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⑻『価値観転倒の、夜の鳥』

⑻『価値観転倒の、夜の鳥』



夜の闇の中、鳥は飛ぶとしても、その確信に至ることが出来るだろうか。俺はもちろん、他者が鳥を見たというなら、俺は鳥を信じるかもしれないが、確信とまでいくには、やはり、飛ぶ鳥を見ないことには、自己に説得力を持って、現実に居れないだろう。



確かに、価値観転倒からくる、苦悩の様なものは、分かってはいても、その限度を超えられないというのが、実情だろうから。それでも、その夜の鳥が、光になるということいが、何とも不可思議なのである。俺は俺か、と自問自答しているようなものだ。



何度もこらえた、涙の様な本質で、その夜の鳥を捕まえたが早いか、価値観転倒から、いとも簡単に、手放してしまうかもしれない。何と言うことを、と人は言うだろう。しかし俺は、捕まえた、という事実だけで、随分、満足するのだろうと、思われる。

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