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⑷『価値観転倒の、夜の鳥』
⑷『価値観転倒の、夜の鳥』
㈠
格別な、対応など、俺は必要とはしない。地位も名誉も、放棄して、小説を書くのは、俺は俺で居るという現実を確認したいからなんだ。それは、太宰治が、花の美しさ、について、小説で述べたように、一種の自己陶酔の結末かもしれない。
㈡
異質なる原質に事を据えれば、俺の価値観転倒も、花の美しさ、について起こりうるだろうか。しかしそれは、やはり、夜の鳥を見たか見なかったか、と言う人生におぃて、変容する価値観である。線香花火、打ち上げ花火、そんなものの、具現の証か。
㈢
夜、俺は、しかし確かに、夜の鳥を見ることにはなるだろう。こういう未知への予知というものは、小説家にとっては、良く起こりうることだ。何も考えずに書き始めた小説が、何故か終わりを迎えるというのも、未知への予知じゃないか、と思うのだが、どうだろうか。




