に栄養を流し込むことで生かされている人もいます。源』


『へぇー!そうなんだ・・・

聞いたことなかったよ・・・

でも、どうする?何かいい案はないか?愛』


『源のリトシスの性能は、どれだけの生き物や物をスキャンし、わたしにプログラムの情報を与えるかで変わってきます

リトシスは、無から有を生み出すことはできませんが、有を作り変えることが可能なので、異世界のプログラム情報が増えれば増えるほど、行える能力の幅が増大するというわけです。源』


『そういえば、そういうことになるのか・・・

つまり、愛というAIとの組み合わせによって、あらゆるこの世界の物をスキャンし続けるほど、応用力の効く賜物ギフトとなっていけるわけか・・・』


『はい。源。この動物型モンスターの種族が、今までスキャンした情報と照らし合わせても一致しないことが作り出せない原因となり、一昨日に行った手足作成とは比較にならない全体に及ぼす変化を不安要素を多く含みながら行うことになりますので、無暗に実行すれば、命にもかかわってきます』


『じゃー・・・この動物型モンスターのプログラムと一致する動物型モンスターを見つけ出せればいいということか?』


『はい。源。生き物の楽園と言われている場所は、リリス様が今現在、滞在されているシャウア森林です』


うーん・・・リリスやリタさんがいれば、案内もしてもらえたかもしれないけど、今はいない・・・。リリスを補佐する妖精族のポル・パラインなども、リリスたちと同じで連絡が取れない状態にある・・・。


妖精族の知り合いなんて、他にはいないしな・・・。自力で、見つけ出す以外ないのか・・・。


でも、リリスたちが、シャウア森林の内部にまで、ソースを連れて行ってくれていたから、すぐにでも向かうことはできるな。


「カムタックさん。まずは、口がない動物系モンスターのほうから探ってみようと思います

もう一体のほうは、おそらくウェアラットだと思われますし、食事もとれるのなら、まだ生きながらえることが出来そうですしね」


「助けられる可能性があるということですか!?」


「なんとか、出来ることは、やってみようとは思います

期待はしないでください」


『どうしても、同じ種族を見つけられない場合は、まったく別の生き物のプログラムを炭素量を割り増しして作り直すというやり方もありますが、危険が増すことは避けられません。源』


『全て、作り変えるだって!?それは、彼の存在自体を否定することになるし、別物になり、今の彼を殺すということじゃないのか?』


『脳事体も変えてしまわなければ、体の部位の違いに拒否反応が現れる可能性が高いので、すべてを統一したプログラムの情報に沿って作り変える必要があります

しかし、この個体が、もし、源と同じように現世からの者であるのなら、いくら異世界の体を作り変えたからといって、魂は変わることもありませんし、思考もまた、影響こそあれど、個体である存在を否定するほどではないかもしれません。源』


『完全に死ぬよりは、マシだし、すべてがプログラムで作られたNPCのようなものなら、もともと魂があるともいえないので、問題はないということか・・・』


『確定した情報もありませんので、その場合による判断は、源に決めてもらう以外ありません。源』


『分かった。どうしても、種族が見つからない場合は、すべて作り変えることが可能なら、やってみよう』


源は、カムタックに、屋敷への自由な出入りの許可をもらいシャウア森林の空へと瞬間移動した。



!!!!


な・・・・なんだこれ!!!


でっけぇーーーー!!


『巨大樹だと思われます。源』


源は、巨大樹の目の前に、瞬間移動して、あまりの巨大すぎる巨木に、圧倒された。

この世のものとは思えないほどの巨大さなので、なぜか恐怖心すら胸から湧き出してくるようだった。


「驚いた・・・。シンダラード森林のイメージでいたから、びっくりした・・・それに何だろう・・・。空気がうまい?」


『時間が長くあるとは思えませんので、速やかに、探すことを提案します。源』


「あ・・・そうだった・・・探しに来てたんだったな・・・」


リトシスの範囲を可能な限り、広げて、どのような生き物がいるのかを探る。


『ここから、東へ65km進んだところに、リリス様と同じ、妖精族だと思われる村があります。源』


『リリスたちがいないから、突然、そこにいけば、敵だとも判断され、攻撃され兼ねない

村には、近づかないでおこう』


『分かりました。源』


源は、速度強化魔法スピーダー身体強化魔法ストロングをMAXにして、マッハ23の速度で、シャウア森林を目に見えないほどの速さで移動していく。


速度強化魔法スピーダー保持とともに持つこととなった速度抵抗によって、源の認識処理能力は、大幅に上がっている。


すべてのものが、まるで止まっているかのようにさえ感じるほどの速さと認識処理を持って、シャウア森林の大量の生き物たちを空を移動しながら検索していった。


さすがに、その速さで、大量に発見する生き物をスキャンできるはずもないので、成り形という表面上の情報だけの一致に愛の能力を集中させて、飛び回る。


『源。止まってください』


それを聞いて、すぐに空中で停止した。


『30km戻った周辺に、あの個体と関連性があるかもしれない生き物がいました。源』


源は、30kmを2秒で逆戻りした。


源の視界は、愛によってズームされ、その映像に映し出されたのは、猿だった。


『猿?』


『あれは、猿系モンスター、カーバンクルです。源』


手を伸ばし、カーバンクルを一匹、空中へと浮かせて捕らえた。

カーバンクルは、空中で手足をバタつかせて、暴れようとするが、空中なので、その場から移動できない。

頭がカッパのようになっていて、その部分は赤くまるで鏡のようにツルツルしていた。


『頭部の部分は、燃える石炭ともカーバンクルとも呼ばれ、宝石としても使われます

燃える石炭、カーバンクルを手に入れたものには、幸福が舞い降りるということです。源』


『へぇー。そうなんだ。希少なモンスターっぽいね』


すぐに、スキャンを開始して、愛にカーバンクルの情報を送る。


『このリスのようなしっぽの形が、あの個体と似ていると測定されたのですが、スキャン結果としては、近いかもしれませんが、別の種だと思われます。源』


『そんなに簡単に見つかるはずもないさ

シャウア森林にもいない、遺跡だけの生き物という可能性だってあるんだろ?』


『はい。その遺跡によって特有の生き物を輩出することは、妖精族もそうですが、様々な場所の遺跡でも観測されていますで、可能性としてはあると思われます。源』


巨大森林、シャウア森林の中を多種多様な生き物を発見しては、スキャンしていったが、一致するものは、見つけることが出来なかった。


『なー。愛。あの動物系モンスターは、カーバンクルで、奇形として生まれてしまったから、別の種だと判定が出てしまうほど、変わり果ててしまっているということはないのか?』


『発見されたカーバンクルの種類は、今のところ2つあり、凍る石炭と呼ばれる青色に光る種類もいるようです

このように、カーバンクルといっても種類があるので、そちらと照合してみれば、一致する可能性もあります

さらに奇形であることから、別の種だと結果が出た可能性はあります。源』


『人間でいうと黄色人種・白人・黒人みたいなものということだね

他のモンスターと比べるとかなり一致しているということじゃないのか?』


『モンスターは、いびつなプログラムになっている場合が多いですので、比べる対象としたとしても、結果は一致しない場合がほとんどです

ですが、逆に一致している点が複数あることから、可能性はわずかですが、カーバンクルであるかもしれません。源』


源は、シャウア森林の奥深くに、何かを感じた。


「何だ!?」


その方向に体を向けるが、もうその気配は消えていた。


『大丈夫ですか。源』


『今、一瞬、何かを感じたんだけど・・・気のせい・・・?かな・・・

動物系モンスターをほとんど作り変えるようになるかもしれないけど、カーバンクルとして試してみよう

今のままだといつ死んでしまってもおかしくないからね』


源は、カムタックの屋敷へと転移した。


動物系モンスターの体積とカーバンクルは、ほとんど変わらない。


どこから作り出していけばいいのだろうか・・・。


『命にそれほど関わらない手足や体の表面、または、一致したデーターが多い内蔵部分から徐々に、作り出していくことが、最適だと思われます。源』


『そうか。どこから作り変えていくかは、愛の指示に任せるよ』


愛は、まるでプラモデルの模型作りの順序を分かりやすく示すように、カーバンクルと思われる奇形の体を源の視覚でみられるように、図式を表した。

さきほどのカーバンクルをベースにして、足りない質量は、木から炭素を取り出して、補充し、時間をかけて、カーバンクルに作り変えていった。


『心拍、呼吸、血液量、あらゆる体に及ぼしている機能がさきほどと比べると明らかに安定しています。源』


『うまくいったな』


『そうですね。源』


もう一体は、亜人ウェアラットだと分かっているので、世界中に散らばっているソースからの情報で、ウェアラットの位置を把握して、転移し、スキャンをほどこして、プログラムを手に入れた。


そして、また屋敷に戻り、もう一体を時間をかけて、ウェアラットに作り変えていった。


ウェアラットは、目を覚ますと怯え始める。


「だ・・れ・・・!?こ・・こは・・・!?」


ねずみの赤ちゃんのような小さくて細い声だった。


「しゃべられるんだね。安心して、僕は君を助けたセルフィという者だ。君は、病気持ちで、生まれて来てしまって、死にかけていたんだ

それを治して意識を取り戻したばかりだね」


ウェアラットは、自分の手足を不思議そうにみて、源に目を向ける。


「僕もそうだったけど、君は、遺跡という場所で生まれたミステリアスバースなんだ

そして、君の種族は、ウェアラットだよ」


何を言われているのか解らないといったように、キョロキョロと部屋を見渡し続けるだけだった。


カムタック・レースも、その様子をみていたが、食べ物を持って来て、ウェアラットに渡した。


ウェアラットは、食べるようにと促されなくても、本能で食べ物を両手で掴んで、食べ始める。


「セルフィ様。この子たちに名前を付けてあげてくれませんか?

カーバンクルは、知的レベルはD以下だと思われるので、名前をつけたとしても、意味がないかもしれませんが、ウェアラットの彼女は、名前が必要になると思いますので」


「僕が決めていいのでしょうか・・・」


「彼女を生んだのは、セルフィ様のようなものです

名づけ親になってあげてください」


「そうですね・・・

新大共和ケーシスのリリス女王に許可をもらっていないですが、ピューマのPをつけたウェアラットは、ピューレ、カーバンクルは、ポックという名前はどうでしょうか

本当は、苗字にPを付けるようなんですけどね」


「ピューレとポックですか

とてもいい名前だと思います

よかったな君たちは、今からピューレとポックだよ」


カムタックは、笑顔で伝えると、ピューレは名前をオウム返しした。


「ぴゅーれ・・・」

 

源とカムタックは、目をみあわせて笑った。


「カムタックさん。彼女は、どうするつもりですか?」


「そうですね・・・落ち着くまで、ここで面倒をみようと思います

問題がないようなら、それぞれの種族のところに送り届けるつもりです」


「分かりました

怪我や病気を治すのとは違い、かなり危険をおかした方法をほどこしたので、副作用が出るかもしれません

確かに、数日は様子をみてもらったほうがいいでしょうね

ウェアラットとカーバンクルの場所は、カムタックさんに渡してある物質モンスターのソースが把握しているので、瞬間移動させられます

他にも何か問題があったらまた呼んでください」


「何から何までありがとうございます。セルフィ様」


「カムタックさんだって、彼らを助けても何にもならない、まったくのボランティアなのに、僕も手伝わないわけにはいきませんよ

わたしの場合は、意外と収穫もありましたしね

それでは、わたしは、戻らせてもらいますね

ふたりも元気でね」


源は、ウェアラットの頭を笑顔で撫でるとウェアラットは、少し頭をひっこめたが、害意がないことを感じはじめたのか、さきほどよりは警戒心が解けていた。


そして、ワグワナ法国へと戻った。


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