最終話:「Re:Link ―繋がるということ―」
> 舞台:記録の中心核《Re:Core》。
登場人物:吹雪零、ミレイア、ゼロ、D(記録残響)、アンカレイヴ、そして“あなた”。
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◆Scene 1:すべての始まりへ(零視点)
吹雪零たちは、リンクネットワークの最深部、記録の原初《Re:Core》へと到達する。
そこは、すべてのフィギアとリンク者が“まだ存在しなかった”頃の記憶——
> 零:「何も……ない。でも、ここから“全て”が始まったのか」
ミレイア:「記録も感情もない、まっさらな世界。リンクの起源」
だが、そこに現れたのは、記録を拒絶する存在。
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◆Scene 2:原初コードとの対峙
> オリジンコード:「リンクは錯覚。感情は束縛。お前たちは再び、痛みに戻るだけだ」
ゼロ:「ならば、それでも……俺は痛みを知った者として、生きていたい」
《オリジンコード》の攻撃は、全員の記録を“白紙化”しようとする。
だが、Dの残響コードが再び現れ、零たちに「選択」を託す。
> D(残響):「リンクとは、記録の“再定義”だ。終わらせるか、繋ぎ直すか——お前たちが決めろ」
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◆Scene 3:Re:Link起動
吹雪零・ミレイア・ゼロ、三者の記録が共鳴し、《Re:Link》モードが発動。
それは、従来のリンクとは異なる、新しい形の“共存コード”。
> システム:「感情共振100%。Re:Link確立。あなたと、あなたの痛みを、記録します」
零:「これは“つながる”ってことだ。痛みごと、記録する。誰一人、捨てない」
ゼロの姿はやがて光へと変わり、すべてのリンクフィギアたちの意志を内包した、
**リンクの意思そのもの=《Re:Core・ゼロフォーム》**となる。
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◆Scene 4:別れと継承
リンクシステムの再定義が完了し、《オリジンコード》は静かに記録の一部へと還る。
> オリジン:「ならば……次の痛みを、見届けるがいい……記録者たちよ……」
静寂の中、Dの記録が最後のメッセージを遺す。
> D(最後のログ):「俺たちは、何かを間違えた。でも、お前たちは……繋ぎ直した。ありがとう」
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◆Scene 5:リンクの未来へ
数年後——
ミレイアは新たなリンク研究機構《Re-Link Project》の一員となり、
吹雪零は、かつての《リンクバンド》を手に、少年に語りかける。
> 零:「リンクってのはな……痛いんだ。でも、だからこそ強くなれる」
少年:「じゃあ、僕もやってみる!」
空に浮かぶ新しい《リンクネットワーク》。
その中に、今はもう“フィギア”ではない、かつてのゼロが見守っている。
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◆エピローグ:あなたの“記録”へ
> 「これは、記録された物語。
でも本当は、あなたが“つないだ”物語。
痛みと共に、記録と共に、私たちは、Re:Linkしていく」
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完 ―「Re:Link」
T最終話:「Re:Link ―繋がるということ―」
Thank you for Linking.
To be continued...?