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ホラーな洞穴の手前 草稿
ホラーな洞穴の手前 草稿
「ねぇ……洞さん? あれって洞穴ですかね?」
「防空壕の跡とかじゃ無いかな? メッチャ木で覆ってあるけど……?」
「ねぇ……洞さん? あれって洞穴だと思いませんか……?」
「何よ……? 洞穴かも知れないけど、聞いて無かった? 防空壕の跡じゃないかなって言ったんだけど……?」
「ねぇ……洞さん? あれって洞穴ですよね?」
「えっと……ホラーな洞穴だったりして! あははははは……」
「行って見ませんか?」
「行かないよ!」
「行ってみましょうよ!」
「行かないよ!」
「なんで即答なんですか? 行ってみましょうよ! 先っ穂まででも!」
「先っ穂って……? 穴の中のどん詰まりまでって事でしょ! 行かないよ!」
「行かない行かないって事は、裏を返せば、行きた〜いって宣言されてるんですよね!」
「本当に行かないよ!」
「またまたまたぁ!」
「本気と書いてマジで行かないよ!」
「またまたまたぁ!」
「そっか! ハッキリ言うね! 行かないよ!」
「またまたまたぁ! 洞さん! 行かない行かないって言っておられますけど、体は正直ですね! ほら洞穴の手前まで来ちゃいましたよ! ほらほらほら〜……。」




