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一般盾使いの冒険記  作者: まちゃかり
第2章 ギルドパーティー結成するよ
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2-5 よつばとユウキ

 国境を越えてモリヤミに向かう途中、山を越えるためにガドラが見つけてきた洞窟で野宿をすることに。


 さてと、みんなが寝たらアリシアで密かに調達してきた道具達の調整をおこなおう。後々絶対役に立つだろうし。そう思っていたこの夜だったのだけど......


 みんなが眠っていく中、よつばは外に出ていて今日頭に被っていた帽子を大事に懐に持ちながら星が光る夜の空を見上げて黄昏ていた。もしかして眠れないのかな?


「ねぇハルト。まだあなたも眠れてないの?」


 よつばは後ろを向いてないのに俺が背後にいることが分かってやがってた。にしても......自分でもわかるくらい声に元気が無い。何かあったのだろうか?


 少しの沈黙が星の夜の中続いていた。久しぶりに見る星は綺麗だった。夜ってこんなに生命の輝きみたいな光を放ってたんだなって今更ながらこの景色に見惚れていたのである。


 どれくらいの時が過ぎたのかな、うん実際は数分ぐらいしか過ぎてないかもだけど。ふとよつばの顔をチラッと見てみたらどことなく不安そうな顔をしていた。


 俺は思い切って何か飲み物いるかと話しかけてみることに。すると、紅茶と一言返事が返ってきた。


 さっそく俺は魔法のフレア•ウォーターのツーコンボを使って紅茶を2人分作りよつばのもとにコップを持っていく。


 よつばも俺と同じで故郷に帰りたいのかな......けどコイツは自分から行きたいと言った口だからなぁ。自分からよつばの考えごとをさわざわ掘り下げる気は無いから別にいいのだが......


「ねぇ......」


「ん? どした?」


 なんだろう? どことなく寂しそうな感じで......やっぱりこのまま旅を続けるのを中止して国に帰ろうというお誘いかな? わかるわかる怖いもんな。


 ちなみに俺はもちろん大賛成だ。もとより俺は無理矢理ここに連れられて来てるわけだし、なんなら国が俺を面倒してくれたら四天王討伐しなくて済むしいいこと尽くめなのだよ!


「やっぱり今日何か隠し事をしていますわよね?」


 クッ......ですよね~。故郷に帰りたいけど一緒に帰らないとか、国が俺を面倒見てやるとかどうとかの話では無いようだ。


 ていうか隠し事? 別に隠し事は......あっ!? これはこれで面倒なことになりそうだし少しよつばの思惑について探ってみるか。


 なんでそんなことを聞くのかとよつばに問いかけてみると、どうやら今日1日ハルトの表情や顔色、さらに言動がどことなく思い詰めていたらしく、何かあったのかなと思っていたようで......


 どうやら幼馴染であるよつばには、何も隠し通せないか。完全に朝の出来事引きずってることバレてる。


 だけど、マールのM疑惑だけは隠し通したい......いやそれは今関係ないだろいい加減にしろ! とりあえずコイツを落ち着かせよう。


「なんだよ~? 普段は人の気持ちを考える前に話してるくせに。俺は大丈夫だよ心配しすぎだっつーの」


 よつばは真剣な眼差しでこちらを見つめている。なんだよ、今日のお前やっぱり変だな......?


 とにかく今日起きたことを話せばいいのかな?


 どちらにしてもよつばの探究心の前ではどうにもならないと分かっているので、俺は今日起きたことを包み隠さず話してみた。するとよつばはやっぱりですのと呟いている。


 なんだろう、こっちもこっちで意外と闇抱えててそうだ。


 どうせ修行するために夜通し起きる覚悟をしていたんだ。ついでにユウキについても何かわかるかもしれないと踏んだ俺はもっと詳しく話を聞かせてもらうことにした。


◇◇◇◇◇

次回に続く

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