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3 レベルアップ

日時指定で予約投稿してみました。

勇二は放心状態で体躯座りをしていた。

顔面を膝に押し付け全てから逃げ出すように。

どのくらいの時間がたったのだろう。

顔をあげ窓を見る。

外は暗闇だ。

余談だが勇二のトイレには何故か文明の利器がる。

とは言っても明かりとして電気の光があるのと、ウォッシュレット付のトイレがあるだけなのだが。


「どうすべか・・・。」

別に訛ってるわけではない。

ただの不安を隠すための強がりなのだ。

「ステータス」

ありていに言えば暇だったため、無意識のうちにステータスを確認する。



名前:ユージ

種族:人族

年齢:26

職業:裏勇者【封印中】

状態:健康

LV:56385

HP:563940/563950

MP:563850/563850

SP:56395

スキル:トイレ機能追加

称号:超変態、大気圏突入、龍の天敵、超越者


「レベルが上がってる。」

絶望からの光明、しかも子供がいたずら書きしたようなレベルだ。

この世界の人間の平均レベルがいくつか知らないが、どう考えても異常なレベルだろう。

HPも増えているし、何より0だったMPが増えている。

その他にもSPやらスキル・・・トイレ機能追加という名前は兎も角、無かったものが増えている。

称号も気にはなるが、SPとスキルだろう。

考えが正しければSPはスキルポイントでスキルを覚えられるだろうし、スキルは便利な技能だろう。

勇二は震える指先でトイレ機能追加をタップした。


別なウィンドウが開く。

溢れかえるほどの文字の羅列。

息をするのも忘れながらその文字列を追う。

途中ではたと気づき、一旦作業を中断し、SPをタップする。

同じ様に出現するウィンドウ。

目を皿のようにしてあるスキルを探す。

「あった。」

勇二が探していたスキルは「鑑定」であった。

必要SPはたったの1、もちろんすぐさま取得した。

再度ステータスを出す。


名前:ユージ

種族:人族

年齢:26

職業:裏勇者【封印中】

状態:健康

LV:56385

HP:563940/563950

MP:563850/563850

SP:56394

スキル:トイレ機能追加、鑑定

称号:超変態、大気圏突入、龍の天敵、超越者


鑑定をタップする。

何も起きない。

鑑定に意識を集中する。


鑑定:R

鑑定したい物に意識を集中すると鑑定する事が出来る。

生物に対しては相手とのレベル差により妨害される可能性がある。


次にトイレ機能追加に意識を集中する。


トイレ機能追加:U

スキルポイントの消費する事により神のトイレに機能を追加することが出来る。

ソート機能、検索機能有。


「もしかして・・・。」

結果、別ウィンドウが開くものはソート、検索機能付きらしいと分かった。


とりあえずはここまでにして、いよいよ本題のトイレについて鑑定する事にした。

便器を眺め意識を集中する。


神のトイレ:破壊不可

創造神が作りし至高のトイレ。

登録主:ユージ


ビンゴだ!!

だから、どうやっても壊れないのか。

ということは・・・急いでステータスを開き、気になるところを鑑定した。


裏勇者【封印中】:レベル制限解除、経験値増加、スキル取得緩和、アイテムボックス

魔王に勇者が敗れた際の保険。

勇者が魔王に敗れた際に封印が解かれる。

封印が解かれた際にはステータスが倍化する。


え・・・つまり勇者は別にいて、俺ってその勇者が負けた時の保険なのかよ。

それと、魔王が倒された場合はどうなるんだよ。


・・・今はどうこう思っても何も出来ない。

まずは情報だ。

ステータスを開いてるついでに称号も鑑定した。


超変態:変態に対し絶対の命令権を持つ、変態行為に対して天罰が自動発動

神に超変態と認められた者。


大気圏突入:落下ダメージ無効

アース史上初めて大気圏に突入した者。


龍の天敵:龍種に与えるダメージ100%増加

一定以上の強さの龍種を一定以上狩った者。


超越者:レベルアップ時の必要経験値の一定化

レベル10000を超えた者。


う~ん、変態に対しての命令権なんか持ちたくないんだが。

それより、龍の天敵ってなんでそんな称号持ってんだ?

分からん。


まずは、取得したスキルでトイレから脱出出来るかとトイレ機能追加だな。




上手く出来たら次は12時に投稿します。

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