第6話 初めて見る異世界人
色々とあって遅れました。 すみません。 出来るだけ投稿を早めます。
どうも〜 加藤 健二です。
今、 船長室っぽい所で高価そうな椅子に座っています。
その船長室の室内は、 本棚や高価そうな机、 コンパスや異世界の地図などが綺麗に整理されています。
これだけで船長が真面目ってことがわかります………
てか、 なんで敬語で話してるんだ俺は!
そう思いながら本棚から一冊の本を取り出し適当なページを開く。
うん、 全くわからん。
はぁ〜、 と溜息をつきながら、その本を元の場所に戻す。
「入るぞ」
すると、 本を戻したのと同時に、 聞こえてきた女性の声。 俺は思わず立ち上がる。
扉が開き、 この場には似合わない装備をした女性が入ってきた。
「すまん、 少し待たせてしまったな。
………ところで、 適当に座って、 適当にそこらへんの本でも読んでいても良かったのだぞ? 」
騎士のような鎧をした女性は、 歩みながら俺にそう言った。
「いえいえ、 別に良いですよ」
この世界の言葉、 解らないし……… 仕方がないよね。
この部屋で、 一番高価そうな椅子にその女性は座り、 俺の方を向いた。
「さて、 本題に入るが………… お主は何者だ?」
「はい? 俺はヨザクラ王国の者で「ヨザクラ王国の者はそんな格好をしないぞ?」な?!」
国自体はあるようだが、 少し前に水夫の前で言っていたことは嘘だったようだ。 (第5話参照)
「それはそうとして、 お主は異界の者だろう? 神様はそう言っていた」
「異界って、 天界とか魔界とかを指していることですよね? 俺は神様でもなく魔族でもないただの人間ですが?」
てか、 神様の声が聞けるって、 聖女様か何かかな?
「そ、 そうか? すまない」
「別に謝らなくても良いのですが……… でも、 助けてくれたんです。 俺の正体を話しますよ」
「な、 なに?! 正体をやすやすと語ると言うのか!」
「はい、 貴方は悪人とかでもなさそうですしね。 まぁ、 秘密にはしてほしいですけどね」
「ああ、秘密にする」
今更だが、 言ってしまっても良かったのだろうか? まぁ、 既に約束してしまったから言うが………
「俺の名前は加藤 健二、 この世界とは違うせ………」
突然の爆発音、 その音と同時に船内が揺れる。
「な、 何事だ!!」
騎士のような女性はそう叫ぶ。
誰かが、 この部屋の扉を外から開ける。 それは、 水夫の声だった。
「船長! 闇に紛れて海賊が砲撃してきました!!」
おまけ
『作者、 この作品、 訂正箇所が多いな』
『お姉様、 私もそう思います』
「うう、 訂正せねば………」
『まぁ、 がんばれ』
「あぁ、 夏休み満喫したい」
『天罰!!』
「ギャァァァァ!!!!」
『ナイスだ、 レイ』
『当然の事をしたまでです。 お姉様』
『今回はここまでだ』