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124章 帝国評議会

スミスは、息をきらせながら、すぐに馬に乗って、ソロとメリンダを乗せた馬車を追いかけた。


馬車の車輪の跡に沿っていくように、移動していくと、数km離れた場所に、馬車は停車していた。


無事なソロの姿をみて、スミスは、抱きしめた。


「ごめん・・・ソロ・・・お前の忠告を聞かなかった僕が悪い・・・お母様は・・・」


スミスが、口を噤むと、ソロは、スミスの頭を撫でた。


メリンダは、慌てふためいていた。


「申し訳ありません。スミス様。馬車を勝手に走らせてしまって・・・」


「ううん。良いんだよ。メリンダ。ソロが、馬車を動かしてくれたんだろ?そのおかげで、君たちが助かったんだ。もし、あのまま、僕の言うことを聞いて留まっていたら・・・お母様たちのようになっていたかもしれない・・・よくやってくれたよ。ありがとう」


「やはり、あのモンスターが現れたのでしょうか?」


「うん・・・突然、あのモンスターが、農村に現れたんだ。何の前触れもなく・・・。そのまま僕たちは襲われて、僕以外は助からなかった・・・」


メリンダは、執事たちも奥様も助からなかったということを聞いて困惑した顔になった。


「これからどうすればいいのでしょうか」


「うん・・・農村に現れたモンスターは、何とか僕が倒したけど・・・・その戦いで分かったのは、あのモンスターは、人間に張り付いて、何かを注入し、人間をモンスターへと変えてしまう能力が・・・あるみたいなんだ・・・お母様と騎士ひとりが、今もモンスターとして、あの農村にいる」


「人がモンスターに!?」


「お母様と騎士のリューイを・・・人間に戻る方法もあるかもしれない。とにかく、このことをお父様に伝えなければ・・・いけない。僕たちは、何とか、帝国になるべく早く戻ることを目指そう・・・」


そう言い残すと、スミスはその場で気を失い倒れてしまった。


「スミス様!!」



―――数日をかけて、父リアムは、騎士と共に帝国へと戻っていた。


帝国で起こった事件は、突如として、得体の知れないモンスターが、帝国市街に現れ、暴れ出したというものだった。


その姿形は、多種多様な生き物の複合体のようで、獣人族のなりそこないのようなものであった。


事件を聞いて、騎士たちがかけつけ、それらモンスター数体を駆除したが、その正体は掴めなかった。


10年以上前から獣人の国であるトリアティ師団国やワグワナ法国付近で時折起こる事件と似た事例だと思われた。


その解明にかり出されていたリアムが、帝国に呼び出されたのだ。


緊急で、帝国評議会が執り行われた。



バステル・ミュース議長が、まるで裁判をするかのように、裁判官の中央に座り、プリオターク騎士団の騎士長リアムに報告を促す。


「今回、緊急で評議会を開いたのは、帝国にとって問題の1つとなっている獣人による突然の暴徒化現象が、とうとうこの帝国にも及びはじめたかもしれない疑念の事件が起こったからだ。

この事件の調査を行ったのは、プリオターク騎士団の騎士長のソロモン・ライ・リアムであり、証言と対策を述べてもらうためです。では、この事件にかかわる情報を評議員の前で、延べよ」


リアムは、証言台に立つと、その場で、膝をついて礼を示して、語り始めた。


「わたしが最初にこの事件に従事したのは、14年前のことでした

ワグワナ法国の城下町セレンデのB地区下位下で、多数の獣人が突如として暴徒化し、157人にも及ぶ人が亡くなるという事件が起こったことがきっかけでした

俗にいう911獣人暴動事件です

この事件での被害者は、一般人だけではなく、ワグワナ法国の王族も含まれていたことから、何者かの仕業であり、隣接した国トリアティ師団国がワグワナ法国の王族を狙ってしかけてきたものだと主張し出したのですが、トリアティ師団国側は、まったく根拠のないデマだとして、お互いに主張をかえない議論として、今でも両国の争いの火種となっているものです

ワグワナ法国は、人間による統治がされ、王族はすべて人間であるだけに、獣人への風当たりは、以前から、それほど良いものではありませんでした。表向きは他種族を認めてはいてもです

トリアティ師団国としても、その風潮があるワグワナ法国とは、折り合いが良くなかったのも当然のことです

そして、問題を治めようと、トリアティ師団国から帝国に冷静な視点からの調査の依頼が舞い込んできたのです

しかし、調査をしても、誰が何のために、起こした事件なのかは、皆目見当がつかなかったのです

何の意図もなく、病的なものの可能性さえあります

はっきりとした結果が出せないことに不満を抱き始めたワグワナ法国は、この事件がきっかけとなり、人間至上主義をかかげ、獣人さえもモンスターとして認識して、撲滅させよという思想が、急激に広がり、今では帝国連合さえも脱退してしまっていることは、皆さんもご存知の通りです」


バステル・ミュース議長は、調査内容を再度提示するように促した。

「それらの経緯は、ここに居る者たちには、情報がまわっている。その調査と結果をお教え願いたい」


「はい。調査は、難を極めました

まず、被害となったのは、人だけではなく、獣人も含まれていたことです

獣人側が、人を狙った犯行だとは、そこからも言えませんし、当然、王族を狙った犯行なのかどうかも、その証拠はありません

王族が被害にあったB地区付近は、事件が起こりはじめた反対側であって、もし、王族一行が、事件が起きていることを早目に察知できていたとしたら、王族側は、逃げることも可能だったのです

王族を狙った犯行であれば、王族がいた地区から襲いはじめなければ、確実にその王族を手にかけることはできないのです

その事件の不可思議なところは、ジワジワとモンスターの数が一カ所から増えていき、増え広がるというものでした

ハッキリとした被害者は、157人ですが、行方不明者も含めれば、173人がこの事件で被害にあっているのです

捕らえられた獣人系の犯人は、21人中5名でした。その5名以外は、かけつけたワグワナ法国の騎士によってその場で処理されました

捕らえられた5名から何等かの情報が引き出せるかと思われたのですが、その5名は、縛られていても、力ある限り、暴れ続け、言葉をかわせる状態ではなく、数時間後には、やせ細って、何もせずとも亡くなってしまったとワグワナ法国からの情報でした

捕まえらえたものも、処理され遺体となったものも、すべて獣人だったことで、ワグワナ法国は、トリアティ師団国の関与を疑ったのです」


バステル・ミュース議長が質問する。


「その事件を起こした獣人は、何種族だったのだ?」


「ウーキー族。猫族。犬族。豚族。さらには、リザードマンと、多種に渡る獣人が関与しておりました。ですから種族は関係ない可能性があります

その他の調査の情報は、事件がはじまったところは、3つの食堂で、事件が起こった時刻は、夕方だったということです

夜になると人がたむろいはじめる場所を狙っての犯行だったかもしれません

そして、犯人21人の共通点としては、ワグワナ法国の市民が誰も知らない者たちだったということです

外部から入り込んだ獣人であると思われますが、一部、ワグワナ法国のものだという証言をいう目撃者もいます。それら暴徒化した獣人を数日間、野ざらしにして、広く証言を得ようとしました。しかし、どれだけ調査しても、彼らの身元は判明せず、今に至ります」


「ソロモン・ライ・リアム騎士団長殿には、その他の事件の調査も行ってもらったとは思うが、今回、帝国で起こった事件との関連と後の対策はあるか?」


「プリオターク騎士団は、秘密裏に帝国外の国を調査し、任務を実行していく精鋭部隊で成り立っています

獣人暴徒化事件だと思われるものは、この14年で、5回あり、今回で6回目となります

今回の事件の調査は詳しくしておりませんから、同一の事件なのかどうかはまだ、断言はできませんが、共通しているのは、突然の獣人の暴徒化だけで、その種族も違えばケースもまったく違います

5回のうち3回は、ワグワナ法国の領土内で起こり、残り2回は、トリアティ師団国領土内で起こっているのです

被害者は、人間も獣人も関係なく出てしまっています。どれも不可思議で、起こした犯人たちの素性は分からず、行方不明者も数人出ている事件です

1回目の大規模ではないにしても、それほど事件の関連性はなく、同じなのか、それとも違うのかさえも議論にあがるほどです

ただ、1つだけ、気になる事件があります。獣人暴徒化事件とは関りがない事件をプリオターク騎士団が任されたのですが、その時に駆除した盗賊の女長パミューダ・メチルという者が、わたしに負けた折に、「これで終わったと思うな。リアム。貴様の一族を暴徒として復讐を果たそうぞ」と最後の言葉を残したのです」


「そのパミューダ・メチルの身辺はあたったのか?」


「獣人の虎族であった女長パミューダ・メチルは、その地域では、名の知れた盗賊でした

実際、戦ったわたしも、苦戦を強いられるほどの力を持ち、1つの盗賊だけで収まっていたことにも疑問を持ちました

盗賊だけに、関わった者たちの数は多く、どれも怪しいものばかりでしたが、商人はもとより、政治家やトリアティ師団国の王族にまで、関わっていた節があります

どのようにして、それほどの力を付けたのかは分からず、彼女は短期間で頭角を現し、その地域の盗賊を一掃し1つにまとめていたのです

トリアティ師団国は、帝国連合に加盟していますが、反帝国をかかげて、動きだしたことで、プリオターク騎士団が乗り出したというわけです

盗賊だけに、所持していた財産は目を見張るものが多く、わたしたちが没収しましたが、これといって怪しい薬などは発見されませんでした。精神を犯す薬で、最後の暴言を吐いたことを実行するかと思い調べたのですが、そういった薬も無かったのです

関わっていた商人も、薬のたぐいではありませんでした。ただ、いまわの言葉だけが暴徒化事件と一致していただけで、まったく関りがないかもしれないのですが・・・そして、調査をした結果、その全容がまったく明らかにならない以上、対策の取りようがありません

獣人暴徒化が起これば、速やかに騎士たちが動き、収拾するしか対策は今のところないと思われます

何らかの意図的なものであれば、対策もこれから出来るかもしれませんが、もし、自然から出る病的なものであったら、予想さえ困難だと思わざる負えません」


「そのような獣人暴徒化事件が存在していると市民に情報を流して警戒させる以外に方法はないとういことか・・・」


「はい・・・申し訳ありませんが、不可思議な事件だけに、対策のしようもなく、また定期的に起こる事件でもありませんから、市民に情報を流しても、数年もすれば、事件は忘れ去れてしまう始末です。忘れた頃にまた勃発するのです」


「ふむ・・・」


緊急評議会に参加していた上院議員サネル・カパ・デーレピュースが手をあげた。


「上院議員サネル・カパ・デーレピュース殿、何かあるのかね?」


「はい。議長。わたしの下には、世情に広く詳しく知識を持つ考古学者の村雨有紀むらさめゆうきが仕えているのですが、村雨教授の情報からすると、一連の獣人暴徒化事件に似た事件が、大死霊だいしりょうハデスでも起こったということです」


バステル・ミュース議長は話の続投を許可した。


「続けたまえ」


「我が帝国、最強騎士であるサムエル・ダニョル・クライシスと悪魔族だと言われている大死霊だいしりょうハデスの王、ディア・ガル・ア・ダリウスヘルが一戦を交えたことは、有名で、その戦は、【ハデス領の大戦】と名がついていますが、その時の戦いにおいて、一部不可思議な暴徒化が、ハデス領土内の村を滅ぼしたというものです

村は壊滅し、モンスターだけの遺体が散乱するというありさまになったと、記録されています

それら暴徒化した獣人系モンスターたちを一掃したのは、ハデス王ディア・ガル・ア・ダリウスヘルで、悪魔族、自ら出向いたというのです

それほど大きく広まっていないだけに、見過ごされていますが、突然、暴徒化する獣人系モンスターが現れたこと、そして、何より、その村の住民は、すべてが行方不明となっているという不可思議さから共通点があるのではないかと、村雨教授は考えたようです」


「では、大死霊ハデスが、暴徒化事件に関わっている可能性があるということか?」


「そこまでは分かりません。その事件で被害をこうむったのは、ハデス側です

他の国が絡んでいた可能性もあります。ただ、悪魔族の力で直接解決しなければならないほどだった可能性があるとうことです。帝国も、最悪のケースを念頭にいれて、動くべきではないでしょうか」


「分かった。このことは、帝国最強騎士サムエル・ダニョル・クライシスや帝国騎士団長たちにも、報告をあげておくとしよう。また、獣人族の暴徒化が帝国で行われた場合、中心として動くのは、プリオターク騎士団とする。ソロモン・ライ・リアム団長殿、引き受けてくださるな?」


「はい。もちろんです。議長。責任を持ってことに当たります」


「何か必要なことがあれば、直接、報告してくるように。では、解散とする」



―――数日後、獣人らしき千を超える集団が、帝国側へとゆっくりと向かっていることが、リアムのほうにも報告があがった。


「それらは、どこの国の者たちなのだ?」


「武具などはまとっていないだけに、どこのものかも分からないということです。帝国防衛部隊第6中隊が、中心となってそれらに対処しようとしているようです」


「何族なのかぐらいは、分かるのだろう?」


「それが、今まで見た事もない獣人系モンスターだということで、どのように対処するのか考えあぐねているようなのです」


「意思疎通もできないモンスターだということだな?」


「はい。そのようです」



メイドがドアをノックして入って来たが、慌てた様子で報告する。


「ご主人様!スミス様たちがお戻りになりました!」


「何をそんなに慌てているんだ?」


「そ・・・それが・・・お戻りになったのは、スミス様とソロ様、そして、メイドのメリンダだけなのです・・・」


「何!?」


リアムは、椅子から立ちあがって、帰還したスミスたちへと向かった。


屋敷の入り口に、疲弊した顔のスミスをリアムはみて、ただ事ではないと感じた。


「スミス。何があったのだ?」


「お父様・・・申し訳ございません・・・わたしたち以外は、助けることができませんでした・・・」


スミスは、マーレと自分に起こったことは、秘密にして、リアムと別れてからの一部始終を話した。


リアムは、顔を青ざめた。

「ルイーダが・・・」


リアムは、言葉を失うほど衝撃を受け、悲嘆に暮れたが、我に戻り、スミスに確認をする。


「今しがた、部下から報告があったが、武具さえもまとわない獣人系モンスターが千体を超えて、集団で帝国側へと向かって来ているということだが、お前たちがが目撃したモンスターだと思うか?」


「たぶん、そうだと思います。奴らは、人間の首に吸い付き、その後、人間を自分たちと同じモンスターへと変えてしまうのです

モンスターになったものたちは、意思疎通ができず、人を襲います

先ほども言いましたが、普通のモンスターの強さではありません

一体一体が、ギガントクラスの力を持ちながら、その大きさにも拘わらず、素早い動きをみせるのです」


「お前たちが見たのは、200体ほどの集団だったようだが、その喪失した農村の村人が、何らかの原因でモンスターとなり、それが帝国側へと移動し続け、数を増やしながら向かって来ている可能性があるな」


「十分ありえます」


リアムは、部下に指示を出した。


「帝国側に向かって来ているモンスターが来た方角の村へ調査をするように伝えろ。すでに、喪失してしまっている可能性があり、このまま移動させ続ければ、帝国まで辿りつくまでには、数千を超えてしまうぞ」


「ハッ。了解しました」


「スミス・・・よく無事に戻って来れた。わたしは、お前たちを残して、来るべきではなかった・・・すまない。しかし、お前だけでも、無事だったことが・・・」


「誰にも想定できない出来事でした。わたしたちは、あの集団から離れることが一番の安全だと考え安全策を取ったのですが、まさか突然、モンスターが現れるとは思いもよらなかったのです」


「転移アイテムでも使用するかもしれないのか?」


「まさに一瞬のことで、気づいた時には、わたしは攻撃されていて、どのように現れたのか、分かりませんでした

リューイ殿が、体を張ってわたしを逃がしてくださり、その後、何とか、私は回復して、モンスターを倒すことができたのです」


「ふむ・・・意思疎通ができないモンスターであるのに、一連の行動には、共通点があり、何者かがそれらを誘導し動かしている節があるな

その者が、転移アイテムを利用したとも考えられる

突然、帝国にそれらが現れる可能性もあるというわけか・・・スミス。お前には、少しだけ話したが、獣人が暴徒化する事件が、起こっているが、その全貌は明らかになっていなかった

その瞬間を、お前がはじめて目撃したのかもしれない。自然の病的なものだと考えられたが、やはり、何者かが裏で関与していることになるな

その者を捕まえることができれば、あるいはルイーダたちを元に戻せるかもしれない。望みは薄いが、お前がモンスターとなったルイーダたちに鉄輪という印をつけてくれたことが、役に立つかもしれない

それに、お前は唯一の目撃者だ。そのモンスターも倒している。そのモンスターとどのように戦えばいいのか、話してもらうことになる。だが、お前は、まずは、休め。疲れているのだろう」


「はい・・・ありがとうございます。わたしが出来ることなら何でも致します。お母様たちを何とか・・・お願いします」


「ああ。分かった。」



―――帝国は広く、その力と安定は、確保されたものとして、ゆるぐことがない。たかだか、モンスター千体が、向かって来ているとしても、帝国の民たちは、慌てることもなかった。


男たちは、夜の酒場で酒を飲み、酔った気持ちよさのまま、暗い街道かいどうをふらふらと歩く。


「なー?今、モンスターが帝国に攻めて来ているらしいぜ」


「帝国に?」


「ああ。帝国に攻めて来てくれるような、いかれた輩など生まれた時から聞いたことがない。もしかすると、殺し合いを観れるかもしれないぞ?」


「闘技場で殺し合いはみたことあるけどなぁ」


「戦争はそんなもんじゃねー!あっちでもこっちでも、必死こいて、殺し合いをするんだ。帝国まで来てくれたら、そんな戦いを拝めるかもしれないぞ。なー?あれ・・・?おい?」


男は、まわりを見渡したが、一緒に歩いていたはずの仲間の姿がどこにもなかった。


「あれ?どこいった?」


酔ってふらついていた男は、暗い夜道に足を取られて、転んでしまうと、手に何かがついたことに気づいた。


それは、血だった。足に当たったものが、何か分からず、手を伸ばすと、人の足だった。目をこらしてみると、仲間の顔が地面に転がっていた。


男は、叫ぼうとしたが、次の瞬間、男の顔も吹き飛ばされた。


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