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花男と俺は友達

作者: 花男

下品な話です、気分を害されたら申し訳ありません。

何となく思い浮かんだので書いちゃっただけです。

時間を無駄にした、と言われても仕方ないほどのくだらない話です。


注 この作品は自伝ではありません。


俺の名前は金剛 孝仁。


見てくれは、中肉中背、顔も普通だ。


頭の出来は・・・普通だ。


今、俺は仕事中である。


何をしているかって? デスクワークだよ、後は秘密だ。


目の前の机に、後輩の斉藤が居る。



まあそんな事はどうでもいい、今とても困ってる事があるんだ。


俺は鼻がムズムズしていた、斉藤も俺の事を見ていなかったから、鼻の穴に指を入れたんだ。



そして奴は俺の前に現れた。


俺は今まで28年間、生きて来たがこれ程の大物に出遭った事はなかった。


これほどの大物を、今までの小物と同じに、床に捨てていいのだろうか?





俺は・・・今とても悩んでいる。


一つ言っておくが、俺はふざけてなんかいない・・・・【本気だ】











俺は・・・・鼻糞を・・・・食べようか悩んでいる。


それなりに生きてきたんだ、鼻糞くらい食った事はそりゃあるさ。


でも流石に俺はもう28歳だ・・・鼻糞を食っていい歳ではない。




だけどよ、こんなにでかいんだぞ。


食いたいと思うのは、正常な人間の証だ。


でも俺にだって理性がある、恥もある・・・。


今、俺の頭の中で・・・


【理性と羞恥心】対【未知への興味】が戦っている。


何時もなら理性が圧勝なんだが、今回は違う。


今回の未知は・・・俺を引き付けて離さないんだ。






・・・・そして数分後・・・・


勝敗が決した・・・。


俺は・・・【鼻糞を食べる】。



心が晴れやかだ。



だが問題がある・・・目の前に座る斉藤だ。


さっきから俺を見ている様な気がする。


まさか・・・俺が鼻をほじっていたところを見られたのか?


ヤバイな・・・どうする・・・このままでは怖くて食えない。




俺の掌には大物が乗っている。


食べるのなんて一瞬だ、そうばれる筈がない。


でも・・・もしばれたら・・・・。


斉藤は口が軽い、こいつにばれたら明日には、同僚達に知れ渡ってしまう。



もし俺のあだ名が【鼻糞】になったら俺は恥ずかしくて生きていけない。


もう・・・そうなったら故郷に帰って、家の農場手伝うしかない。


・・・しかし・・・そうなる可能性は低いんだ・・・。





此処は一つ、試しにやって見るか・・・。


金剛は鼻糞を持たない方の手で、顔を触る。


斉藤の反応を見る・・・。


何なんだ、こいつ・・・俺のアクションに合わせて、咳払いしやがった。


駄目だ・・余計に頭が混乱した。




此処はもう、斉藤が気付いてる者として、今後は行動しよう。



俺は斉藤に見えるように、鼻糞を床に捨てる。


勿論、嘘だ・・・実は逆の手で鼻糞は大切に持っている。


この行動で、俺は既に鼻糞を捨てたと斉藤に勘違いさせるのが目的だ。




斉藤・・・・こっち見てろよ~!!!!


おまえな・・・何で見ていて欲しくない事は見てるくせに、肝心な時は見てないんだよ。



くそっ!!!鼻糞は俺の目の前に在るのに・・・何故俺の口に届かないんだよ!!!!


どうする・・・何か手はないか?



金剛は考える・・・頭をフル回転させる。


普段、仕事中でもここまで、頭を使った事はないのに。



一つ・・完璧な方法を思いついた・・・だが、それは俺のプライドが。


簡単な事だ、斉藤の居ない場所に俺が行けばいいんだ。


でもよ・・・斉藤ごときの為に席を発つなんて、俺には出来ない。


大体よ・・・鼻糞を食べる為に、トイレの個室に入るなんて・・・幾らなんでも馬鹿すぎるだろ。



金剛は掌の鼻糞を見る。


お前、そんなに心配そうな顔をするなよ。


俺がちゃんと、食ってやるから。



・・・・・・


ヤバイ、おれ鼻糞に愛着が湧いてきた。


もう、こいつの事、鼻糞なんて言いたくない・・・名前を付けよう。


・・・鼻から生まれた子供・・・。


よし!! 決めたお前は花男だ!!!



言わば俺の分身の様なもんだ。


花男、お前と俺は必ず一つになる。


俺は目線を逸らせながら、斉藤の動きに注目する。


・・

・・


斉藤は両腕を上げて体を伸ばす、目を瞑っていた。


この金剛孝仁様がその一瞬の隙を見逃すはずがない。


親指と人差し指で、花男を摘みそのまま口に運ぶ・・・・・。






・・・しまった・・・焦りすぎて花男は口の中に入らずに唇についてしまった。


俺は即座に舌を出し、花男を口へ・・・・あれ・・・斉藤いま、こっち見ていたような気がする。



ど、どうしよう・・・マジでヤバイ、今絶対に見ていたよな。


何か策を。


金剛はとっさにペッペッと不味そうに吐き出す素振りをする。


正直、花男の味など分からない、気が動転してそれど頃ではない。


・・・此処から逃げたい、この場を離れたい・・・。



斉藤は俺の気持ちを察したのか、立ち上がり恐らくトイレに向かう。


大丈夫な筈だ・・・こいつは見ていない・・・。



だが・・・金剛の最後の望みは空しくも、斉藤の一言で打ち砕かれた。






「・・・先輩・・・俺は、何も見てないんで・・・」






・・・・・・

・・・・


・・


一年後、故郷で実家の手伝いをする金剛の姿があった。




・・・花男、元気か?


俺は・・・元気だ・・・都会を離れ俺は静かにひっそりと暮らしている。


こんな穏やかな生活が出来るのは、全部お前のお陰だ。




ありがとう・・・花男・・・俺の・・・親友・・・。








せっかく書いたので投稿しちゃったんですが・・・まずいかな・・・。

なんの目的も意図もない、くだらない話を読んでいただき、すみませんでした。

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