晴れ時々、こんぺいとうが降るる。
ぱら。
ぱらぱら。
ぱらぱらぱらら。
青空からぱらぱらと何かが降ってくる。
雨?
でも、雨にしては濡れない。
それに、それが当たるとちょっといたい。
掌を上に向けて、降ってくるそれを掌で取る。
すると、掌には桃色や水色、白に黄色に緑色。
ちいさくてとげとげとしたものが、ころころ。
こんぺいとうだ。
イロトリドリのこんぺいとうが、掌でころろ。
掌に乗ってるこんぺいとうを、ひと粒手にとって。
カリリ。
口の中に、優しい甘さが広がっておいしい。
降ってるのがこんぺいとうだと知ると。
子供もそして大人も、
掌を上に向けてこんぺいとうを空から受け取る。
こんぺいとうを掌に取ると、カリカリカリリ。
みんな楽しそうに嬉しそうに、こんぺいとうを頬張る。
今日は晴れ時々、こんぺいとうが降るる。
久々の、徳田の「空から何かが降ってくる」詩リーズでした!
お読みくださりありがとうございます!