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一話 彼にカレーを作ったんです

一話 彼にカレーを作ったんです



 エスパーダ達五人の小人が人間サイズのカレー(一人前)を前にして、要の食リポを今か今かと待っている。


 しかし良い感想を期待しているのはエスパーダだけで、スミス姉妹はゲテモノを食べる人を見る感じだった。黒星はやり切った顔をしていて、アックスは要を恨めしそうに見ている。


「早く食べて。自信作よ」


 要はスプーンにご飯とルーを乗っけて一口サイズのカレーライスを作り、口に入れた。


「あれ、薄味じゃない⁉︎」


 予想よりも人間のカレーに近い物だった。味も辛さも。


「うまい、うまいよエスパーダ」


 要はカレーを食べ続ける。


「嘘だ」


「姉御に気を遣わなくて良いんだよ、要さん」


 ライトハンドとレフトハンドは要の反応が予想と完全に反対だったらしい。若干エスパーダに失礼な物言いで、案の定小突かれた。


「まさかエスパーダの味付けで食べられるやつがいるとは……」


 黒星の反応も、エスパーダが成功することを思っているものではない。


 みんなの認識の中ではエスパーダは料理がうまくないということだ。


 アックスの妬みの視線を受けながら、要はカレーをどうやって作ったかを振り返る。確かに要や黒星が一人で作るよりもわちゃわちゃしていた。


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