小田さんのラジオ体操は、まだ序章に過ぎない!?
『ラジオ体操第一~!』
陽射しが強い夏。
まだ朝の六時半だというのに、太陽が顔を出している。
空気は少し肌寒いが、半袖半ズボン一枚が丁度いい。
近くの公園で朝早くから、子供達がわいわいとしているのを見かけ、何をしているのかと思い、その公園に足を運んで見ると…。
「おっ、懐かしいなぁー。まだやっていたんだな。」
彼の名は『小田拓也』(27)、会社員、ちなみに独身。
現在、特に理由もなく長期休暇をとったものの、する事がなかったので、久しぶりに実家に帰ろうと思い、二ヶ月の間故郷に戻った。
「にしても、十何年も経っているというのに、何も変わっていないんだな…。」
それもその筈。ここの地域は特に人口密度が多いわけでもなく、だからといって少ないわけでもない。ただ変わっていくのは、見たことのない店が出来ていたり壊されていたり、住宅も見た目が変なものばかりだ。
ぼぉーっとしていると近くにいたおばちゃんに、
「あら、あなたも体操しに来たの?」
「あっ、いえ、僕はただ、通りかかっただけで…、」
「遠慮しないで、来なさいよ♪朝から身体を動かすと、とても気持ちいいのよねぇ♪」
と、こんな感じに彼の二ヶ月間の生活が始まるのだった……。
こんにちは、こんばんは。皆さん読んでいただきありがとうございます。
今回、ちょっとした日記みたいな感じを想定につくりました。
まぁ、長く続けるように頑張ります(笑)