opening
この話は本編ではありません。次の第1劇からが本編です。
薄暗い本棚に囲まれた部屋真ん中には古びたいすと机・・・
そこに一人の黒髪の女性が座っていた。
彼女は彼女の世界で女神と呼ばれる存在・・・
彼女は口を開いた・・・
「あなたはここに何をしにきたの?もし、物語を聞きにきたのなら
今一度、私とお付き合い願おうかしら?」
そういい、彼女は立ち上がり、ひときわ古びた本棚からその抜けるような白い手で
一冊の無題白紙の本を取り出した。
「このお話はまだ先がないの。ここから作りましょう?私が歌い、聞き手はあなた。
この話が、幸せな話か、それとも、不幸せな話か・・・其れはまだわからない。」
その美しい声で女神は歌いだした。 私たちは聞き手物語に干渉することはできないけど
ただ聞くことはできる。
「それは・・・ほかの世界からはディビィションと呼ばれる世界・・・
そこには人と人の姿をした精霊達がすむ世界・・・」
さぁ、いま物語は始まった 女神によって作られる新しき世界が・・・いま・・・はじまった・・・