表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/18

プロローグ

今度の赴任先は、どうやらこの街のようだ。

タクシーに乗り込んで、いつの間にか眠ってしまっていたらしく、すでに家の前にたどり着いたところで目が覚めた。

「お客さん、また遠くまで来たねぇ」

「そうですね、5800円も支払うような距離ですからね」

新大阪駅でタクシーを拾って、そこから一旦記憶が途切れる。

そして、新し家の前に立っているわけだ。

タクシーは走り去って、俺はすでに受け取っていた鍵を手にして、玄関へと向かう。

引っ越し業者はすでに俺の荷物の搬入を終えているようだ。

トラックはすでに家の前からいなくなっていた。

「よし、じゃあ入るか」

夢にまで見た一戸建てで、2階建て、庭とガレージ付きの物件だ。

これまではずっと集合住宅やマンションしか住んだことがないから、新鮮に映る。

4段の階段を上がり、玄関に鍵を差し込んで開ける。

「初めまして、我が家」

そう言うのは、癖みたいなものだ。

これからの、この家の生活に対しての、始めにする感謝みたいな感じだ。

まあ、ゲン担ぎということもある。


家に入ると、2階建の見た目通りの内装をしている。

玄関入ってすぐのところに、左へ通じる扉と、目の前にある階段。

階段の上は、3室に分かれていて、全てがフローリングだ。

1階の扉を通ると、すぐフローリングの床面が見えた。

さらに段ボールの山もある。

ここが主にリビングとしてつかる場所のようだ。

扉から入ったすぐ右手にトイレの扉とお風呂の扉があり、その横に台所があった。

「ま、なんとかなるか」

俺は自然にそう独り言を言っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ