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第12話 最悪な時間 中編2

用事がありまして遅れてしまいました。 出来るだけ早く投稿できる様に頑張ります。



 私が、 この世界に転移した時、 加藤様と逸れてしまいました。 シュバルツお姉様に何かトラブルが起きたのでしょうか? 心配です。


 それに、 加藤様の事も心配で心が一杯です。



 ですが、 自分の身の方でも正直危険でした。 何故なら、 ボート無しで海に漂流していたからです。 ただ浮いている事しか出来ず、 それだけで、 半日は過ごしました。


 しかし、 私に転機が訪れます、 それは、 自分の事をおじさんと名乗る旅人の方に助けてもらった事です。 その旅人の方は、 1人でヨットに乗っており、 私が漂流しているのを見て、 船が無い事に危険を感じ助けてくれたそうです。



 これで、 今日は大丈夫だと思いました。 ですが、 また不幸なことが起こります。

それは、 海賊に襲われたことです。 その事は今日なのですが、 インパクト的には十分でした。


 もしあの時、 『お嬢さん、 海に飛び込め!!』と言ってくれなかったら、 何も出来ずに天界に戻っていたでしょう。


 旅人の方と一緒に、 海賊に降伏しましたが、 何故か私は、 マストの柱に縄で縛られ、 そして気を失いました。



 しばらくして、 眼が覚めると、 目の前に見覚えのある姿をした青年が、 腰を前に倒して銃をマストに刺していました。


 縄は解けますが、 何か違和感を覚えます。 それは、 彼の両腕に赤く細い線が肘の部分に出来ていた事です。


 彼はまだ気づいていないらしく、 その銃を彼は抜こうとしました。 しかし、 抜ける事がありませんでした。


 彼の両腕から、 赤い液体が吹き出し、 私の頬や服に、 それが付きます。


 服にはそれが染み着き、 頰についたものには涙の様に流れます。


 彼はそれを見て、 口をパクパクと動かしながら、 彼は叫びます。


「俺の腕が無くなってやがるゥゥゥゥゥ!!!!!!」


 私は叫ぶより先に、 再び気を失ってしまいました。



 ですが、 次はすぐに目を覚まします。 目の前には、 彼が両腕をなくした状態で、 刀を持ったまま倒れている人の前で息を切らせながら立っていました。


 私はそれを見て固まっていると、 彼は私を見て言いました。


「ミーティアさん……… 貴方は……… 隣に横付けされている…… 船に逃げてください……… 俺は………後から行きます………」


 彼はどう見ても自殺行為を行おうとしている。 私は緩んだ縄を解き、 彼の元へ走りました。 ですが、 たどり着く前に彼は倒れてしまいます。


「加藤様!!」


 私は倒れた加藤様の体を起こし、 顔を見ました。 彼の顔色は、 段々と悪くなって行きます。 すぐに回復魔法を唱えなければ死んでしまうでしょう。


「加藤様! 今すぐ回復魔法を………」

「すまない………… 後は…… 頼み… ま…… す」


 加藤様の意識は失ってしまいました。



おまけ


『ようやくミーティア視点が出てきましたね』

『だな』

「よ『ところでお姉様、 どうしてミーティアには何もしなかったのですか?』 オ『ミーティアは精神力以外では強過ぎるし、 その方が面白いだろうし』 う『でも流石にそれは………』 気狂いな!『『テメェが (貴方が)言うな (言える立場ではない)!! 』』 ヒドイ!」


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