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群馬の四国犬咬傷事故について

作者: コウチマン

今回の事故の根本的原因は飼い主や躾と言った表面的な原因では無く犬の血統そのもの、つまり現在の犬のブリーディングの欠点にあると僕は確信している。


何故なら犬が脱走した後どういう行動をするかと言う事は完全に犬自身の判断であって、飼い主が介入出来ないからだ。


パンク町田氏やポチパパと言った一流の犬の訓練士すら誤解している事だが実は現役の猟犬や闘犬よりも遥かに愛玩犬の方が凶暴で危険である。


これは考えて見れば当たり前の事で紐で繋いだまま狩りは出来ない。人に襲いかかる犬は狩りは使えないし、闘犬とて他の犬に襲いかかる犬は良いが人に襲いかかる犬は試合中犬を分けたりする事もあるので使い物にならない。


いかに柴犬や四国犬が猟犬ですとブリーダーが言ったところで9割9分の犬がもう百年以上狩りに使われていない血統なのだ。犬は人間の10倍以上の速さで世代交代する。これらの犬種を猟犬だと主張する事は現代の日本人を縄文時代から変わらぬ狩猟民族だと言う様な暴論だ。


事実ピットブルの中でも人にくる危険な血統はパンク町田氏も言うように見た目を第一に作られた愛玩血統である。


犬を使役する人間は犬の性能を第一に考えブリーディングさせる。


しかし愛玩犬はどうか?

はっきり言って巷に溢れている血統書付きの犬は見た目以外は全て野良犬にも劣っている。


恥ずかしい事だが山口県では野良犬がうようよいて何の管理も躾もされず悲しい顔で三田尻あたりの寂れた港町を彷徨いている。


しかし彼らが咬傷事故を起こす件数は数と比べれば遥かに少ないのだ。


野良犬あがりの雑種は10キロ20キロ離れた場所で飼い主とはぐれても何の問題も起こさず自力で家に帰ってくる。


この程度の能力は犬ならあって当たり前だがそれすら出来ない血統書付きの犬は何も珍しくない。


これは現在、と言うかここ百年足らずの間の畜犬団体を初めとするブリーダー達の品種改良が間違っていた証だ。


彼らの行なってきた事は改良では無く改悪に過ぎない。

見た目を第一とし血統書と言う紙切れを尊重し、犬そのものの性格や身体能力と言った内面を見ずに犬を繁殖させてきたツケが犬種固有の遺伝病や事故と言った問題となって現れるのだ。

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