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夢世界の男たち

酔っぱらったまま死んだ男の夢世界の物語、この世には人の力ではどうにもならない「神事」があり、、人は困ると神頼みをしたり、、過去の人たちに願うような「念仏頼み」をするようだ。

この世には存在しない「神」や「仏」に願う「他力本願」の心があるようだ。

そうして過去から未来永劫生きていくようだ、、そんな死後の世界や「死神」との付き合い物語。他力本願な空想世界や空想空間を作り上げて、心を癒しながら生きていく世界を描いた物語。

生きている間には出来なかった男が〈酔っぱらって〉心の旅をして行く夢世界の話。

短編小説「夢世界の男たち」原作者 献残屋藤吉郎


第一話「笑い神と死神」


第二話「雲に乗った酔っ払い」




〇第一話「笑い神と死神」


人間世界は面白い、、、ついている人間と運の悪い人がいる。

もって生まれた運の良さ、、、何をしてもうまくいかない運の悪い人。

全く不思議だ。。。

なんでだろう。。。

人にはもしかしたら、初めから、、、「笑い神」と「死神」が要るのかもしれない。

「そうだよ、、、いるんだよ、、、笑い神」が、、、

そして、「死神」も口を開けて待っているんだよ。。。あはあはあは、、、と

人は「笑い神」と「死神」につかれると。。。

この物語は「笑い神」と「死神」の話だ。。。。。


(1)笑いの神と幸福の神が聞いた、、、死神に


笑い神が、、、「おい、、、死神、お前はなぜに、、人を不幸にするんじゃあ」と、、、

すると死神は言った。

「おい、笑い神よ、、、よく聞け、、、この世の人間どもが、誰もが誰でも幸せになっていたら

、誰が幸せかわかないだろう、、、人には良きこと悪きことを知らせることが大事なんだよ。

この馬鹿神が、、、うはははは、、、」

そうしたら、、、笑い神が応えた。。。

「あほぬかせ、、、死神よ、誰もが幸せに、笑っていられるのがいいんじゃあよ」

と言い返した。

死神が言うのには、、、、

「この世には笑いがあり、、、悲しみがあり、、人は初めて、喜怒哀楽をするのじゃわい」

と、、、、どちらの言い分もあるような。

この話を聞いてたこの世の番人がいった。

この世にはいろいろな神がいて、、、人の世を面白、おかしくしておるのだと。。。

二人の神が、その他の神が見た人間模様を。。。。それでは「神芝居の始まり」



(2)この世は笑いあれば、悲しい涙り


人の世は生まれたり、死んだりしている。

そのたびに嬉しがって、お祝いをしては笑みを浮かべ、笑っている。

人が死んでは悲しく泣いたりしているような、、、

この世のきまりかもしれない、、、誰が決めたのだ、、人が生まれれば嬉しいと。。

人が死ねば悲しいと涙を流すと。。。

不思議だな、

決めごとならば、、、そん逆でもいいのではないか。

考えてみれば、おかしい、面白いような、、、、笑ってしまうよ。

全てこの世は誰が決めたのか、、、言葉一つで変わるもの。

もしも、死神がいたならば、、、悪い事実は死神がいてもの申しているのか。。。

笑い神が居れば、いいことは笑い神が言っているのか。。。

言葉ひとつで、なんとでも解釈が出来るのである。

従って人は生きることが大事だ。。。

この世にはいるような、、、あるような。

なんと不思議な世の中だ。



(3)笑い神と死神の間に番人が、、、

人間の世界では、、、人は病にかかるような、、、

その時にいろいろな検査がある、、、そして「死神」が出てくる.

そしじゃ山をて、、、死神が言う、、、「どうだ、、検査前のニフレックは旨いだろう、、、あはあはあは」すると、、、笑い神は泣きそうな顔をして、、、、

「まずいよー、まずいよー、飲まな得れば、、、検査ができない、、、頑張れーーがんばれー」

笑い神はこの野郎と思い、、、死神は様あーみろと言いながら。。喜んでいるような。

この世は二つの神の遊、

死神と笑い神の間の番人に弄ばれているような。。。

今回の病は「糞つまり、、便秘」で記念病院へ救急車で運ばれ、、、次の日に小便が出なくなり、出血して救急車でつくば総合病院へ、、、

そして、検査をする、、、「胃カメラ」「超音波検査、」「エムアール」「大腸カメラ」といろいろだ。その結果で治療、、、、検査が終わるまで7日間、何も食べられない、、、、

つらいーーー


(4)笑い神と福の神、、、人の生きる道を邪魔をする「死神」

人の世の道で、、、思うように生きそうでいかないのがこの浮世だ、、、、

絶食が続き、、、検査が終わり、、、そのあとは、まだ食事ができない、、、「情けない、、」

本当にトホ徒歩だーーー涙が出るよ。

これも罰当たりか、、、普段の行いが悪いのか、笑い神が逃げていく、、、福の神に見放されて、、やってきたのが「死神」だ。。。

笑いを込めて死神が言う、、、「まだまだ、お前には幸せはこないぜーーあはあはあは、、」

死神につかれた人間は、、、腹が立ち「この野郎、、俺の道を邪魔するな、、、どこかへいっちまえーーー」と。

しかし、笑い神も福の神も迎えには来てくれない。



(5)だーれのせいでもありゃしない、、、みんな自分が悪いのよ、、、

人とは面白いものだ、、、なんかついていないことがあると、、、なんとなく人のせいに、物のせいにしたくなるような、、、

更には世の中が悪いとか言って、、、自分の努力の無さや力の無さを忘れている。

そして、挙句の果てには「死神」に取り憑かれて、ついていないとおもうようになり、、、

精神的にくさる、

考えてみれば、、、すべて、、、大体が己が悪いのだ。

世の中の、引きこもりや精神的な悩みも、、、自殺もすべて、みんな自分が悪いのよ、、、、

人はこの世に生まれてから、、、死ぬまでは時間がかかる、、、特別な事故や病でなければ、、、ほどほどに生きられる、

そして、「死神」や「笑い神、福の神」に弄ばれていうような。。。

、、、


(6)馬鹿は死んでも治らい、、、、とか、

言われているが、本当にそうなのか、、、人とは生まれついての馬鹿はいるのだろうか、、、しかし、違うような気がする。

その時の、その環境で、、、、この世の「死神」が人の心を弄ぶような。

浮世の人間が、、、すべてが利口で、聡明なものばかりであったなら、、、どこで、悧巧と馬鹿を分けるのだ、、、

始めから、、「死神」が、、、「お前は馬鹿だ、、、、お前はは悧巧だ」と、、、

分けていてくれれば、分かりやすい

番人が言お会えるだ


(7)他力と自力

この世には「他力本願」という、、、宗教言葉がえある、、、その昔、延暦寺に法然という坊主がいた。。。その弟子に親鸞はんという坊主がいた。。。

民衆が唱えるお経では長くて、、、毎日、お経を挙げて「他力」に頼るにはむずかしい、、、

そこで「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで済むようにした。。。

浄土宗の「他力」である。。。

「死神」も「笑いの神」もすべて他力である。。。。

法然や親鸞の前は「日蓮」だ。。。

日蓮大聖人は天台宗の坊主で、鎌倉時代に「南妙法蓮経」を唱えた、、、「般若心経」を唱える代わりに「南妙法蓮経」と唱えるだけで、安らぎを得られるという

他力本願である。。。。

この世の中で、己の力ではどうしようもない、不幸、幸せを他力に頼る。。。。

そんな死神がいるような、、、笑いの神がいるような、、、



(8)達磨禅師

1600年前、平安時代から鎌倉時代に活躍した禅宗坊主である。

宗派は臨済宗黄壁宗であり、達磨禅師は中国禅宗の開祖で、、、宗派の呼び名を仏心宗または

達磨宗という。

その偉い禅師が修行を積んできたのであるが、、、死ぬ間際に、弟子に言ったことが、、、

一言「死にたくない」であった。

他力の教えを施す、偉い坊主でもそうなのである、、、この世の「死神」につかれた、凡人には何をかいわんやである、、、、

この世の俗世間で生きる人間には、、、せいぜい、、、「死神」や「笑い神」で、生きる人間空間をさまようほかはないような、、、

人間世界とは不思議なものだ。。。。

修行を積んだ高僧たちには、死んだのちも住む世界が、、、生きる霊界があるのかもしれない。

しかし、俗世界の人間には「他力」に頼り、、、念仏を唱えて、生きるよりほかには無いのかもしれない。。。

そして、俗世界の「死神」や「笑い神」に言われるままに、、、生きていくような、、、あはあははーーーだ。



(9)最澄と空海

最澄は天台宗を延暦寺に、、、空海は真言宗を高野山に、、開祖した坊主である。

最澄は平安時代の宗教界の若きリーダであり、、、、最澄と空海は遣唐使節に従う留学僧であった。最澄は国費で渡り、、1年で帰国したが、空海は私費であり20年を要した。

二人は延暦23年(804年)に唐に渡った。

仏教の開祖は釈迦であり、、、苦しみの世界は愛欲があるからであると、、、そして、釈迦は涅槃の世界に入った、

天台宗も真言宗も、、、宗教は全て念仏を唱えての、、、他力本願である。。。

今の世の中の出来事、、、憑いているということや、ついていないことなどの

「死神」「笑い神」も宗教で言う、、、他力だ。

いつの時代になっても、、、心の持ち方、、、人間では判断できない、、、

未知の空間の力は「他力」なのかも知れない。



(10)陰陽師

平安時代の有名な陰陽師で、阿倍晴明がいる。。。源氏物語にも登場する、陰陽師で、、、

延喜21年(921年)に生まれた、、、村上天皇に占いを命じられる。

陰陽師は官職で、彼は天文学者でもあった。

もともと、、、占いなので、、、今の時代なら「当たるも八卦、、」と言われるが、、、陰陽師は天文学者でもあり、、天皇から命じられて官職なので、、、平安時代には信じられていた。

現代風に言えば「占い」も「お経」も、、、他力本願だ。

日本社会では古くから、、、人間の力では何もできない、、宇宙空間の願い事が多い、、、

いろいろな宗教があって、、、修行を積んだ高僧が宗派を作るような、、、

すべて、、、つまるところは「他力」だ。。。。

その他力の一つでもある、、、、「死神」「笑い神」があるような。。。

「おい、、、、死神、お前の都合で、、人は死んだり、、、怪我をしたり、、、物事につまずいて、

失敗しているようだが、、、どうなんだよ、、、」

「おい、、、死神、、、、お前にはそんな力があるのかよ、、、」

と笑い神が尋ねた。

「馬鹿をいうなよ、、、、そんな力はないよ、、、偶然だ。。。昔からそうだ、、、たまたまだよ」

笑い神も頷いた、、、

「そうか、、、あのそうだったのか、、、」

しかし、、昔から「他力本願」、願うものは救われる、、、、



(11)家訓

人が集まり、、、集団で生活をして、家族が出来上がる。。。数人の家族が生きる上えで、生きるために決まりが出来る、、、「掟」だ。

そして、家族の中でその掟にしたがって、生きていく。

その家族の掟は、家々によって違ってくる、、、その決まりが「家訓」となり、、、家族はまとまる。

それらの家族が集団で部落をつくり、、、それ等の部落に「規則」が出来る。。。そして、、幸せになるために、部落の人々の安全を守るために、、、

「祈願」をするようになる。

それが部落に存在する「大木」であったり、「大きな岩」だったりする。。。

それが部落の守り神となる、、、いわゆる「森の鎮守様」だ。。。

そして、各家族の家には「神棚」のようなものが出来る。

それが「祈願」の始まりのような、、、、

人々は家で神棚に家族の安全祈願をして、、、部落の「森の鎮守様」に祈願をする

のであった。

これがすべての「他力」の源のような。。。。

そして、、いろいろな修行層が学んで、、、「他力」の教えを広めていくのであった。


(12)家内安全

日本には「神道」があるような、、、古来より家には「神棚」があって、その家の家長が

家族の安全を願って、祈願しているような、、、

神棚には「榊」を飾り、、お米と水を備えて、、、一日の家族の無事を願って、家長が毎朝、柏を合わせているような、、、

神に手を合わせて祈願する、、、これは「他力」であり、、、この世の、宇宙世界の何者かに頼るこtである、、、そして、、日本に「仏教」が伝来してからは、、、その他力が仏にすがるようになった、、、、

飛鳥時代に日本では初めてであり、、、最後の宗教戦争があった、、、それは聖徳太子の時で、、、仏教と神道の戦いであった。。。しかし、聖徳太子の力でというか、功績で、、「仏教」も「神道」も並び残ったのである、、、

聖徳太子の偉業とは、、、日本での最初の「宗教戦争」を収めたことであった。

世界では宗教戦争が今なお、続いているのに,日本にはそれ以後、起きなかったことである。。

「仏教」は聖徳太子により、、、奈良に「法隆寺」が建立されて、布教された。

「神道」は聖徳太子により、、、伊勢神宮が祭られ、初代宮司に聖徳太子の妹が任じられて、布教された、、、それ以後、伊勢神宮の宮司は女性が務めている。

以上の結果、日本には「神道」と「仏教」が並び立ったのであった。

それから、家々には「神棚」があり、先祖を祭る「仏壇」があるのあった。

日本の「他力」は。「神」と「仏」があるのであった。



(13)笑い神あり、、、死神あり、、、


日本人の世界には、、、おとぎ話から、、伝説、、、昔話からいろいろあるよような、、、

面白い話だ、、、

そして、、、変な言い伝えもあるような、、、

「夜、夢の中に亡くなった人が出てきて、、、話をしない死に人が声をかけてくる」という話がある、、、

そうすると、死出の旅に引き込まれるという、、、そんな話がある。

出来るだけ、、、夢の中に出てきた死に人とは話をしない、、、、

怖い話もある、、、夜中に目は覚めていないが、、、数本の手が伸びてきて、体中を抑えられ、、、手足を引っ張られるという

金縛りもあるような、、、

こんな話はどうして、、、起きるのだろう、、、不思議だ。。。

寝ている間の話なのに、、、目が覚めると、、、汗びっしょりだ、、、不思議な夢だ、、、本当に夢だつたのだろうか、、、正夢なのか、、、不思議な現象だ。。。

こんな夢を見ると思う、、、、

よく世の中には、、、、「こんなことをすると、、、罰が当たるとか」

とか言われるが、、、これは何だろうか、、、そんな迷信のような言葉も不思議だ。。。

良いことにめぐり会えると、、、「福の神」に巡り合えたと。。。

そして、、、不幸にめぐり会えると「死神」に祟られたという。。。

人の世は、、、まったく面白い、、、、あはあはあーーーだ。



(14)人の世界には「夢見がいい」とか「夢見が悪い」とか言われる。。。

昔より、、、夢見が悪いから、、、例えば「朝から転んでけがをしたとか、、、朝から今日は忘れ物が多いとか、、、朝から好かん奴とであったとか、、、」くだらないような、、、ことを気にすることが多い。

人生の一生では、、とるに足らぬことではあるが、、、その日の明暗を分けてしまうようなことをいうやつがいるような、、、、、

そんなことはない、、、朝に嫌なことがあったならば、、、気を付けることだ、、、もしかしたら、、、

福の神が注意をしてくれているのかも知れない、、、、人の世は、」福の神が、、、死神がという時には、、、逆を考える。。。そのくらいの余裕があってもいいような、、、

その日の初めに「嫌なことがあった時には、、、その日は注意をして行動をする、、、逆にいい夢やいいことがあった場合には、、、さらに気を付けるとか、、、」

しかし、、、どっちにしても、、、用心用心と、、桑原と桑原と、、気を占めて生きることがいいような。。。

人の世の「占い」とか「吉兆」はその人間が注意して、用心して、、こそに起きることであるような。。。

結局は人は、世の規則を守り、、、人の仁義を守ってこそ、、、報われるような。。

「真面目真面目、、、真剣に与えられた道を進むことこそ、、、誠のような」

己の私生活こそが、、、見ているような「死神」も「笑い神」も。。。



(15)神と仏の他力

日本の家には昔から、、、家には神棚があって、、それぞれの家の神様が宿っているような、、、

そして、「神道」がある、、、日本にはお寺があって、、、死んだらお墓に入る、、、仏様になるような、、

また、日本の家には神棚があり、、、地域地域には神社がある、、、そして、その神社のお祭りがそれぞれにあるような、、、神社のお祭りには「夏祭り」「秋祭り」とかがあって、、、村中で、町中でお祝いをするようだ、、、特に日本の祭りにはいろいろなものがある、、、

「青森のねぶた祭」「秋田の灯籠祭り」「山形の花笠音頭」とか、、、「秩父の火祭り」とか、、、れさせて

関東浅草の「三社祭り」などが。。。

そして、京都の「祇園祭」「大文字やき」とか、、、九州博多の「山笠」 や、、、長崎の「蛇おどり」などさまざまであるような、、、、四国の「阿波踊り」などがあり、、、神様の祭りを作り上げているような。。。

「他力」から遠ざかり、、、、遊びに呈しているような、、、

人とは面白い、、、願う心が弾むと踊りだすのかも知れない。。。

昔から、、、織田信長の時代から、、、時代が変わる時に、、、権力者が変わる時に、、、流行りすのが民衆の踊りだ。。。

人は他力を通り過ぎると、、、「あほー」になって踊るような。。。

阿波踊りもそうだ、、、「踊る阿保に、みるあほー、、、同じ阿呆なら、踊らに屋ソンソン」という風に。。。

人とは元来が馬鹿なのかもしれない、、、、そうだよ、、馬鹿な群衆あほーな虚像へのんだよ、、


(16)仏と他力


仏の道にはいろいろな名僧も出てくるような、、、、日本の歴史上にもいろいろな宗教がある。

禅宗をはじめ、、、浄土宗、、、日蓮宗、、、真言宗といろいろだ、、、

そして、、坊主にもいろいろなやつがいるような、、、、

考え見れば、すべてが坊主という世界の人間が考えたことだ、、、、

始めから形あるものが居るわけではなく、、、修行僧たちの考えた「虚像」のような、、、

仏教は「仏陀」と言われる「釈迦」が辻説法を唱え、、、それを「舎利氏」という弟子たちが「経本」にまとめたもののような、、、そして、、、「般若心経」とか、、、他の仏事話にまとめて、、、後々の坊主どもが唱えてているような、、、

更に、、、時が移り、、、「般若心経」では経文がながすぎるとういうことで、、、

日蓮上人が「南妙法連華経」と纏め、、、繰り返し唱えることが最も需要な修行・信仰だとしている。。。。繰り返すことで死後「霊山浄土」で釈迦牟尼仏にお会いして、成することが出来るとされている。。。

また、のちの法然や親鸞は「般若心経」を、、、「南無阿弥陀仏」と唱えて、、、人々を極楽浄土へと導く、阿弥陀如来への感謝を表す。。

すべて、、、宗教には「他力本願」の願いがある。。。

人はこの世の空間の教えというか、、、修行した坊主どもの作られた「虚像」があって。。。それらを崇め、、、唱えているような気がする。

だから、、死んだら極楽とか、、、別の世界に浄土するということはないような、、、

すべてが作られた「虚像」への「他力本願」のような、、、、

人の世のまやかしかもしれない、、、人間の長い歴史の中で作られた、、、精神的な陽炎のような気がしてならない。。。。



(17)虚像への他力本願


 人とは不思議なものだ、、、、死んだ後のことを心配しているような、、、死んでいまえば「皆同じ」のはずだ、、、

三途の川も金次第とかいうけれど、、、本当にそうなのかな。

どんな偉い修業した坊主でも、三途の川の先は空想でしかないのだ、、、、

どんなに学問を積んでも、、、体業を重ねても、、、死んだ先の世界を覗くこと不可能なはずだ、、、

もし、、、黄泉の世界を、、、死んだ先の世界を見たというものが居たなら、、、それは「嘘」と言わざるを得ない、、、

それでなければ、、、「夢」を見たのか、、、、

だから、、、不思議なのだ、、、死んだ先の世界を見たといっては、、、「極楽』とか「地獄」」とか言って、、、

その様子を絵にするということが不思議なのだ、、、、

全く思議なのだ、、、まったく、考えられないのだ、、、、

その考えられない事実を、、、「言葉」にしたり「絵画」にしたりすることが魔訶不思議なのだ、、、

人の世界で不思議なことがある、、、絵画にするときに地獄を描くときに、、、人を鬼畜に描き、、、いかにも恐ろしいもののように描いている、、、

人が人を導くときに、、、心の行いがまっすぐな道を目指しているとときには「日々の行いが報われる」とか、、、

毎日、善行を施し、、、人のために尽くす生き方が、、、「極楽浄土」とかいうけれど、、、本当だろうか、、、、

それも分からないはずだ、、、善行をしてしmしたものが死んだ先のことはどうなったか知ることはできない、、、また、悪行を重ねたものの行く先も分からないはずだ、、、、

この世の命あるものの行く先は誰も知らない、、、、知らないはずだ。

分からいはずだから、、、人は死んだ先のことを誰もが知りたがるような、、、、

永遠の謎だ、、、謎だから、、、人は知りたがり、、、永遠に追いかけていくような、、、

それが「他力本願」なのでは、、、、、



(18)まじないも「他力」なのか。。。。

人の世界にはおもしろいこともある、、、例えば「こんなことをすると、いいことがある」とか、

朝の目覚めによっては、、、すっきり目が覚めた、、、いつものように眠くないとか、、、

人によっては、縁起を担ぐような、、、

もしかしたら、、、「何かのためにする呪いも、、、」「今日はこんなことがあったから、、、きっといいことがあるような」とか、、、人は勝手に自分の都合よく考える。

人とは結果が良ければ、、、「そうだったんだ」とか、、、結果が悪ければやっぱりだめか、、、」そのダメな理由をいろいろとこじつける様な、、、時には人のせいにすることもある。

また、、、自分の人生は、自分が努力もしないで、、、環境やひとのせいにすることが多い。

本当は全て、己の責任のはずが、、、都合が悪いと何かの責任、、、悪良いことは責任転嫁をしてしまうような、、、

この世のことは、、、自分が絡んだことは、すべて自分に責任があることを忘れているのだ。

人とはどうして、、、自分が悪いんだと認めないのか、、、そもそもが、すべてがそこから始まるような。。

自分で認めれば、、、己の不甲斐なさも分かるような、、、

能力もないのに、高望みをして、、そうできることと信じているのだ。

それには「努力」「努力」が必要なのだ。

行動を起こして、、、体を使い、、、気力を惜しまず前進することが形となって表れるのだと思う。

ただ、、、祈るだけでは成就しなのだ、、、

人は誰も力を貸してはくれないのだ。

「他力」だけでは、、所詮「他力」で終わるような、、、、



(19)己が生きていることは先祖がいるということだ、、、両親が、、、父が母が、、


人は生きているということ、、、それは己一人ではない、、、生まれてきたということは親がいる、、、

だから、人を無理して敬わないことは無いが、、、両親は生きている時は尊敬して、せめて尊厳しないと、、、死んだらお参りしないと、、、

せめて「両手を合わせて、、、合掌ぐらいは」しないとな、、、

人は死ぬとお墓に入る、、、そして、人はお経などを唱えるような、、、

そのお経は日本にはいろいろな宗教がある。、、、

禅宗、、、日蓮宗、、、浄土真宗、、、真言宗などがあるような

宗教は家によって、、、その地域によって違うような、、、しかし、人は人が亡くなると、、「念仏」や「経文」を唱える。

人が念仏やだだ経を唱えて、、、死んだ人の安寧をねがうような、、、合掌だ、、、

「念仏」や「経文」を唱える。。。

すなわち、、、願うこと、、、「他力本願」だ、、、

人は知らず知らずのうちに「お祈しおは合掌して、、、経文を唱えるような、、、

これぞ「他力本貫」だ、、、、


仏教での経文だ、、、、

       開 経 偈


 無上甚深微妙法   百千萬劫難遭遇



 我今見聞得受持   願解如来真實義


〇お経を挙げる時に、一番最初に唱える「経文}。。。。。




   「魔訶般若波羅蜜多心経」


観自在菩薩。行深般若波羅蜜多時。照見五温皆空。度一切厄。舎利子


色不異空。空不異色。色即是空。空即是色。受想行識。亦復如是。舎利子


是諸法空相。。不生不滅。不垢不浄。不増不減。是故空中。無色無受想行識。


無眼耳鼻舌身意。無色聲香味触法。無眼界乃至無意識界。無無明亦無無明塵


乃至無老死亦無老死塵。無垢集滅道。無智亦無得。以無所得故。菩提薩た。



所業無常、、、、無常道、、、、ひとは日々、経文を唱えて活きていくような、、、







〇第二話「雲に乗った酔っぱらい」


(1)「雲に乗った酔っぱらい」


酒が好きな男がいた、、、そして、俺は酒が強いと豪語していた。どこにもいるような酒飲みである。

酒のみとはだらしがなく、後をだらだらと引くものだ。

雲井呑兵衛と言う男は毎日飲んでいた。

いつものように酒を飲んだまでは覚えているが、、、そのあとがまるっきり覚えていなかった。

気持ちがいいことは分かっていた。なんかいつもよりふわふわと気分がよかった。

気が付いてみたら、水に浮いていた、、、しかし、雲井呑兵衛には遠くからぼあーぼあーとしか聞こえてかなかった。

誰かが話してはいるようだった。

雲井呑兵衛は相変わらず気持ちがよかった。

誰かが言っているようだった、、、どうも、俺様は水に溺れて死んだようだった。

えらいこっちゃあ、、、、とうとう死んだか。。。

まあーいいけどな、、、悲しんでくれる奴は誰もいないからな。。

そんな独り言を言っていた。

しかし、参ったな、、、俺も死んだか、、、まだ、50歳だぜ、、

おーーい、仏様まだ早いんではないかな。。。

俺が死んだら喜ぶ奴はいるだろうが、、、、

悲しむ奴はいないな。。。

なんか。俺の体がふわふわしているようだ、、、

何処も痛くにないし、、、可笑しいな、、、あははは、、、

あれ、、、笑えるじゃあないか。。。

冷たいな、、、何時までも水の中では、、、

あれーーー、体が浮いてきたよ。。。

ちょっと家まで行ってみようかな、、、、

えーーー、飛んでるよ、俺飛べるんだ。。。

これはいいな、、、らくちんで、、、

そうか、空をとべるんだ、、、アハあははだ。。。

もしかして、、、死んだんだな、、、俺は。。。

なんか便利になったみたいだな。。。。


(2)呑兵衛、家に帰る

家に帰っ来た雲井呑兵衛はふわふわした布団に寝ていた。

なんかおかしいな、、、自分の周りに人が集まり、泣くやつもいた。

可笑しいな、、、いつも粗末に扱われている自分が、何か大事に扱われていた。。。。そうか、、、俺は死んだんだな。

酔っぱらって、川に落ちて溺れてしんだんだな。。。

そうか、俺は誰とも話が出来ないのか。。。

夜になんだか分からないが、人が集まり、、相談しているようだった。

大変だよ、、、きっと、俺には身寄りがいないからな、、、天涯孤独な俺が死んだんだから、、、どうやって、葬式するのかなと、、、俺の方が心配してしまうよ、、、

しかし、不思議なものだ、、、どこでどうやって調べたか、聞いたかして、何とか身寄りと言われる人間があっ待ってきて、俺の葬式は終わった。

小さいけど家屋敷がのこった、、、一応、俺名義のものなので、その相続で少々もめたようだ。

俺にしてみれば、どうでもやかった。

しかし、人は欲張りなもので、俺の小さな財産を取りっこしていた、、、黙ってみてたら、、、勿論、俺は口は出せないが、、、あの世からでは、、、、あはああは。

黙ってみてたら、、一番欲張りな奴が持っていったな。。。

俺の葬式は一見落着した。

誰もいない部屋に戻った俺には行き場がなかった、、、座るところがない。。。足が無いのだから仕方がないが。。。

そうだ、、、俺は自由になったのだかから、、、自由に生きたいとこへ行ってみよう。。。

「おーーーい、My雲よ」と呼べば、、、

俺専用の自家用雲がやってくる。。。自家用雲に名前を付けないとな、、、「何とつけようか、、、、迷うな」

「my雲の名前は、、、さゆり」がいい。

「myさゆり、、、出かけるぞ」とお供ができた。

雲井呑兵衛は満足した。。。死んだ自分に幸せを呼ぶmy雲ができたことを。。。。。


(3)my雲「さゆり」と漫遊旅に

一人で生きてきた呑兵衛は、my雲「さゆり」ができたことで嬉しくてたまらなかった。

朝起きて、おはようを言う相手もなく、一人で起きて一人で会社へ行く、、、会社と言っても清掃会社だ、、、そして、来る日も来る日も窓掃除だった。友達も出来ず、会社での話し合い手はいた、、、

お昼には会社の食堂で定食を食べて、仕事が終わったら、帰り路にある居酒屋「一人酒」で晩酌をして家に帰る。

まったく何もない毎日だった。ところが川に落ちて死んでからは忙しくなってきた。

不思議なものだ、時間はある、そして、行きたいところへ行ける。

仕事もしなくていい。。。毎日文句を言う責任者の大久保もいない、、、いいね、、、自由とはアハあはは。。。

帰る時間になると、、、決まって迎えが来る。

my雲「さゆり」が迎えに来てくれるのだった。

「おかえりなさい、、、呑兵衛さま」と、、、嬉しいね。

まさに天国だよ、、、死んで天国へたんだな。

良かったよ、、、地獄でなくて。。アハあはは。。。

呑兵衛は生きている間に、悪いことは何もせずに、、、ただ、日々、一生懸命生きたことに感謝している。

その御蔭でmy雲「さゆり」と一緒に、ひと時を過ごせることに。。。。

生きている間、人生道では平凡だつたけど、、、、今はその分幸せにふわふわ浮いているようだ。

「呑兵衛さま、、、どこへいきますか、、、」

「そうだな、、、子供のころに過ごした筑波山のある田舎へ行ってみたいな。。。」

「わかりました、、、それでは参ります、、、筑波山の田舎へ」

呑兵衛は毎日、楽しく過ごせることに心から感謝していた。誰に感謝すればいいのか分からなかった。

田舎道の外れに一軒建ての家があった。年老いた一人の女性が勝手口で夕餉の支度をしていた。

あ、あお袋だ、、、「母ちゃん、母ちゃん」声をかけたが聞えなかった。。。そうだよな、、、昔のお袋の姿だものな。。

俺は随分と親不孝をしたものだ、、、今頃になって会いたくなっても無理だな、、、

本当にすまなかったな、、、「母ちゃん。。。」

死んだ今頃になって、手を合わせたって遅いな。。。

でも、my雲「さゆり」の

おかげで,おふくろに会えてよかったよ。


(4)故郷で友達と、、、遊ぶ

雲井呑兵衛は久しぶりに故郷の山々を飛んで回った。今はmy雲「さゆり」に乗れば何處へでも飛んでいける。呑兵衛だった。しかし、昔の故郷だ、、、友達はいないな、、、

と、思いながら空から故郷の野山を駆け巡っていた。

なつかしい小川が流れているな、、、あの川で水遊びをしたもんだな、、、

そういえばがき大将の酒井太郎はどうしたかな、、、奴の家に遊びに行ってみようか、、、

がき大将の太郎にそっくりな子供が遊んでいた。

良く見ればがき大将太郎にそっくりだったがん、奴の子供のようだった。。。。

そうか、がき大将も死んだのか、、、、

もういいっぺん、一緒に遊びたかったな。。。

そういえば、花子はどうしたろう、、、いないだろうな、、、嫁に行ってしまっただろうな。。。

思えば懐かしい、、、子供の頃が、、、大人になると、みんな別々になってしまうんだなーー

寂しいな、なんで別れ別れになってしまうんだろう。。。

仕方がないかな、、、それが人の定めというか、、、

人とは最後は一人で旅に出るんだな。。。

せっかく、集まって、寄り添って、生きても一人で旅立つんだな、、、、やっぱり、寂しいよ。。。

さあ、、、my雲「さゆり」旅に出るぞ。。。。


(5)呑兵衛旅の空を、、、

呑兵衛、故郷ものぞいたので、旅に出ようと思った。自分の体がなくなり,かすみのようになったふわふわ呑兵衛、どこへ行こうか、、、

人には見えず、、、自分にだけ見える姿で、昔懐かしい人々に会って見ようと思った。

my雲「さゆり」に九州福岡に行けるかどうかを尋ねた。遠いので心配したが大丈夫だというので、行ってもらうことにした。

まずは過去に付き合っていたさゆりに逢いに行ってみた。まだ、独り身でいるかどうかを知りたくて、、、、商売が忙しく、それどころではないように見えた、、、支払いの残っている国税の支払いが忙しく、大変みたいだった。

支払いを残してしまって済まないと思っている。

死んでしまった俺にはどうすることも出来ないが、、、頑張って欲しい。

まったく、無責任ないい加減な男だ、、、、つくづく反省だ。

さゆりの一人息子も頑張っているみたいだった。親子で頑張ってくれることを願っている。

綺麗になったさゆりを眺めているだけだったが、出来ることなら生きかえってみたいな、、、、

突然の死なので別れも言えなかった。。。会いたくなったら、my雲「さゆり」でくるよ、、、、じゃあな、、、

さあーてと次は何処へ行くか、、、ずっと昔の彼女のところへいってみるか。。。

死んでよかったことは自由に何処へでも行けることかな、、、あはあはは、、、

また、明日、、、、


(気ままな旅の空)

俺は好きな人生を送ったもんだ。自分のやりたいことを、思ったことをすぐに行動に移してしまっていた。

そして、失敗を繰り返してきたもんだよ、、、自分ではいいと思ってみても、人から見たらふざけたことかも知れなかった。しかし、いつも強引にやり通して失敗してきている。

まったく、失敗の繰り返しだった。

人間とは面白い、、、言い訳ばかりしてきたような気がする。本当は無理なことわかってはいたが、いつも、何とかなるだろうと、、、しかし、なんともならないで、、、

次には仕方がない、、、自分の計画の甘さに、気が付きながら、時代の流れのせいにしたり、時を誤っているのに、、人のせいにはしないが、、、世の中のせいにしたりして、失敗をごまかしてきているような。。。。

この世から消されて、何も出来ない自分になって、初めて己の未熟さを思い知らされた。

なあ、、、my雲「さゆり」よ、、まったく、なんて人生を送って来たんだろうな。。。

確かに、好きなことはやってきたような、、、、自分一人で満足しているようだ、、まったく、自分勝手な男だよ。

よくよく、考えたら、、、俺は人に迷惑をかけぱっなしなのかも知れない。。。何も、始末をつけずに雲の上に載ってしまったような。。。そんな気がする。

なあ。。。my雲「さゆり」よ、何をすれば償えるのかな、、、

今までに迷惑をかけた人たちに、、、最近、凄く迷う。

死んでお詫びをすればと言っても。。。既に死んでいるのだから、、、、本当にごめんなさい人生かも知れない。

すまないという気持ちを持ちながら、、、空の旅を続けようと思う。。。勝手な旅だな。。。。


(まだまだ続く、呑兵衛雲の旅)

呑兵衛さまはまだまだ、尋ね歩くところがあるよ、、、人世長くやるといろいろあぅたな、、、特に呑兵衛さまは女好きだった。付き合うとすぐに惚れてしまう、そして、勘違いが多い。好かれていると思ったら、金が持てた言うこともおおかったような、、、そんな女人世かも知れない。

50代の初めだったか、、、飲みに通う内に、情にほだされてしまったこともあったような、、、

振り返ってみると、いっぱいあったな、、、

50代のころは、もうたくさんだと思っていた情にほだされることはと、、、しかし、男とは弱いものだった。

そんな時代を、呑兵衛は覗いてみた。。。my雲「さゆり」に乗って遊び出かけた。

遊びに出かけたといっても、呑兵衛さんは雲見たいな男だから、相手には分からない。

それでも、ちょっとだけ覗いてみた。。。。

まだ、一人でクラブをしていた.がんばってるな、、、58歳ぐらいにはなるかな、、、、福岡県の炭鉱町で栄えた街で。。

人とはみんな頑張って、生きているんだな、、、女一人でも、、

人とは知り合って恋をして、、、そして、別れても強く、生きているんだな、、、

彼女には川のほとりにマンションを一つ、、今でも住んでいる。


(終わりのないふわふわの呑兵衛さんの旅)

呑兵衛さんもいろいろ騙されてきた。只、騙されても自分が稼いだ商いだから諦めはついた。

九州へ来たついでだから、my雲「さゆり」さん、京都まで飛んでいって欲しいな、、、

呑兵衛さんは京都で商いをした丹後まで足を延ばした。

そこで、騙されたのであった。太陽光発電施設を約90施設、金額にして約30億円だ。口の上手い奴にぺろりとやられたのであった。人を助けるつもりで、騙されてしまったのであった。

苦労して、一から作り上げて、最後ん仕上げで資金不足を起して、騙しにあってしまった。

仕方がないが、、、自分が甘くあまりにも信じてしまったので、、、馬鹿な限りであった。

人を騙すとやはり罰が当たるものだ。その人間はそのあと事故に遭って死んだよ。。。。

他にも呑兵衛さんを騙したので、、、当たりまえと言えば当たり前で、、、見事に遊びで死んだよ。。。

悪いことは出来ないもの、、、、呑兵衛さんも気を付けないとな。。。。

くわばら、くわばらだよ、、、、、


(失敗は仕方がないが、、、騙しはだめだよ)

呑兵衛さんも失敗はした、、、懲りずに失敗はしたものだ。

そして、何とかしようともがいた。

死んでしまった今となっては遅いが、、、迷惑をかけた人たちには申し訳ないと思っている。

何もないmy雲「さゆり」の空から。。。後悔している。

なんで、あの時にそうしなかったのかと、、、

でも、その時は精一杯に努力したよ。

東京から福岡へ、、、、福岡から福井へ、能登へと、一人で車を束したもんだ、、、、しかし、全て,無駄に終わった。

夜中、雨の中、嵐の中と吹っ飛んで歩いたな。。。

懐かしいよ、、でも。すべて空回りしたよ。。。

努力はしたがまにわなかった。

考えてみたら、凄い空回り人生をしたもんだよ。。。

俺の失敗をみて、、、笑っている奴もいっぱいいるだろうな。。ざま、、ないよと。

情けないけど仕方がない。。。。終わった仕舞えば後の祭りだ。。。空しいから風が吹いているようだ。


(懲りない呑兵衛さん、、雲に揺られて)

呑兵衛さんは商いが好きだった。人と会うことが好きだったのであった。

何度かの失敗にも懲りずに立ち直った。諦めが悪いのかな、、、これでもこれでもかと粘るのであった。

そして、気が付いたら立ち直つていたこともあった。

やれどもやれでも、ダメな時もあった。そんな時には見霧占領と、さっさと引き上げてしまった。

太陽光発電施設を売却したときだった。損害を与えたので、売却してその代金を支払ったのであるが、、、どうも、最後まで立ち会わなかったので、計略に嵌ったような気がした。

支払代金2億1500万円だった。最終的には2億円で結着が付いたはずだった。

先方から1500万円の支払い残金があるという裁判を起こされた。

しまったと思った、、、騙されたと思ったので、裁判にでて争った。呑兵衛さんは自分から裁判官に申し立てた。

そして、支払い命令が出たのであったが、呑兵衛さんは無視した。

その結果、担保の貸しビルは宙ぶらりんになって、今でも誰も手が付けられない状態になった。

呑兵衛さんの知恵が裁判の上を言ったのであった。

あれから7年、誰も手を出せずにいる。

呑兵衛さん、腹の中でほくそ笑んでいるのだ、、、俺と喧嘩するなよ。。。捨て身の技を持ってるんだから。。。

呑兵衛さが死んだので、、、最終的には国家財産になるのかな、、、、、

雲の上からじっくり見物だ、、、、、


(京都まで来たんだから、、、大阪に寄ってみようか)

呑兵衛さんも生きている間に、生きることの辛さに何度もぶち当たった。正直いって、何度か人生を辞めたくなったこともあった。

しかし、生きることの楽しさも知っているので、、「くそ、、、」と思いながら歯を食いしばってきた。

それでも一人になると辞めたく成ることが多い、、、、それが人生のようだ。

特に人生で失敗すると、なんでと思うことがあった。

そのたびに思う、、、諦めが悪いのか、未練たらしいのか、、「この野郎、、、今畜生と、、、自分の情けなさを叱咤してきた」

その繰り返しで喜怒哀楽を楽しんできたようだ。

大阪の夜の空を飛んでみた。

懐かしい夜の街が光輝いていた。その中を闊歩したころが懐かしい、、、

金があるころはいい気なもんだった、、、金額に糸目をつけずに夜遊びしたころが、、、、その罰が当たったんだな…今では行きたくても足がない、、、、あはあははだよ、、、

「お足がないよ、、、」

人とは馬鹿なもんかも知れない。。。

女に惚れて金を使い、、、気が付いたら無一文になった。

本当に女が惚れてくれたのか、、、分からない。

多分、金があっての事だろう、、、しかし、男は馬鹿だ。。

騙されたとは思っていない。。。

世の中の金金恋物語だな。。。

大阪の夜を、、、空を飛び歩いて、、

やっぱり寂しいな、、、、男ってやつは、、、アハあはあはだよ、、、


(今度は何処へ行けば、、、)

人世は何処へ行っても変わらないような、、、昔から住めば都とかいうように、住んだところが都になるらしい。

だから、流れ人生をしたところでいいことはなさそうだ。

死んでみて、my雲「さゆり」に乗ってみてわかった事がある、、、。人は見える人の事は良く言う、、、いない人の事は平気で悪口も言う、、、

しかし、金に余裕のある人は人をはめるな、、、金に忙しくなると少しは悪口も言う。。。

金がなくてもあっても、人の悪口とか、噂話はしないような、、

生きているときはすり寄って来た人間も、死んだあとは、特に金がなくなると人はろくなことをいわない。

人とはそんなものだ。

女もそうだ、、、しかし、金がなくなってからも付き合ってくれるいい女もいる。

女よりも男の方が冷たいな、、、、

金無しになると、男は近寄ってこない、ふざけた話だよ。

世の中は「金」がないと浮かばれない、、、アップアップするよ、、、、


(人生波風のごとく)

人世は海の波のように、静かな時もあれば、荒れ狂う時もあるような、、、、そして、溺れてしまうこともあるようだ。

人生の波を乗り切るためには知恵が必要だ、、、いい人生、良くない人生と、分けられてしまう。

my雲「さゆり」よ、、、自分の歩いた道を追いかけて、振り返るのは飽きたような、、、嫌だな。

どうせ、ふわふわと何処へでも行けるな、、、まだ、見ぬ世界を見てみたいな、、、

人間世界ではなくてもいいような、、、人間世界だったら、今までには出来なかった面白い世界を、楽しくあるいてみたいもんだよ、、、

my雲「さゆり」よ、、、夢の世界へ連れて行ってくれーーー。

アメリカでの話だが、、、ポケットマネーで80億円だって、、ボーナスを出したのが、凄いな、、、

同じ人間に生まれて、なんでと言うほど働きが違うのか、、、

そんな世界に行きたいもんだ、、、自分んで「お疲れ様」と言って、出来ることならやってみたいな。。。

夢を見るのは勝手だからな。

なんでも一番になって、権力者になって、最後は暗殺されてしまうのも人生だ、、、織田信長のように。

権力を握り,国を支配し、天下に号令していたヒットラーも最後は自滅して、哀れな最期を迎える。。。それも人生だ。

天下を治めて、自分の意のままに生き抜いた豊臣秀吉も最後は大阪城の裏口から出棺と言う寂しもあるような。

人世、何がいいか分からない。。。

平々凡々がいいのかも知れない。


(美味い物を食べて、、、日々楽しくが一番)

呑兵衛さん、死んだ身なのだから、慌てずにのんびり行こうかな、、、雲の上からの覗いて、美味いものがあったら、少しだけ「失敬しようかな、、、」

日本海の旅をしてみたら、、、若狭湾委に「旨そうなカニがあるな、、、食べたいな、、、少しだけなら摘み食いを仕様かな、、と」

日本海から、琵琶湖の畔まで飛んで来たら、、、川魚の料理が美味そうだ、、、「おお、、、ウナギだ」

雲の旅も悪くはないな、、、

昔、琵琶湖の畔に長浜城があって、豊臣秀吉が木下藤吉郎と言った時代の面影を思い出すような。。。

そして、安土桃山時代の織田信長の安土城がった空を飛んだ。

歴史とは凄い、、、時が違うと生きる人間も違う、、、当たり前だが、、、不思議な気がする。

呑兵衛さん、時を越えて、雲で空を飛ぶ、、、愉快なり、愉快なり、、、


(呑兵衛さん歴史を覗く)

呑兵衛さんもお足がなくなって、雲に乗って時代の空間を飛び回っているんで、、、ちょッと、聞きたいな、、、

歴史の中で、安土城の宴で明智光秀が徳川家康に、腐った鯉料理を振舞って織田信長が激怒した話は本当なのかな。。。

呑兵衛さん、そっちの世界ではどうなんだろう、、、

分かるかな、、、わかったら終えてよ。。。

歴史の話は時が経ってしまったので、事実は何処かが違う様な気もする。

時代の過程は色々と作られるようだ、、、ただ、本能寺の変で織田信長が明智光秀に殺されたことには違いはないと思うが、、、本当の嘘、誠は分からない。

事実が違ったら面白いのだが。。。

織田信長が死んだことには違いないとは思うけで、信長の首は出てこなかった。

もしかしたら、生き延びたのかも知れない、、、不思議だな

今も昔も食べ物の恨みは怖い。。。。


(呑兵衛さん、気ままな歴史旅)

吞兵衛さん、幕末時代の人々と会いたくなってきた。

明治維新はいろいろな有名人がいるような、、、日本を変えた有名人が、、、あの時に坂本龍馬が暗殺されなかったら、どうなっていたのかとか、、、明治維新がなった後に西郷隆盛が西南戦争を起こしていなかったらとか、、、のちの世の人はいろいろと想像をするような。

歴史が本当はどうなっていたか知る由もない。。。

だから、想像することは面白い。。。

呑兵衛さんはこの世の人ではないから、、、魔界にも、天国があるならば天国へ、、、、地獄があれば地獄ものぞけるような、、、

出来たなら、教えて欲しい。。。

歴史上の有名人は今は何処に、、、どんな偉人であっても、全てが天国へはいけないような、、、、

人は生前、間違いを越しているような。。。

だから、偉人であっても、地獄へ落ちている者も。。。魔界に生かされた者も。。。いるような。。。

人とは善行をしたから天国へと行かないような。。。

「おーーい、呑兵衛さん、、、俺たちは何処へ行くのかな。。あはあはは、、、わかったら教えてな」


(呑兵衛さん、空の旅は楽しい)

呑兵衛さんも雲の旅も楽しいが、、、現世でもかなりおかしく、面白く生きてきたようだ。

大きな仕事もしたが、失敗もこれでもかとした。

人とは面白いもんだ、、、今までも言ったが、金があるときと言うか、金回りがいいと、人も集まってくる。


集まってくる人が全て、いい人とは限らない。。。いろいろだ、、、初めから騙しにかかってくる人間も多い。

呑兵衛さんは何方らかと言うと人良しであった。

人をすぐに信用して、甘い話に乗ってしまう。

しかし、自分んが信じたのだから、仕方がないが、、、

と言って、いつも諦めてしまう。。。

変なところに諦めがいいのだ。

人生なんでも、しつこく粘って生きているようで、、、そうでもないような。

諦めがいいとか言っても。。。本当は諦めが悪い。

だから、粘って、頑張るところもあるようだ。

そんなこともあって、今でも生きているような、、、、

心はいつまでも死なない。

身体は消えても、、、、心はいつまでもだ。。。。

何処までも飛んでいこう、、、my雲「さゆり」。。。



(呑兵衛さん、、なぜ川に落ちたのかな、、もしかしたら殺されたのかな)

最近、呑兵衛さんは考えることがある。呑兵衛さんは川に落ちて死んだのであるが、、、ただ、酔っぱらって落ちたのかな、、、可笑しいな、、、

もしかしたら、呑兵衛さんは殺されたのではないのかな、、、と、思う時がある。

呑兵衛さんが死んで、得するのは誰だ、、、

考えるときが多い。。。。

少し、調べてみようかな、、、、得する人間は誰かが、、、

呑兵衛さんは考えた。

自分が死んで、一番得をするのは誰だと、、、

雲の上から下界を眺めて考えた。

思い当たることはあるが、、、果たして、そうなのかなと、、、

付き合った女性たちに、、、マンションやお店を買って、援助してきたが、みんな、結果から見れば徳と言えば徳である。それも半端な金額ではないから、、、

しかし、俺を殺して得する奴はいない。。。。

商いで俺に借金して、俺が死ねば返さなくていい奴は誰だ。。。

「いるぞ、、、いるぞ。。何億あろうかな。。。」しかし、俺も死んで、俺を騙した奴も死んでしまった、、、

但し、、、生残っている奴がいるな。。。

なんか、報復方法はないものかな。。。。

本当に正直言って、、、頭に来るな。。。

雲を走らせながら、考える殊にしよう、、、、ふざけやがって。。。まったく、頭にくるよ。


(死んで花実が咲くものか)

my雲「さゆり」悲しいな、、、人とは雲に揺られてぶらぶらはいいのだが、、、、脚がないと何処へも行けないな。。。

「この野郎と言っても、、、拳骨を振り上げても、空を切ってしまう。。。とほほ、、悲しいよ」

なんでも言えて、なんでも行動できるうちが花だな。。。

しゃくに触るけど、、参ったな。

人への恨み、つらみも生きていればこそだな。。。

昔の人は良くいったよ、、、「死んで花実が咲くものかと」

my雲「さゆり」ぐたぐた行ってもしようがない。。。

雲に揺られて、旅に出ようか。。。

死での旅とかに。。。

生きて出来なかったことを、いろいろとやってみようか。。。

と言っても、、、何が出来るんだ。

















人は誰でも考え、思うものだ。死んだ後のことを、、思えば恐ろしい、怖いと思う人間もいる、、そんな人間が誰でも死後は天国へ成仏するようにと念仏を唱えることを教える宗教界の先生が居る、それが坊主だ、

そして、念仏を作り出して唱えさせるのだった、

そんな「般若心経」を唱えた僧侶もいる、、それを「何妙法蓮華経」と唱えたりして、地獄へ行かずに天国へへ行けると言う坊主が居たのだから不思議だ、、死んだら誰も同じだ。

そんな話をする話物語。


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