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一般盾使いの冒険記  作者: まちゃかり
第2章 ギルドパーティー結成するよ
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2-閉話 盾の独白

 少し前にこの人達なら仲間と思っていいと言った。それは今も変わらないし楽しいと思えている。しかし今はモリヤミに行くというものはあるが、果たして俺達は大きな目的が何も無くブラブラ歩いていていいのだろうか?


 一応俺は四天王を倒し武功を挙げたらさっさと家に帰ってそっから1人で旅するか家業を継ぐかのどちらかの予定だったけど、最近心変わりしてな。


 近い未来、よつばが居なくなったりしても、四天王の一体を討伐したりしても、もし仲間が付いていくと言ってくれたなら、俺は冒険者を辞めないかもしれない。


 なんだかんだ馬鹿でかい家も手に入れちゃったし、金は……なんか仕事探そ。一応、四天王とか人類にとって脅威の存在である者を討伐したら地域にある冒険者ギルドを通じて表彰式と金をたんまり貰えるらしいけど、やっぱり現実的ではないし、それにそんな奴そうそう現れない。




 そんなわけで俺の現在をしゃべるのはここまでにしといて、仲間達の目的や目標を自分が知ってる範囲で振り返っていこう。


 マールと梓さんはモリヤミに帰る途中らしいけど、ガドラだけは分からずじまいだ。ガドラはこの旅に同行してどんな目的があるんだろう?


 ガドラはノリと勢いで採用しちゃったからね。ちょっと考察してみますか! 確かガドラはリザードマンで、ジュンティルと幼児が大好きな奴。


 ジュンティルは龍か馬かようわからんけど相棒らしい。幼児に関しては憶測だけど、よつばを口説いてたり誘拐未遂やらやってたから多分そういうことなんだろう。


 そういやマールが一番謎に包まれてる気がする。あいつは全く素性を明かさないし、ずっと昔に見捨てられたとか言って泣いてた件もあれからその話は全くしていない。


 まあそのうちわかるだろう。多分ね。


 話は変わるが、これでもよつばはパレンラトス王国の王女だ。おっとこれでもと言うと本人が怒るからこの日記に留めておくが。


 偉い人で普通は手の届かない人。一応今のところ野宿とかは一回しかやってないけど、まさかここまで適応能力があるとは思わなかった。


 今は訳あってお忍びの身だけどやっぱり身分は雲泥の差だし、本人はよくても俺達は普通の人だからもし王国が態度を硬化でもしたら普通に殺されるだろう。


 ていうかいつまでこの旅に同行しなきゃいけないんすかね? 今冒険者の街に着いてひと段落している最中だけど、流石に王女様がここにいちゃいろいろとマズいでしょうよ。


 とりあえず明日また日記書く。

同時刻に「壺割騒動と宅急便の人」を投稿しました。そちらもよろしければご覧ください


(注)非公開にしていた短編を大幅に改編したものです。

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