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歩くべき道  作者: 夢見人
3/3

裏と表

始業式が始まって10分たって

みんなは春のほわ〜んっとした気温でよけい眠気を誘う。

校長の長い話が終わり、ひたすら立っている俺達に追い討ちをかけるかごとく

「次は代表生徒の言葉」


まだあんのかよ!っと思った俺・・・いや全校生徒

「代表生徒起立!」


「はい!」


立ったのは永見美紀だった。


スラスラと壇上に上がり、マイクをスっとオンにした。


「みなさん 春休みを明けて寝ぼけてる人もいるようですが、ファイトでお願いします」


笑顔で今頃ファイトなんて言う奴いたんだ・・・

とか適当なこと抜かしてるうちに去年がどうとか、今年はこうとか、一年生はどうとか、三年生はこうとかなどの話を永見がしゃべって始業式が終わった。



今日は午前までなので早めに帰れるっと浮かれていると・・・

携帯を忘れ、ノートも忘れ、あげくのハテにはカバンも忘れていた ヤスのことを馬鹿とは言えないな俺。


学校には主事さん以外誰もいなく、俺は教室へと足を運んだ。


「あぁ〜あのエロ教師!人のケツ触ってんじゃねぇーよ!」

     ガンッ! ガンッ! カランカラン


教室の前に行くと聞き覚えのアル声でとても暴れている。

とりあえず俺は開けてみた


「ふざけんじゃっ!」   ガラガラ


やはり永見美紀だ。

永見はこっちを見ていつもの笑顔を散らばった机とイスをバックで


「こんにちわ〜」

いつもの笑顔だが若干顔が引きつっている。


俺はドアを閉めてみる   

             ガラガラ

そのドアが反発したかのようにまたドアが開き

「ちょっちょっと待ってよ!」


っと永見が追いかけてくる・・・俺が見たかったのはこれだ!


見つける前に 見つかった。


永見の裏と表!












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