表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/20

⑾『価値観転倒の、夜の鳥』

⑾『価値観転倒の、夜の鳥』



何処からかやってきた、鳥の群れが住む、天の位置を視座に据えて、物事を理解する、そして小説にする、そういった行動は、まさに、小説家の原点になるような行動である。人間は、単体では、飛ぶことは出来ない、ただ、飛ぶ鳥を俯瞰するだけである。



自分が、小説を書いていなかったら、こういった、鳥に、また、夜の鳥にも、関心を持たなかったかもしれない。俺は、今ここで、小説が書けていること自体が、幸福かつ、奇妙であり、不可思議でもある。何かの錯覚で、何時かの頃、価値観転倒に、巻き込まれたのだろう。



殊更に、その意味を知るべく、小説をしたためていく。こういう行為は、小説家ならではの、小説化である。文章の絶え間ない流浪、気付いたときに、既に遅かった、ではなく、気付いたときに、ストックがあってよかった、と思える、価値観転倒なのである。いずれ、夜の鳥も、飛ぶだろう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ