劇間 理由?
―ボクは・・・なんで旅に出たんだろう?―
旅に出て数日たったある日の夜星を見ながら、一人ルーンは思った。
―旅に出たときの記憶がはっきりしない・・・―
ルーンは自分の記憶を探ってみる、獣を殺し生存者を探したところまではわかるのだが・・・
―まぁ、いいや。あそこにいてもいいことなんてもうひとつもないんだし・・・―
そう自分を思い込ませ、ルーンは考えるのをを止めた。
暗い部屋に男と女がいた。
女は首をたれ、男は座っている。
「ディオラ・・・ノクターンが動いたそうだな・・・」
低い声が部屋に響いた。
「はい。現在、ポップスとバラードの力でクリアムという町にくるよう仕向け、これから私も向かいます。」
首をたれた女はいった。
「なんとしても捕らえよ。彼女らはわれらの子羊なのだから・・・」
男が言ったとたん、
バタンッ
「何事だ!」
部屋の戸が開き、黒髪の女が荒い息をして入ってきた。
「大変です!レリースで、ファンタジーが現れ、レリース支部が襲撃され、壊滅状態に
陥りました!」
ハハハハハハ!!!!
部屋に低い笑い声が響いた。
「まったくあやつは!レリースには、Zを送れ、必ず捕らえ幽閉しろといっておけ!」
ハハハハハハハハハハハハハハ!!!
いつまでも笑い声は続いた。いつのまにか女はいなくなっていた。
―そうだ。いく先は、クリアムにいこう。あそこには、精霊がたくさんいるらしいから、
扉とか、あの女の人とかのきっと話が聞ける・・・ボクも・・・精霊になっちゃったんだし―
ルーンはまどろみの中で思った。
ファンタジー・ポップス・バラードは今後の話に大きく関係します!ちなみにノクターンは誰かわかりますよね?・w・