旅
ここからは五年後の物語です。
五年後のステータスを書いて置きます。
ステータス
名前 ジン・ヴァルハラ
性別 男
年齢 15
装備 森王の鎧
武器 龍神刀「覇龍の太刀」
固有スキル「勝てる者なし」「負ける事なし」「全てを見る者」「完全なる隠蔽者」
称号「龍神の子」「神々の子」「最強種」「衝撃王」「武侯王」「ハーレム王」「守護神」「嘘八百」「テンプレ野郎」「絶対的強者」「空の支配者」「魔法の覇者」「全精霊の友」「転生者」
スキル乱れ切り、破城糾月、神々の加護、龍神族の加護、衝撃、etc
魔法適正「無」(魔法の覇者)(裏魔法の覇者)(???)(???)
レベル500(セット1レベル120、セット2レベル350)
総戦力エラー(セット1総戦力1500、セット2総戦力3800)
はい皆様こんにちわー。いやはや五年というのはとても長いかと思ったのですが意外とあっさりでした。龍神族の上層部の使いの人たちも時たま来たんですがそれはまちまち話すとして。これで俺は龍神族の戸籍にはいなくなりました。人間と成長は変わりませんがそれは20歳まで、そこで全盛期が来てそれから9980歳まで行きます龍神だから当たり前ですねw。レベルも上がりました。そりゃこの森俺並みのが沢山いたんですもん(ここはこの森の最深部だからデス。)ちなみにこの森はファイスの森といい龍神族がいろんなことに使っていた森だ。意外とバレなかったので驚いた。セリ姉は時たま転移魔法で来てくれる。俺が死んだように見せた時ファルムとサイは悲しみのあまり一週間自分の部屋にこもっていたらしい。出て来たかと思えば俺のポテンシャルを知ってる2人は俺を探して旅に出たようだ。セリ姉のところには上層部の使いの人たちが来たらしいが演技でごまかしたらしい。これから始まるのは五年後物語。。。
「。。。であんたはこれからどうすんの?ここに居れば絶対見つからないわよ?」
とこれはセリ姉
「そうだな。五年もすぎたし俺は2人を見習って旅にでも出るとするよ」
とこれは俺です。
「そう。私もついていっちゃおうかしら」
そういうと思っていた俺は待ってましたとばかりにイタズラを実行した。
「そういうとおもって。。。」
俺の出したものを見てセリ姉は絶句した。なぜかって?セリ姉の死体の魔法で作った人形だったからだ。
「あんた先読みでもできるの?!」
回復したセリ姉に見事なツッコミをいただきました。
「いやできないけど言うだろうなと思ってたからね」
「私ちょっと引いたわ。。。」
引かれました。。。
「んでどうする?もし行くなら俺と同じとこでこれ設置するけど」
「いや。行かないわ、あんたのお嫁さん待ってたほうが楽よ。ほんと世話のかかる甥だこと。」
そう言うセリ姉の目には涙が浮かんでいる。俺は
「行ってくるよ。」
そう言うと俺は家を出て龍神の村を突っ切り最北端の街「ディアス」を目指し歩き出した。それから暫く歩いて行くと暗くなって来たので野営する事にした。
「うーん。アレでいいか。」
俺は一つ真っ赤な小石をアイテムボックスから取り出すと地面に置き木の棒で叩いた。するとその小石が発火していい感じの焚き火になった。水をかけなければ一生燃え続ける優れものだ。冬にはとても重宝する。
そういえば今の格好は黒の外套をつけているので分からないが、平民の格好をしている。しかも変身魔法を使えるようになったので人族に変身している。この世界にもテンプレどうり魔王、勇者、などがいるようで英雄譚の本を俺は読んでいた。俺は魔族に入るのか分からない。。。
夜食を食べ無臭魔法を使い匂いを落としコーヒーを飲みながら本を読んで眠気が来るのを待っていた。すると自動探知魔法(生物全て対応)が反応した。この魔法は性別、種族、名前、保有魔力量が分かるのだ。
「はぁ、テンプレかよ。」
テンプレこの作品多いな、作者よもっと頭の中の引き出しはないのか?と思いつつ反応した方に行くとみなさまご存知オーク様が15,6歳の少女を狙ってました。。。テンプレェーー!
「ゲッゲッゲ、サァテェオレサマトノコヲウマセテヤロウ」
またまたテンプレ通り子供を産ませてやろうとか言ってますよ。
「嫌じゃ!妾はお前との子を産むくらいなら死ぬわ!」
うん、娘さんいい切り返しだ。。。ん?じゃ?よく顔を見てみるとなんとこれまぁ街長さんの娘さんじゃあありませんか。おー、可愛くなったなー、お胸の方も大きくなっちゃって。
「あのー、オーク様方ー、やめたほうがいいですよぉ〜?」
一応忠告してみる。
「ヤメルワケネケダロ、バカカ?」
街長さんの娘さんめっちゃ俺のこと疑ってますよ。暗くて見えないんだから当たり前か。
忠告はしたからな。俺はそう思うと同時に走り出し龍神刀で首チョンパしてやった。
「ギャオえ!?」
オーク様はそういうと首から血を吹き出して死んだ。
「街長さんの娘さん大丈夫ですか?」
そう言って近づくと街長さんの娘さんはこっちに走って俺に抱きついて泣き始めた。
「わぁーーーーーーー!怖かったのじゃぁぁーーーーーーーー」
俺はファルムに同じようなことされた覚えがあるので無言でおたまを撫でてやった。オーク様の血は洗濯魔法と乾燥魔法で夢中で泣いてるうちに綺麗にしてやった。一応言っとくが服は助けてなかった。暫く泣いていたが泣くのをやめて目を閉じたまま俺の向かいに座ってお礼を言い始めた。
「この度は妾を救っていただき誠にありがとうございました。」
そういうと俺の方をまぶたを開けて見て固まった。
そういえば妾以外は抑えてるな。感情が高ぶると素が出るようだけど。。。
「あぁ、久しぶりっつっても覚えてねぇか。五年前だもんな」
あれー?固まってるぞー?
「あのー、ジン様なのですか?」
「お。覚えてたのか?」
「覚えてたものにも何故五年も会いにきてくれなかったのですか?!」
おう。相当お怒りのようだ。
「いやー。色々あってこれなかったんだよごめんな?」
「妾は会いたくて会いたくて仕方がなかったのにどういうことじゃ?!懇談やお見合いを全て断っておったのに、それを続けさせるとはどういうことなのじゃ?!」
「嫌っ。そノォーおれもあいたかっ。。。っていうかしれっと告白したよね?」
「今はそういう話では。。。」
今頃気づいて赤くなった。なにこの可愛いの。
「ほんと綺麗で可愛くなったな。おにぃさんは嬉しいです」
実年齢俺よか一歳上なんだけどな。。。
「まぁ。いいから俺の野営してるとこ行こうか?」
した俯いて顔を手で隠したままコクコク頷いている。俺はあまりにもついてこないし呼びかけても返事がないのでお姫様抱っこして野営場所に向かった。
「ちょっ?!妾は1人で。。。」
なんでセントが途中で言うのをやめたか。それは俺が無視を決め込んでいたからだ。そして野営場所に着きセントを下ろすと顔がまだ赤かった。
「で、街長さんの娘さんが何してんだ?」
「えーとな、妾は失席したのじゃ」
顔赤いままえらいこと言い出した。はぁ?!失席したぁぁ?!
「おい。どう言うことだ?」
極めて冷静に聞くと
「うむ。妾の父上が交通事故で死んでしまったのじゃ、じゃから一人娘の妾は街のために尽力しておったつもりだったんじゃが。。。」
「政策が上手くいかずこの通り。。。か?」
「うむ。恥ずかしながらな。。。」
だいぶ落ち込んでるみたいだ。ここはひとつ男を見せませんとね
「まぁ、それはお前が経験不足だったから。つまりいろんなところに行って色々勉強すれば上手くいくんじゃないか?」
「それはそうじゃな。。。わかった。ところでお主は何しておったのじゃ?」
「旅の途中だが?」
おい。セントが仲間になりたがってる的な目で俺をみるな。
「わかった。一緒に来るか?」
「うむ。ついていくぞ!」
そうセントは宣言した。
「そういえば寝るとこは一つしかないしな。。。一緒に寝るか?。。。なーん。。。え?」
俺が聞き返したのには理由がある。セントさんが「うむ」と言ったからだ。
「セント。まじでか?」
「当たり前じゃ。何故そんなに動揺しておる?」
この子にドギマギはないのかしら。。。俺はそう思いながら2人で仲良く一緒に寝た。ー
中途半端に終わってすいませんm(_ _)m