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愛を乞うなら

作者: 曲尾 仁庵

 愛を乞うなら


 死んだ方がましだと


 追い縋るのは


 愚かだと


 求めるなんて


 バカらしいと


 未練だなんて


 くだらないと




 愛を乞うなら


 この喉を潰せと


 追い縋るなら


 この足を縫い留めよと


 求める手を


 切り落とせと


 未練がましい


 この目を抉れと




 そう


 思っている


 思っていた


 思っていた


 のに




 出会う前に


 存在を知る前に


 独りであった時に


 戻るだけ


 それだけのことが


 なぜ


 できない




 囚われているのは


 私自身で


 捨てられないのは


 私自身で


 怯えているのは


 私自身で


 変わらないのは


 変われないのは


 変わるべきは


 ただ


 私自身で




 愛を乞うなら


 死んだ方がましだと


 そう


 思っていたのに


 けれど


 今日も


 肩肘を張って


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― 新着の感想 ―
[一言] おおおお…… 切ない! 後書きまで入れるなら、ギリギリのところでプライドを保っている…… といった状況でしょうか。 この後はどうなるのかと思うと、非常にドキドキします。
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