2-22 冒険者の街に着いたぞ!
もうすぐモリヤミの冒険者の街に着く。首都はなんだかんだ近いことがわかった。疾風丸達も後に来るらしいからね。
代理王が手配したあの馬車じゃあここまで走れてはないだろう、改めて思う。ガドラのジュンティルって凄いんだな。
そもそもジュンティルっていう生物が存在してるのが謎。自分が生きてきた中で見たことがない生物なんだけど?
「まあ今更感あるか……」
このまま魔物とかに遭遇でもしなければもう数分も経てばモリヤミに着きそうだ。
だけど......近道はどうも道の整備ができていない。すぐ近くに四天王の幹部が住んでいる城があって整備が行き届いてないのもあるしそれも仕方ないのかもしれないけどさ......
やばいまたリバースしそう...... このガタガタ道を進むということは乗り物酔いにとって地獄だったりする。てなわけで俺だけ馬車を降りて後から馬車を追いかけていくことにした。ガドラは配慮してゆっくりと進んでくれるようだが。
◇ハルト•状態異常:乗り物酔い
多分状態異常的なのが出てるんだろうなぁ。
望月さんも馬車から降りて看病してくれた。
「ありがとね望月さん」
「望月でいいよさん付けは堅苦しいから。リフレッシュ! これで少しは楽になった?」
聖人か? この人。
「カームは確か魔力を味方に分け与える。いわゆる補助魔法ですわね。今回は元気を与えるために使ったようですの」
もはや俺の心配はせず呑気に魔法解説をしているそこの魔法使い王女。後で覚悟しとけ。
それにしても、この城......まるで廃城だ。村人さんが言ってたけど元々廃城だったところを幹部らが住み着いたんだっけ? なんで討伐隊を呼ぶなり対処ないんだろな?
「着いたぞーー!」
◇モリヤミ 冒険者の街ビギニング◇
「どことなく故郷を思い出す街だなぁ。あっ! これが噂に聞く獣人かな?」
「アタシが初めて来た時と同じ反応をしてる……異世界ってもっと中世らしいの想像してたけどこの街だけは違うのよね」
確かに見慣れない店や服を着ている人がチラホラと。
「ジュンティル、聞こえるかい。数々の子供達の声が聞こえるよ!」
ガドラは言動からガチ犯罪だから発言を慎んでくれたら嬉しいな。
「それよりも冒険者ギルドはここだな」
ここの冒険者ギルドはアリシアよりも整備面が充実していた。さすが冒険者の街と呼ばれる街だなぁ!
◇一方その頃◇
「ヘックション!」
「どうした廉太郎?」
「どうしたのいきなり立ち止まって」
「なんか……嫌な風を感じたンゴ……」
「なんだ廉太郎。バカでも風邪は引くんだな」
「おい待て! それが僕のことを言っているならその呼び方はやめてもらおう! さもなくばいかに僕の頭がバカなのかをここで証明することになるンゴ!」
◇◇◇◇◇◇
第3期に続く





