第1話 タスケテー
誤字脱字にご注意下さい。
この作品を見ていただいた皆様、 少しでも見ていただいてありがとうございます。 これからも書き続けていきます。
2018年7月2日18時27分訂正しました。
どうも、 加藤 健二です。 今、 俺はどこに居るでしょうか? ヒントは人が居ません。
早過ぎですが答えを言います。
正解は、 大海原のど真ん中にある手漕ぎボートの上です。
いやー、 実に大変ですよ。 召喚されたらまさかの大海原で、 更にはミーティアさんとまではぐれてしまうとは……… て、 おい、 ミーティアさんの姉! あんたは女神様だろ! 転送に失敗すんじゃねえよ! どうしてくれる!!
………まぁ、 少し冷静にならねば、 あいにく太陽は真上にある。 地球の常識通りであれば、 まだ昼間であるはずだ。 だから、 暗くなる前にまだ考える時間と行動出来る時間があるはずだ。
まずは周囲を確認しよう。
周りを見渡す………
ん? なんか近づいて来る。 あれはトビウオか? なんか、 トビウオにしてはデカイ様な………
いや、 違う! あれは鮫だ! 鮫に羽が付いているんだ!! やばい! 何か武器になるものを………
ボード内を見渡す。
武器になりそうな物はオールと長方形の箱ぐらいだ。
とりあえず、 オールを取る。
内心、 どこの剣豪と思いながらも、 気を引き締める。
鮫との距離が近づくと共に、 ある感情が強くなって行く。
鮫は本体より巨大な羽を広げ、 凶悪な歯を見せるかの様に口を広げ、 水面ギリギリを飛行する。
俺との距離10mを切る。
鮫は最後の潜りをし、 俺を狙って再び飛び立つ。
残り5m
異世界にさっき初めて召喚されてきて、 ここで死ぬかも知れない………… だが………
残り3m
まだ、 生きている……… なら………
残り2m
最後まで足掻く!
残り1mの所で、 持って居たオールを素早く構え、 オールを勢い良く鮫の鼻先に向けて前進させた。
「ここで死んでたまるかァァァ!!!!!」
鮫の鼻先にオールが垂直に命中すると同時に俺の意識は消し飛んだ。
おまけ
どうもー、 猫鉄砲隊です。 一人ですが数人いる様に思える様な名前なのですみません。 せめて 、 “ 隊 ” を “ 兵 ” にすれば良かったでしょうか? まぁ、 気にしないのが一番です。
さて、 この “ おまけ ” では、 この作品に登場する人物と一緒にトークをする所であります。 ですが、 大体話す相手は同じです。 そうやすやす出しやすい人物なんて居ませんしね。
「さて、 今回第一回目のゲストは、 ミーティアさんのお姉さんです! 出てきてどうぞ!!」
『…………』
「あのー、 ミーティアさんのお姉さん、 どうしましたか? 出て来はしましたが、 口をポカンと開けちゃって……」
『……しゅ…』
「しゅ?」
『………主人公がそう簡単に死ぬものなのか!?』
「あだだだ?! ミーティアさんのお姉さん、 首を締めないで、 死んじゃう死んじゃう!!」
『さあ、 作者を答えよ! 答えるんだ作者!!』
「こ、 今回はここまでででで、 また次回いいい…………」
カクッ ( 猫鉄砲隊、 失神 )
『おい! 起きろ! 作者!!』