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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

俺達シリーズ

俺男ですけど!

作者: 琥珀

俺は静間千尋。

名前は女っぽくてもれっきとした男だ。

でも何故か何故かモテる、男に。


「ねぇ静間君、今日仕事あがったらどっかあそばない?」


「すいません、長谷さん。

そういったことはお断りしてるので。

ご注文なにになさいますか?」


「えぇー、残念だな。」


このバーは叔父さんが店長をしている店で俺はバイトとして雇わせてもらっている。

別にゲイバーとかそういうわけではないのに何故か俺目当てできている人もいる。

まぁ客を邪見にはできないから程ほどの付き合いをしているが。

第一に俺はゲイでもホモでもなく普通に女の子が好きだ。

まぁ付き合ったことなんてこのかた、一度もないが告白をしたことはある。

だけど


「静間君ね~

話しやすいし面白いけど彼氏にする感じではないかな。」


簡単に言うと良いお友達でいましょう的な感じで俺の恋は終わる。


「わかったよ、じゃあ辞めとくよ。

その代わりにこれ飲んでくれないかな?

頼んであれだけど飲み過ぎたみたいで。

でもせっかく店長がつくってくれたやつを捨てるのももったいないし、あ、安心して。

一口も飲んでないやつだから。」


「いえ、あの・・・」


「静間君今22歳だよね?なら問題ないよ。」


あんまり酒は強くないけど一杯くらいならいいか。


「ではいただきます。」


ゴクゴク


「ありがとうね。」


「いえ、こちらこそご馳走さまでした。では失礼します。」


やっぱり長谷さん、苦手だな。



「おい、どーした?千尋、顔真っ赤だぞ?体調悪いのか??」


「い、え、だ、いじょうぶです。」


「大丈夫そうには見えないんだが・・・ちょっと休憩してこい。」


「す、いませ、ん、そう、します。」



~休憩室にて~


なんだ、これ、体全身があつく熱を持っている。なにも、ないのに涙も止まらない。

それに息苦しい。


「ハー、ハー、ハー」


「やぁ静間君」


「な、んで長谷さんが・・・」


「静間君を見に来たんだよ。こっそり中に入ってね。

なんかいい感じになってるね。本当可愛い。」


「お、れになにか、ハー、ハー、したん、ですか?」


「なにもしてないよ、ちょっと薬を入れただけで。」


「く、すり?」


「そうそう、

さっき静間君が飲んだグラスにね媚薬を入れてみたんだ。」


「び、やく?!」


「まさかこんなに効果があるなんて思わなかったよ

さぁ辛いだろう?俺がなんとかしてあげるよ」


長谷さんは抵抗する俺をものともせず上に跨がった。


「大丈夫だよ、すぐに気持ちよくなるから。」


俺のシャツのボタンを1コ1コ外していく。


「や、めて。」


長谷さんを退かそうとするが手に力が入らない。


「抵抗する姿も可愛いけどちょっとごめんね。」


自分のネクタイを外し、俺の手を拘束し、ズホンを脱がす。


「よしこれでいいだろう。だいぶ大きくなってるね。

さぁ始めようか。」


「ん、」


長谷さんはパンツの中に手を入れ触りながら、乳首に吸い付いた。


「だいぶ感じてるんだ。喘ぎ声も可愛いね。涙まで流して。

ますますやる気だすよ。」


ニヤニヤしてこっちを見てくる。


その顔が気持ち悪い。


「だ、れか、たす、けて。」


ガリッ


「いっ!」


首筋を吸われた。

いや首筋だけじゃなくて太もも、うなじ。

それすら快感を覚える。

だけど根本を強く握られててイクにいけない。

唇に熱いものを感じた。

なにかが口の中に入ってくる。

なにかは俺の舌に絡ませてきて・・・


トントン


「千尋さん?大丈夫ですか??」


唯の声が聞こえる。

如月唯人。

同じバーでアルバイトしている2コしたのやつだ。


「ゆ、ゆい、たすけ・・・て」


おれは縋る思いで唯の名前を呼んだ。


「千尋さん?!」


ガタガタ扉が音を立てている。


「無駄だよ、鍵しめたから。

鍵をとってくるまでもう少し遊べるね。」


ドゴン


「大丈夫ですか?!千尋さん!!」


「嘘、だろ、無理矢理開けたのかよ、なんつー馬鹿力。」


「千尋さんを離せっ!!」


視界には唯に殴られ鼻血を出してにげていく長谷さんが見える。

ざまーみろだ。


「大丈夫ですか?!千尋さん!」


「ハーハーハー、お前、さぁ、俺のこ、と、好きなんだ、ろ?

この前そういった、よな。」


あの時はまさか唯までもがと信じられなかったけど・・・


「なんとかして、くれないか?」


「この熱、も、あいつの感触、も、嫌なん、だ。

だったら、やられるなら、お前がいい。」


唯は俺の手を拘束していたネクタイを外した。


「本当にいいんですか?俺も長谷さんと代わりませんよ。

俺も千尋のことが好きですから。」


「唯は長谷さんとは違う、だろ。」


「じゃあ」


唯は唇をおれのとあわせ、絡ませてきた。

そして長谷さんがつけたマークの上に吸い付いた。


「ん、ん」


乳首に手をやり、グリグリと押し潰す。


「あ、ん」


それで俺はイッてしまった。

てゆーかなにげにうまいな、こいつ。



~休憩室、掃除中~


「大丈夫ですか?千尋さん。

すいません、我を忘れて調子乗りました。」


「いや、俺は大丈夫だよ、だいたい頼んだの俺だし。

ありがとうな、唯。助けてくれて。

お前がきてくれなかったらあのまま襲われてたし。」


「今度あいつ見つけたらもう100発くらい殴っとくんで。」


「唯、目が本気だぞ。」


「あのさ、おとりこみ中悪いんだけど掃除早く終わらせて戻ってきてくれないか?唯人。千尋は今日は上がりなさい。」


「店長、す、すいませんすぐに戻るといったのに。」


「いや、それはいいんだ。

千尋も悪かったな。

早めに出入り禁止しとけばよかった。あの野郎!

まぁもう店に入らせないから。

でも嫌だったらバイト辞めてもらっても。」


「大丈夫だよ、叔父さん、バイトは続ける。

てゆーかなんでしってるの?!」


「まぁ店長だしな。

俺は続けてくれたほうが嬉しいんだが、客増えるし。

ただこのことは姉さんにはいうなよ。

俺が殺される。」


「いえる訳ないよ、母さんにも、父さんにも。」


「ならいいが。

しかしよかったな。唯人。」


「なにがですか?」


「お前ら付き合うことにしたんだろ??」


「えぇ?!!」


「違うのか?」


「いや、今日は仕方がなく的な感じだったので。

だから付き合うとか・・・」


「仕方なく俺とやったのかよ。」


「違います!

その仕方なくというのは千尋さんがということでして・・・」


「・・・付き合ってあげてもいいぜ?」


「え?」


「だいたい叔父さんは反対しないのかよ」


「俺は男女平等だから。まぁ俺どっちでもいけるし。」


「まさかの衝撃発言きたーー!」


「いってなかったけ?」


「初耳だよ。」


姉さんは気づいてると思うけどな。

あの人、あーいうとこ鋭いから。」


「マジかよ」


「千尋さん、俺と付き合ってくれるんですか?!」


「うるせーな、何度もいわねーぞ。」


「お、俺、千尋さんのこと大切にします!!」


「青春だね~」


「あーもう!唯も叔父さんも仕事場に戻れー!」


               (おわり)















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