ソフィーナとジェット
少しずつ書いていきます。
この世界にソフィーナ・ロングと言う少女に転生して、私は10歳になった。
この世界は地球で言うところの中世位の文明なのだろう。
私の家は家は、辺境貴族であり父、ジョージ・ロングは、この地域の領主をしているらしい。
飢えることがない、この家に産まれたことは大変幸運だったのだろう。
周りも私に良くしてくれる。
ただ、私は前世で、常にイジメで苦しめられた記憶があり、いつ周りの人が牙を剥いて、私に悪意を向けイジメが始まるのではないか怯える日々を過ごすのは辛かった。
私はこの屋敷の敷地以外の世界は知らない。
それで良い。
外にでると悪意が私に襲いかかってくるのだろうから。
今日はよく晴れて気持ちが良いので、お気に入りの場所である庭の丘になっている所にやって来た。
ここは好きな場所だ。
怒られた時や、辛いことがあったときこの場所に来て、この大きな木を見上げると気持ちが晴れた。
それにここに来ると彼に会えるから。
「ソフィーナ」
聞き慣れた声が聞こえた。
「ジェット、こんにちは」
私は、声の空いた方へ向きながら笑顔で答えた。
ジェットが尻尾をふって、ソコにたっていた。
ジェットは獣人の男の子で、私の唯一の友達だ。
獣人は見た目は人と変わらないが、耳が頭にあり尻尾があるのが特徴的だ。
私はジェットがいてくれた事によりって前世より笑えるようになったと思う。
「ソフィーナ、今日は何かあった?」
ジェットは私の側に座った。
「ううん、天気が良かったから」
私も座って言った。
ジェットとはここで色んな話をした。
ジェットはこの屋敷の庭師の子供であること。
私が前世でイジメられていたことも、罪をきせられ自殺した事も伝えてある。
彼は、私のそんな荒唐無稽な話を信じてくれた。
「ソフィーナは、この世界で前の分も幸せにならなきゃね」
って、笑ってくれた。
よくわかってないのかも知れないけど、彼だけは味方だと思った。
彼といる時間は、私は幸せだった。
そして、この世界の学校に通うようにな年齢になり、この家を出て学校のある街に行くことになった。
父に頼み込んで、ジェットをお付きの者として連れていくことを認めてもらった。
どんな事があってもジェットが側にいる。
頑張れる。
私は顔をあげ、馬車にのり家をでた。
初めての外の世界だ。
まだ話が盛り上がってないですが、頑張ります。