4つの人類②
2050年、猫耳少女誕生。
2100年代。様々な動物の特性を持つ、第1新人類の繁栄。
そしてそれから更に100年後。
2200年代初頭。
歴史の授業3時限目。
新たな人種、第2新人類について勉強しよう。
第2新人類とは?
もちろん、動物の特性を持った人間に進化したとはいえ、
ベースは人間。
その人間が子供をつくるのは当たり前な事だ。
この第2新人類は、一時期、
世界人口の90%以上を占めた程の割合で存在した。
例で、
猫人間と猫人間の間に生まれた子供、
それが第2新人類。
この、猫と猫だけでも、様々な性質をもつ子供が生まれた。
猫人間【第1新人類】と、0人類の血の割合。
猫の血の強い子供もいれば、
猫が2足歩行を覚えたくらい、ただの猫じゃん。と言われるくらいの人間猫も生まれた。
逆に、猫の特性を全く受け継がない、ほぼ0人類の子供もいた。
キャットフード大好きなただの人間。
第2新人類は、多種多様。
猫人間と0人類の間に生まれた子供も、第2新人類。
猫人間と犬人間の間に生まれた子供も、第2新人類。
羊人間とヤギ人間の間に生まれた、わけの分からない両方の性質を、50%50%持つ子供も、第2新人類。
つまりは、
EVOを受けずして、交配によって生まれた子供を総称して、
第2新人類と呼ぶ。
動物の特性は、親の方が強いのが第2新人類の特徴だった。
猫の聴覚をEVOによって手に入れた第1新人類よりも、
明らかに劣る能力を授かる子供。
第2新人類は、
時代の犠牲者、
劣化の象徴、
evolutionのゆとり、エボりとまで呼ばれた。
そんな第2新人類の中、
1万人に1人の割合で存在した、
純第2新人類特化型。
ごちゃごちゃなってきたけど授業は面白いとこに入っていくから、よーく勉強してね
純第2新人類特化型とは?
名前からして、親より優れてることが伺える。
例、
猫人間と猫人間の間に生まれた、親より更に猫の特性を強くもった子供。
これが、猫と犬ではダメ。
猫と猫、
犬と犬、
羊なら羊、両方同じ性質を持った親を持ち、
その親より優れた特性を持つ子供限定で、
第2新人類特化型と呼ばれる。
もちろん、世界にごく僅かしか存在しなかった純第2新人類特化型。
その純第2新人類特化型から学んだ、
世界中の科学者、医学者、国や、政治家は、
これ以上、
劣悪な第2新人類を増やさない為に、
法を定め、EVOを更に改良していった。
0人類。
手術の第1新人類。
の、子供第2新人類。
その中でもperfect human、純第2新人類特化型。
様々な人種が共存する世界。
次で最後の授業にします。
忘れ去られた主人公、
カンガルー人間のピョンスは何人類なのか?
次は、第3新人類と、法律について勉強しよう。