師匠
投稿が遅くなり申し訳ありませんでした。
これからはペースは早くないですがマイペースに書いていきたいなと思っています。
なんだ?急にロクが可哀想なものを見るような目で見てきてる.....いや、強すぎて驚いてんのか?
「......どうしたんだ?」
俺は緊張と興奮が混ざった表情で聞いた
「じ....実はな....お前の魔法の適性は.....」
焦ったいなぁ早く教えてくr
「....ない.....」
キッパリとロクはそう言った
「冗談はいいからぁぁ早く教えてくれよぉ〜」
俺は流石に冗談だと思いもう一度聞いてみた
「冗談じゃない.....本当にお前は魔法の適性がカケラも無いんだ.....」
「じゃ、じゃあスキルの方がチートなんだろ?」
俺は魔法が使えなくてもスキルが強いみたいな主人公のラノベとかもあったなと思いながら聞いた
「スキルはここじゃあ確認することができねぇ王都のギルドに行かないとわからない」
「じゃあ王都に案内してくれ」
そう言って城が見える方向に進んでいった
王都の門の前には何やら門番のような人が2人立っている
「こういうのは冒険者カードが無いと無理なのか?」
俺は蓄えてきたラノベ知識を頼りにそう聞いた
「いや、今は門は誰でも自由に通り抜けることができる筈だ」
王都の中は外から見てたよりもなかなかに大きなところだった冒険者らしい人たちもあちこち歩いて亜人らしい人(?)も沢山歩いていた
「ここがギルドか.....」
俺はここにきてようやく緊張して来た
「こんにちはー......あれー?見ない顔ですねー」
受付の人がそう首を傾げてそう言った
「あぁ、こいつのスキルを調べたいんだが頼めるか?」
受付の人がロクを見て一瞬驚いた様な表情をした気がするが.....まあ気にすることでもないか
「はいーわかりましたーではーこちらへー」
受付の人にそう誘導され大きな石があるところに来た
「ここに手をかざせばーステータスを確認することができます〜」
言われた通りに手をかざしてみると石が青白い光を放ちどんどん光が強くなっていった.....目を開いてみると真っ白な空間があった.....
「どうでしたかー?何が見えましたー?」
見える?なにがだ?
「えぇっと、何も見えなかったんですが?真っ白な空間があっただけで」
そう言うと受付の人は何やら気まずそうにこちらを見ていた
「あなたはー大変申し上げにくいのですがースキルを所持してないーですねー」
全身に寒気がした
「そ....そんなはずは.....」
そう言うと受付の人はさっきよりも気まずそうな表情になった
「稀にスキルがーないと言う方もいらっしゃるんです....それでもー魔法やー武器を使って冒険者をーやられてる方もいますのでー.....」
なんとか励まそうとしてくれてるな.....
「だ、大丈夫ですよ〜、ただ確認がしたかっただけなんで.....」
急いでギルドから出た
「........」
ロクは気づいているのか何も言わずに無言で何処かに俺を連れていった.....どうやら武器屋の様だ
「ここにお前に合う装備があるかもしれんな」
ロクはそう言って武器を色々見ていた
「別に俺冒険者になるなんて一言も言ってないぞ.....?」
「お前あんなに冒険者になりたいって思ってただろ?俺に嘘言っても意味ねぇぞ?それに武器とかは無いとそこら辺のモンスターとか盗賊に殺されんぞ」
ロクはそう言って武器探しに戻っていった
何がわかるんだよ......
何時間かしてロクが俺に丁度いい装備を見繕って来てくれた
「お、お金持ってないから貰えない.....」
「じゃあそれなら俺の仲間になって色々手伝ってくれ」
ロクはそう言うと宿屋に案内してくれた
「今日はもう遅いから明日から働いてもらうぞ?」
そう言うとロクはニヤッとした
おっさんの朝は早かった.....と言うか早過ぎた.....なんだよ4時起きって.....寝たの1時だぞ?頭おかしいんじゃねぇのか......?
ロクは仲間が弱いんじゃダメだと言って俺のレベル上げを手伝ってくれた
「やっとレベル 3まで上がった......」
そんなことを言っていると横で「なら難易度をもう少し上げても.....」見たいなことを言ってる気がしたが俺は何も聞いていなかった...そう!聞いていない!
などと言うことを言ってもロクは相当レベルが高いらしく片手で俺を持ち上げてダンジョンへ俺を持ち運んだ......
そんなことが何年か続き今日で異世界にきて3年が経った
「ここに来てもう 3年か.....」
そんな余韻に浸っていたらいつもの様にロクがダンジョンへ俺を持って行った.....だがなんだか今日は嫌な予感がしてならなかった
そしていつもの様にレベル上げが終わり宿屋へ向かう途中ロクの表情がこわばった一瞬のことで気のせいかとも思ったがやはり何かを警戒してる
どうかしたのかと呼ぼうとした瞬間ロクが消えた
.....いや.....正確には一瞬で上にジャンプしていたのだ
そしてそこにはロクと赤色の装束の様なものを着た人が飛んでいた
ロクは愛用の斧とハンマーを混ぜた様な武器で"赤色の装束"に斬りかかったがロクの攻撃は当たらず蹴り飛ばされ地面に叩きつけられてしまった.....その瞬間激しい炎が宙を走った.....だがロクはそれを見越してガードの呪文を唱えていた......不意を突かれた"赤色の装束"はロクの渾身の一撃を喰らいよろけた....だがそのままテレポートで何処かへ逃げてしまった
「い、一体今のは......?」
俺がロクにそう聞くとロクは
「原色と言う連中の幹部の紅蓮の赫だ」
とだけ言った
ふうぅ....取り敢えずは追い払えたのか.....と思った瞬間ロクの腹からさっきも見た赤色の閃光が飛び出していた......ロクは何か呪文を唱えている様だ.....その呪文を唱え終わった瞬間ロクは俺に何か言い俺を突き飛ばした
「こ.....ここ.....は.....?」
目を覚まして暫くして怪我をした俺を民家に運び治療を受けていた様だ....ッッッ!唐突に嫌な想像をしてしまった...ロクは俺を突き飛ばした後確か......
爆発した
「あぁぁぁぁ!あぁァァァァァァァァァ」
俺は暫くの間叫んでいた
最後まで読んでいただきありがとうございました!
暫くは諸事情で小説が短くなっています。本当に申し訳ありません.......
取り敢えず短いのは3話まで続きますが温かい目で見ていてくださると幸いです。
誤字脱字、感想等ありましたらお願いします!アンチでも(多分)主のモチベになります!笑