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消し炭に成るまで燃え尽きろ! 草稿
消し炭に成るまで燃え尽きろ! 草稿
めらめら 炎 めら炎
とろとろ 炎 とろ炎
燃え尽きそうに ゆらゆら ゆらめき
めらめら 炎 燃え盛る
熱く熱く燃える心 夢の儚
立ち上る 泡沫の群れ 水煙り
ゆんら ゆらゆら
ゆら 空に消えゆき ゆら 染まりして
若き劣情 狂おしき勢い 雨雨にも 風風にも
冬冬にも 夏夏にも 負けじと
天に向かって バチバチ焔を散らし
吠え叫ぶ
天をも真っ赤に染めて 照らしてたっけな
身の程知らずの おおばかやろうだったぜ
ゆらゆら ゆらぶる 燻る壱筋紫煙くゆらせ……
遠く……あの頃 瞳の奥浮かべ
チリチリ パキパキ チリチリ バチバチ
見詰める灯火 夢の蹟
もう燻りも しねえのかよ
沈みゆくわたしの夕暮れ
チカチカ パチパチ チカチカ パチパチ
墨の世界を紅染めて
想いの泡飛沫 煙と還りし
燃ゆるわたしの夢儚よ
消し炭に成るまで燃え尽きろ!
いまだ夢の途中……
儚の夢抱きて……
我旅立ちて……




