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ドラゴンクラン 幼龍編  作者: 木苺
     森の中へ
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旅行計画

(1/9)



「橋ができたから これで境川の向こうの冒険がができるようになったね♡」

ゴンがうきうきとボロンに話しかけた。


「うん。橋のおかげで境川を渡る問題は解決したね。

 でも 旅の目的はどうする?

 君は ただ川にそって歩くだけで良いのかい?

 それとも 森の中を突き切って熱川まで行きたいの?」ボロン


「うーん ほんとは森の中を歩きたいんだけど・・

 途中で引っかかって迷子になったり引返すのもつまんないしなぁ

 でも ぶらぶら歩くだけってのも、なんだかコン監督の下でやった足腰鍛える競歩トレーニングみたいだしなぁ」ゴン


「だったら 川ぞいに歩きながら、木々の植生を記録したり

 夏キノコを探したらどうだ?」コンラッド


「夏キノコ?」ゴン&ボロン


「うむ キノコは年中生えている。

 夏には 渓流や泉のそば 湿ったところや逆に風通しの良い所に生えたキノコの中にうまいものもあるな」コンラッド


「しかし キノコは毒キノコのほうが多いのでは?」ゴン


「まあ 毒キノコと食用キノコの見分けがむつかしいのは確かだから、鑑定できる者を連れて行く必要はあるな」コンラッド


「つまり コンも一緒に来てくれるの?」ゴン


「まあ ほかに同行できる者がいないのならついて行ってやってもいい」コンラッド


「私も ご一緒したいです」清明


「君 町に行きたいのではなかったの?」ボロン


「食べられるキノコを知っていれば 野宿するときの足しになるじゃないですか。

 それに 食用キノコの見つけ方・見分け方なんてそうそう習えるもんじゃないですからね。

 この機会を逃す手はありませんて。

 どうか 私の同行もお認めください」

清明は ボロンとコンラッドに頭を下げた。


「いいんじゃない、みんなで旅行って楽しそう♡」ゴン


「浮橋の完成を待つ間に、清明はメリーさんに騎乗できるようになったから 一緒に移動する分には問題ないよね」ボロン


「ふむ。一人二人増えたところでわしは構わん」

コンラッドはちらりとスカイのほうを見た。


「私もキノコ狩りにはそそられますが 誰かが交代で畑を見てなくてはいけませんし、ほかにもちょっと考えたいことがあるので」スカイ

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