第1話 始まりの始まり
ゲームの話をしよう。
え?自己紹介?知らない、そんなの。あとあと。
俺はゲームが好きだ。大好きだ。めっちゃ好きだ。
俺のゲームの使い方。
いや、使い方というと、ゲームに失礼だ。遊び方。
それは、恐らく一般的なものとは異なるだろう。
まず、楽しみながらストーリー的なものをクリアする。
この上で重要なのが、"楽しむ"ということである。
っていうか楽しまなきゃゲームじゃねえから!!!そんな人類認めねえから!!!
…失礼、少し熱が入り過ぎた。(因みに俺は熱が入り過ぎているかのラインはエクスクラメーションマークの個数で分かる。3個はギリアウト。)
まあ、俺レベルの人になれば、意識せずともめっちゃ楽しむことができる。
ストーリーをクリアする。その後が、俺にとっては重要となってくる。
やりこむ。人間に可能な域までを全て。
表現するのは簡単だが、実現するのは難しい。
そうだなぁ、簡単に表現するなら、裏ラスボスを1ターンで倒してしまう様な感じだ(俺にとってはそれも通り道でしかないのだが)。
だが、俺はTAと呼ばれる誰が最速でラスボスを倒せるかみたいなのは好かない。
なんっか、ちげぇんだよなぁ。
なんか、そういうのは楽しむの域を超えてる気がするんだよなぁ。
まあ、てなわけで俺は要するにゲーマーだ。
ゲームは楽しい!みんなやってくガンッ
「なにすんだよ!俺はゆっくりしてるだけだってガンッだから何なの!?」
「えーっとね、1発目がなんで1人でぼけっとしてんのかなっていうので、2発目は、えぇっと、気分かな?」
「1発目の動機はともかく、2発目の気分ってなんだよ気分って!!気分で人を殴るなよ!!」
1発目の動機はともかく、って言っちゃってるあたり、俺もかなりやばい。
こいつにかなり慣れてしまっているようだ。
こいつの名前は金糸雀舞。訳有って同居している。
ってなんでこいつの名前を先に言っているんだ!全てこいつのせいだ!
俺はもともとゲームの話の続きに自己紹介をしようとしてたのに!!
んで、俺の名前は御薬袋祐樹。もう一度言うが、ゲーマーだ。
この話は、この2人の、些細な日常。ちょっと変で、ちょっと面白い。
そんな二人の、些細な日常。
そんな、お話。
お楽しみ頂けたでしょうか。
これからも頑張ります。