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僕は宮廷魔導師  作者: ゆうき
日常と非日常と
11/20

11話(改) 僕は宮廷魔導師

「さて、これから私達はミーミルの泉に向かうのだが……準備は良いか?」


 二人でヴァルハラを出た後、ブリュンヒルデは僕に問いかけてきた。……準備も糞も無いと思うんだけど、まぁ、お約束か。


「大丈夫です、問題ありません」


「ならいい。ミーミルの泉は此処からだと少し距離がある。飛んで行くぞ」


 例によって、彼女は僕の肩と膝の裏に手を(以下略


 既にお約束になりつつある本日2回目のお姫様だっこ。もう慣れましたよ、ええ。


 僕を横抱きにしたブリュンヒルデは背中から翼を生やし、僕に負担が掛らない様に、壊れ物を扱うかの様にフワリと飛んだ後、ミーミルの泉を目指して飛翔した。


 アースガルズの気候はとても穏やかで、ブリュンヒルデの話しによると常に一定の気候になる様に誰かが調整しているらしい。


 しかし、さすがに太陽や月は弄る事が出来ないみたいだ。だから太陽と月を食い荒らす獣が現れるとフリッグが予言をした時、アースガルズは大混乱一歩手前まで陥ったのだとか。


 なるほど、そういう設定なら戦乙女達が血眼になって「資格を持つ者」を探すのも納得が行く。でも大丈夫なのかなぁ、こんなアップデートしちゃって。


 確かに新しいマップとかクエストが増えるのは嬉しいけど、しっかりテストをしてから実装して欲しいもんだ。実際、テストプレイヤーを雇って調整してるのかもしれないけど、そういう事って事前に告知する物だろう? 僕が疑問に思っている所はそこなんだ。


 今まで散々大型パッチが当たってきたけど、そういう時って一カ月前位には公式HPで告知があったんだ。ひょっとして、最終大型パッチなんだろうか。……もしそうだとしたらちょっと残念だ。まぁ、北欧神話の世界ってまだまだいっぱいあるし、そこらへんは公式の見解を待とうと思う。


「あそこに見えるのがミーミルの泉だ。賢人ミーミルはとても気難しい方だ。くれぐれも無礼の無い様に」


 なんてアップデートについて考えて居たら、ブリュンヒルデがもうすぐミーミルの泉に到着すると教えてくれた。そしてまた無礼の無い様とも。……何か気難しい人ばっかじゃない?


 ブリュンヒルデはミーミルの泉の上空に到達すると、ゆっくりと下降し始めた。それに気付いたミーミルらしきオサーンがこっちを鳩が豆鉄砲を食らった様な目で見てるけど……資格を持つ者云々の話、こっちまで来てなかったのだろうか。


「お久しぶりですミーミル様、資格を持つ者を連れてまいりました」


 ブリュンヒルデは丁寧にお辞儀をしている。どうやら、かなり格の高い存在らしい。


 ミーミルは人間で例えるなら60台のオサーン。頭髪は少し寂しい事になっているけど、代わりと言っちゃ何だが白いヒゲをたくさん蓄えている。一枚の白い大きな布を体に巻き付けている様で、何処かの国の僧侶を彷彿とさせた。


「おお、ブリュンヒルデか、久しぶりじゃのう。……して、そやつが「資格を持つ者」か。お主、名は何と言う?」


「カズキと申します」


 なんかオーディンとのやり取りと同じだな……この辺はめんどくさくなって同じ様なルーチンを組んだな?


 僕が頭を下げながら名を申し上げると、ミーミルは満足そうに頷き、カラカラと笑いながら僕の頭をワシャワシャと撫で始めた。


「そうかそうか、カズキというのか。こんな幼い子が「資格を持つ者」とはのぅ……。ワシがこの位の頃は外で遊び回ってたものじゃ。お主は―――」


「ミーミル様、カズキにミーミルの泉の水を飲む許可を頂きたいのですが如何でしょうか。既に主神オーディン様の許可は頂いて有りますが」


 話しが長くなると判断したのだろう。多少不躾ではあるが、ブリュンヒルデはさっさと事を済ませたいみたいだ。その件に関しては、僕も同感。


「む……そう言う事か。仕方が無い、対価は貰うが、この泉の水を飲むことを許そう。カズキよ、此方へ参れ」


 恐らく、この水を飲むと種族としての格が上がる、つまり転職クエストの条件なのだろう。つまりそれ位しなければラグナロクの回避など到底不可能と言う事だ。


 それを知ってか知らずか、ミーミルは寂しそうな笑みを浮かべ僕を案内してくれた。


「ミーミル様。対価はカズキが今まで扱ってきた杖でよろしいでしょうか?」


 ……あぶねええええ!! 此処で装備していた武器無くなるのか! これは攻略サイトに載せないと皆悲惨な事になるぞ!


「ふむ、それを此方に渡して貰おうか」


 ミーミルは僕がブリュンヒルデに渡したルーンスタッフを手に取り、何やら目を閉じて探り始めた。 僕が今まで使ってきた経歴でも調べているのだろうか。


「……なるほどのう、この杖は強い力などは特に感じぬ。しかしお主がどれだけこの杖を愛用してきたかは手に取る様に感じるぞい。この杖は幸せ者じゃのぅ。……うむ、これなら対価として十分じゃろう」


 僕が98になるまで愛用してきたルーンスタッフは電子の彼方に消え去りました。今までありがとう、ルーンスタッフ。


「それではカズキ、この泉の水を飲む許可を与える。ただし一度きりじゃ。それ以降は決して口にする事は許さん!」


「ありがとうございます」


 とりあえずお礼。さて、それじゃ飲むとしますか。


 ミーミルの泉はユグドラシルの根っこのすぐ横に湧いている。少なからずユグドラシルの樹の影響を受けていると思う。だから転生クエストの場所に指定されたんだろうね。


 湧き出す水はとてもきれいで、透明度も凄く高い。泉の底で泳ぎ回っている小魚をしっかりと目視出来る程だ。


 僕はミーミルと共に泉の岸まで歩き、彼から器を借りて泉の水を一掬いして、自分の顔の前まで持ってきた。……緊張するなぁ。種族が変わるってことは、少なからず体の一部が変化するって事だ。下手するとそっくり入れ替わるかもしれない。


「何を迷う必要があるのじゃカズキ。お主は新たなる力を得るのであろう?」


 ……此処まで来て躊躇う気持ちを理解して欲しいデス。痛くないよね? 気持ち悪くならないよね?


「カズキ、お前はこれから力を付けなければならない。ここで躓く事は許されないぞ」


 ……何かブリュンヒルデまでプレッシャーかけてくるし! もういいや。ええい、ままよ!


 一気にミーミルの泉の水を飲みほした。冷たい水が食道を伝わって胃に落ちて行く感覚が広がって行く。けど、体に染み渡るそれは、とても癒される様な飲み心地だ。なんていうか、例えるなら体育の授業で1500m走り終わった後に飲むポカリスエットの様な……いや、何でもない。


 飲み終えた後、特に以上も感じず、特に変化も現れず。





 ……なんだもうお終いかと思ったその瞬間、体の中をとても大きな「何か」が駆け巡る様な感覚に陥った。


 熱い! 心が溶けて行くみたいだ……!! 


 でも、嫌な感じはしない。そう、これはブリュンヒルデの腕の中に抱かれた暖かさを何倍にもした様な……!


 



 僕はフラフラと足取りが覚束なくなり、体勢を保っている事ができず、倒れそうになった所をブリュンヒルデに支えられた。


「カズキ、大丈夫か!」


「ほ、ほ。大丈夫じゃよブリュンヒルデ。カズキの中では、今目まぐるしい速度で種族としての格が上がっているのじゃ。恐らくもう少しすれば収まるはずじゃ」


 ……畜生、大丈夫じゃないって! ゲームだから現実の肉体には影響ないから大丈夫だとは思うけど、大丈夫じゃないって! 何を言ってるか自分でも分からなくなってきた!



 どれ程の時間が経っただろうか、既に時間の感覚が分からない。1分? それとも10分? 


 終わることが無い熱の衝動に、僕はひたすら蹲ることしか出来ない。ブリュンヒルデが介抱してくれてはいるが、彼女が僕を心配そうに覗き込む姿が、徐々に歪み始めた。


 ああ、まずい。これは意識が落ちる。


 視界の揺らめきが激しくなる中、僕が最後に覚えていたのは、ブリュンヒルデが僕の名前を呼び続ける姿だけだった。



 ブツン! と、停電が解除された直後の様に行き成り目の前が明るくなった。


 体の熱は既に収まっていた。僕が起きてから最初に取った行動は、意識が戻った僕の体を涙目になりながらさするブリュンヒルデをなだめる事だった。


「カズキ、大丈夫か! カズキ!」


「ほ、ほ。心配せずとも、お主が意識を失ったのはほんの数秒じゃ。これでお主の種族としての格は相当上がった。お主はこれからエルフではなく、ハイエルフとして歩んでいくが良い」


 ……なるほど、ステータスとアバターのチェックをした方が良さそうだな。





名称:カズキ



種族:ハイエルフ

ベースレベル:99


HP:6200

MP:32480


STR:1

AGI:1000

INT:1300

VIT:200

DEX:400

LUK:1


装備


武器:なし


防具

頭:三角帽子+7

鎧:マジシャンの服+7

盾:なし

肩:星屑のケープ+7

靴:エルブンシューズ+7

アクセサリー:タリスマン





 わぉ、MPがすんごい増えてる。後INTも結構増えたなぁ。これで更に転職したらどうなる事やら……。


 そう言えばレベル99になるとステータスの上限も解禁されるんだっけな……。よし、このまま全部INTとAGIを上げちゃおう。


 アバターもチェックしたけど、どうやら外見は目の色だけ変わった見たい。エルフの目の色は通常エメラルドだけど、僕は真紅。真っ赤。髪の毛の色は金色から変化なし。以上。


 ……正直、変化が少なくて逆に驚いた。地味な変化だなぁ。もうちょっと、ほら、何かダイナミックな変化があってもいいじゃん。具体的に言えって言われるとそれまでなんだけどさぁ。


「大丈夫なのかカズキ? 辛いなら休んでから宮殿に戻るが」


 ブリュンヒルデが心配そうに僕の額に手を当て、覗き込んでくる。……過保護?


「問題なかろう。カズキは今至って健康体じゃぞ? ほれ、何時までもこんな所に居るでない。帰った帰った」


 ミーミルは手をひらひらと振ると、早く宮殿に向かえと促してきた。


「ありがとうございました」


「ミーミル様がそう仰るのなら問題ないだろう。カズキ、早く宮殿に戻るぞ」


 僕がお礼を終えると、それを確認したブリュンヒルデは僕の背中と膝の(以下略


 本日三回目のお姫様だっこである。


 今までの「風邪を引いた子供をどう対処していいか分からなくて右往左往する」といった様子の弱々しいブリュンヒルデは何処へやら。一転してキリリと引き締まった表情に戻ったブリュンヒルデは、力強く飛びあがると元来た道を飛び始めた。


 と、此処で僕は今まで目まぐるしく変わり続けた環境に気を取られてすっかり忘れていた、ドラゴンフォースのメンバーに連絡を取ることにした。クランチャットだとログがカオスになりそうだから、ガルドにWISすればいいか。


『あ、あの』


『お、カズキか。どうだ、クエストは順調に進んでいるか?』


『えっと、今ハイエルフになった所です。これから転職だと思います』


『ハイエルフか……詳しい事は戻ってきたら教えてくれ、皆楽しみにしているぞ』


『分かりました』


『また後でな』




 意外にもガルドは落ちついていた。さすが2.1枚目。



 ヴァルハラ宮殿の入り口まで戻ると、そこには腕を組んで熊の様にあっちへ行きこっちへ行きしてるヒルドがいた。……落ちつきがないなぁ。


 ブリュンヒルデは僕を降ろすと、ヒルドの元へ歩いて行った。そして後ろから


「……お前はどうしてこう、落ち着きがないんだ」


 溜息一つ。ああ、何時もの事なんですね。


「うきゃあっ! ……脅かさないで下さい!」


 ヒルドは後ろから声を掛けられたのが余程意外だったらしく、寝ている所を叩き起こされた猫の様に飛び跳ねた後、顔を真っ赤にしてブリュンヒルデに食ってかかった。……このゲームの戦女神って、ほんと人間臭いよなぁ……。


「……はっ! そうだカズキ様。カズキ様の転生は無事に終わったのですか!?」


 そして更にブリュンヒルデに食ってかかるヒルド。ちょっとヒルドさん、貴方のすぐ横にその「カズキ様」は居ますよ。


「落ちつけ。カズキならお前の横に居るだろう」


「え、どこですかどこですか!」


 真横に居る僕を無視したかの様に辺りを探し始めた。いや、確かに背は低いけど……視界に入らない程低いの? 僕って。


 彼女がうろたえる姿を観察するのも面白いけど、そろそろ見ていて可哀そうになってきた。スカートの裾を引っ張って僕の存在をアピールしてやる。


「……! カズキ様、ご無事で何よりです。あの、お体の調子はいかがですか?」


「あ、はい。問題ないです。ミーミルの泉の水を飲んだ時は、体が溶けるんじゃないかって程熱くなりましたけど……」


「ミーミルの泉の水を飲んだ」という事実を知って、ヒルドは息を飲んだ。


「対価を差し出したという事ですね……いずれにせよ、これでカズキ様の格は上がりました。心より祝福致します」


「ありがとうございます」


「挨拶はその辺にしてくれ。さ、オーディン様の元へ向かうぞ」


「あ、待って下さいブリュンヒルデ!」


ぐだぐだである。




 宮殿内の間取りは複雑だけど、オーディンが居る謁見の間までは入口から一直線だ。僕はブリュンヒルデとヒルドの後を追って歩くことにした。


 途中で、初めてオーディンに謁見した時に現場に居た神々に出くわしたけど、軽く会釈だけ済ませ、僕は彼らを後にした。此処で捕まってしまうと時間はどんどん遅くなってしまう。現在、深夜2時である。狩りの後そのままクエスト開始したから、仕方ないっちゃ仕方ないんだけどさ。


 しかし、ドラゴンフォースの皆が今だに全員ログインしているって事実に驚いた。きっと僕がどんな姿で帰ってくるか期待半分、不安半分って所だろう。




 さて、例によって謁見の間の入り口まで到着した。ブリュンヒルデの後を追って、僕も入室する。そしてさっきと同じ様に階段の前まで歩いて、仲良く跪いて挨拶。一度やると慣れるもんだね。さっき僕を値踏みしていた神達が居ないからっていうのもそうだけど、心に落ちつきが持てたのもそれが原因なんだと思う。


「3人とも御苦労、頭を上げてくれ」


 3人ほぼ同時に頭を上げた。帽子を取ることも忘れずにね。


「カズキは無事ハイエルフになれた様だな。良くやってくれた、これでラグナロクの回避に向けて大きな一歩を踏み出せた事になる」


「ありがとうございます」


「新たな力を使いこなす為の器作りも無事に終えた。フレイヤ、先ほど渡した物をカズキに」


「畏まりました」


 フレイヤと呼ばれた、桃色のドレスを纏った女性が何やら服と書籍を持って僕の前まで歩いてくる。隠し職の衣装かな?


「受け取れ。それは俺が一から作り上げた魔術を記述した書籍と、その発動を助ける為の衣服だ。ティアラと靴は替えても構わんが、ローブとマントだけは替えてはならん。これを用いて、より一層精進するが良い」


「ありがとうございます」


 僕はフレイヤが持っている書籍と衣装を受け取った。……鎧とマントは固定しないと宮廷魔導師のスキルが使えないってオチかこれは。なかなか制約が厳しいなぁ。


 その瞬間頭の上に目の前に「クエスト達成おめでとうございます!」というポップアップが立ち上がり、ステータスの職業名が魔法使いから宮廷魔導師になった。どうやら、これで全てのクエストが終わったらしい。


「衣服に関しては、傷ついて使い物にならなくなってしまったらまた訪れるが良い。その都度与えよう」


「ありがとうございます」


 なんかさっきから僕ありがとうございますしか言ってない気がする。てかそれ以外に何て言えば良いか分かんないや。


「ふむ、僭越ながら俺が着替えさせてやろう」


 オーディンがそう言うと、彼は手を一振りした。その瞬間、僕は眩い光に包まれ、光が消えると衣服が変わっていた。


 ……僕にはオーディンの趣味が理解できない。


 いざ着てみると良く分かるが、腹の部分がなーんも無いのだ。上半身は、首から胸までのメッシュの様に薄い生地で出来たシャツっぽい何か。二の腕に紫色の鳥の羽で出来た腕輪が有るけど、基本的に袖はない。


 下半身は、上半身に比べれば幾分かマシだ。膝丈のえんじ色のパンツに、サンダル。足首からひざ下にかけては、呪文が刻まれた平たい紐を、交互に結んである。一応紫色の腰巻っぽいのもついてる。前掛けのおまけつきで。


 そして頭には普通のティアラ。これは……性能次第では他の装備にしたほうが良さそうだ。


 ていうか良く見たら腕全体に入れ墨で呪文みたいなの彫ってあるんだけど何これ!

 

 「ふむ、中々様になっているじゃないか。これでカズキは晴れてヴァルハラの宮廷魔導師となった訳だ」


 や、嬉しそうな所悪いけどさ。やっぱオーディンの趣味悪いと思うよ僕は。


 まぁなってしまった物は仕方が無い。とりあえずステータスを見てみるか。あ、杖はもう元に戻して良いよね。あれが無いと何か落ち付かなくて。




名称:カズキ


職業:宮廷魔導師

種族:ハイエルフ

ベースレベル:99



HP:8120

MP:36480


STR:1

AGI:1000

INT:1300

VIT:200

DEX:400

LUK:1


装備


武器:スタッフオブグリント+4


防具

頭:宮廷魔導師のティアラ

鎧:宮廷魔導師のローブ

盾:なし

肩:宮廷魔導師のマント

靴:宮廷魔導師のサンダル

アクセサリー:タリスマン






 ……ミズガルズに戻ったら先ずは防具の精錬かな。


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