はじまりはじまり?編 ②
所は、変わってキャラバンの中
「ロソ! あとワンペア!」
あ、あとワンペアだと、させんぞ コール!
「や、やめてくださいよ。スチルさん
ロソいってからコールなんてずるいですよ」
うるひゃい、それがどうした
「ちょ、ストップ 二人ともちょっと落ち着こうか」
これが落ち着いていられるか。俺のパンがかかっているんだぞ、つーか何故に俺のパンが賭け事に?
「置きっぱなしのスチルさんがいけない」
「早く、賭けに使ってという声がその パンからしたの」
パンがしゃべるかーい!
「そんなに、文句ばっか言ってたら、女が寄り付かなくなるわよ」
そ、そうなのかこれからは文句は止めよう。
「あれ、そんなにモテたいんですか、スチルさん」
ふん、年中モテ期の貴様に俺の気持ちは、分からないさ。
「それもそうですね♪」
開き直るなよおい
「あ、また文句いった」
……いまのは、文句なのか、そうなのか、おい、誰か教えてくれ。
俺と、ラテナとルドの押し問答の中、
いきなり、静かにだが、やけに通った声が聞こえてきた。
「コールアキス、 フルマンスと四面大乱国決まりによって、勝ちが決定
パンは貰ってく」
この声の持ち主は、いままで、唯一真面目にゲームを進めていた人物シルだ
その、言葉は、この戦いの終わりを示すものでもあった。
(フルマンスと四面大乱国決まりだったらレートは、何倍になるんだろう?)
シルは静かに立ち上がり、テーブルのパンを持って自分の部屋へと戻っていった。
実は単にパンが欲しかっただけではないか…………という思いは、心の奥底にでも閉まっておこう