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第3話 箱の中身


「………今更だが、 何してるんだ俺は」


 さっきまでしていた事に対して、 俺は呆れ始めて居た。


「神はいたが、 神に対してなんで助けを求めていたんだ? 神がそうそう人を助けるわけがないだろう? もし、 神が人を助ける事があったら、 世界はもう少しマシな世の中になっていただろうし…………

 はぁ〜、 人間の心理ってなんでそんな事をするのだろ?全くわからん」


 自身が考えた事に対し、 深く考え始める。

 そんな事を思っていると、 ある物が目に映る。


「そう言えば、 この箱はなんだ?」


 狭いボートの中でオール以外に、 何故か二つの箱が置いてあった。

 一箱は、 “ フライングシャーク ” (今名付けた) 襲撃時に武器候補にした長方形の箱。 結局はオールで撃退? して、 それは使ってはいない。

 一箱は、 正方形の箱。 今ある事に気づいたヤツだ。


 話変わるが、 “ フライングシャーク ” て、 ネーミングにしたが、 俺からしてもネーミングがダサいと思った。 せめて、 “ 飛び鮫 ” にでもすればよかったか?


 深くのめり込みそうだ。 話を戻そう。

 まずは長方形の箱からだ。


 箱をゆっくりと開ける。

 ギィ、 と音を立てながら蓋を上に動かし開けた。 すると中には、 クッションに包まれた レバーアクション式ライフルと革製カバーにはいった銃剣が……… て、 オイ! 九九式狙撃銃はどうした!?


 そう思いながら、 箱の中身のクッションを取り出す。 すると底には、 その銃の物であろう弾薬がギッシリと入っていた。 だから、 九九式狙撃銃は!? まぁ良い。 次だ!


 次は正方形の箱だ。

 正方形の箱を開ける。 さっきの箱よりも軽い音がした。

 中身は沢山のケータイ食料と水入りボトル (1L) 3本、 板チョコレート3枚、 あと、 何かが書いてある紙が一枚が入っていた。

 ………正直これって、 結構口がパサパサになるヤツだよね。 水とかが足りるか?


 さ、 太陽が沈む前に紙を見よう。

 その紙は、 日本語で記されている。 名前は……… 誰これ? “ シュワルベ ” と書いてある。 第二次世界大戦の戦闘機の名前だよね。 ミーティアさんの名もそうだけど……… まぁ良いか。 異世界だし。

 さぁ、そんな事は無視して読もう。


『青年、 すまない。 転送ミスったわ。 本当にすまない』


 うん……… これ、 誰が書いたか分かったが……… 破って良いかこれ? なんかムカつくし………

 ……… まぁ、 読み終ってからにしよう。 重要な事、 書いてるかもしれないし………


『フフ、 その銃と食料はオレのお詫びだ。 有り難く思え』


 うん! 少し破ろう!

 読んだ部分を破いた。 これ、 読みたく無いわー

 でも、 読まねば………


『あーそうそう、 青年が特典として選んだ銃とかはアイテムボックスにある。 そのアイテムボックスは、 “ 出て来い! ”と念じれば出て来るから、 そこら辺は後でやってみろ』


 ………後でやってみるか。 紙を破いてしまったら、 ミーティアさんに会うまでアイテムボックスに気付かなかったであろう。

 さて、 続きを読むか。


『青年、 一つ忠告しておく。

 怪我しても死ぬな! 怪我しても足掻け! 敵が強ければ、 とにかく逃げろ!

 異世界は甘く無いからな、 これを守れれば、身が長持ち出来る。 さあ頑張れ、 異世界は危険だが、 同時に新たな発見があるかもしれないからな。さあ行って来い! そして、 異世界を楽しめ!!

  オレからは以上だ』


 ここで文字が途切れる。 その文章は彼女なりの “ 名言 ” なのだろうか?

 まぁ、 それはそれとして、 すでに死にかけてるのだが、 逃げれなかったのだが、 忠告見る前に忠告破っているのだが、 ついでに手に痣ができたのだがどうすればいい、 これは!?


 俺は知らないうちに、 何故か興奮していた。 ちなみに、 しばらくすると、 再び落ち着き始める。


 暇だった為、 とりあえず、 レバーアクション式ライフルの弾薬を装填し、 銃剣をつけて色々と遊んだ。

 遊んでいると、 ある物を発見する。 それはすごく遠くにあるが、 形はなんとなく分かった。

それを見て俺は………


「………あれは、船だよな……」


 と、 思わず口に出した。 だが、 気づいてくれるだろうかと不安になる。

 俺はこの状況の打開方法を考えることにし、 脳を強制的にフル回転させる事にした。



おまけ


「どうもー、 またまたおまけコーナーです! 今回も、 作者の猫鉄砲隊とゲストのミーティアさんの姉……… いや、 シュワルベさんの二人でトークをします。 皆さんまた、 よろしくお願いします!

………ところで、 何故にレバーアクション式ライフルを渡したのですか?」

『ようやくオレの本当の名前が………、 あ? どうした?』

「なんでレバーアクション式ライフルを選んで渡したのかを聞いたのですが………」

『あ〜、 それは適当だ』

「適当にですか」

『ああ、 適当だ。 適当でなにが悪い?』

「いえ、 適当で別に良いのですよ。 ですが、 せめて拳銃の方が良かったんじゃないかと内心思って」

『良いだろ、 別に適当に種類を選んで、 適当に会社も選んで、 適当にその会社の銃の種類を選んでそれを出しても………、 ん? どうした?』

「すまない、 さっきから適当という言葉が多くて分からなくなってきたからつい………」

『………たく、 今回はここまでだ、 また次回に!』


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