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器用貧乏の意味を異世界人は知らないようで、家を追い出されちゃいました。  作者: 武雅


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蛇ですか?トカゲですか?

《宣伝》4/29より新作の「戦国時代の初期にタイムスリップ? いえ、ここは異世界らしく天下統一の為に召喚されたみたいです」絶賛投稿中!!

是非ともご覧ください。

「グゥオォォォォ~~~!!!!」


断末魔の叫びをあげてキマイラが倒れ灰サラサラ~っと灰のように崩れ落ちていく。

「はぁはぁはぁ…。 強敵だった!!!」

「そうですね…、あの飛び散る涎を避けながら攻撃を加えるのは骨が折れました…」


リーズも自分と同じことを考えていたようで必死にキマイラの攻撃と涎を避けつつ打撃を与えていたのでみたいだ。

涎攻撃がなかったら余裕で倒せそうな感じだったんだけど、アレを避けつつ攻撃も躱してとなるとかなり高難易度なんだよな…。

まあ自分は剣での攻撃だから魔闘技を使用して打撃メインのリーズに比べれば若干距離を取って戦えたから良かったけど、迷宮内で涎まみれは絶対に嫌だもんな。


「まあまあね。 ただもっとキマイラの動きをよく見て次どう動くかを見定められればもっと早く倒せたはずよ。 でも攻撃を一回も受けずに倒したのは上出来と言ったところかしら」

「そうだな~、水魔法が使えるんだから涎が付いても洗えばいいんだから、一気に間合いを詰めて仕留めるべきだと思うな。 涎に毒が含まれてる訳でもないんだし」


カトレアとルイーズさん、ごもっともなご意見ではあるんですけど、涎まみれにならないで仕留めるにはまだ力不足だし…。

うん、もっと努力しよう!!

良く相手を見て先を読み、涎を避けつつ一気に仕留める。

でもよく考えたら自分の剣ってただの鉄剣なんだよね…。

そろそろカトレアの部屋に有ったミスリルとかの剣や魔剣なんかを使いたい気もするけど、聞いたら怒られそうだから暫くの間は鉄剣で我慢しよう。

魔纏で鉄剣を覆えば切れ味も強度もあがるから、鉄剣が魔纏に耐えられなくなるまでは今のままで頑張ろう。


「カツヒコ、どうしたの? 剣なんか眺めて…。 まさか今の戦いで刃こぼれをさせたとか?」

「えっ? いや刃こぼれなんてしてないよ…、いやホントにしてないから!! ただいつまで鉄剣で戦うのかと思って…」


「そんな事? そうね、鉄剣でさっき戦ったキマイラを一撃で瞬殺出来るようになったら好きな素材の剣を使えば良いんじゃない?」

「一撃で瞬殺…、いつになる事やら…」


予想はしていたけど結構高いハードルの前に自然とため息が出るも、カトレアは「その程度の事も出来ないで良い素材で出来た剣を使うのは為にならない」と言いたそうな顔をしてる。

以前言われた事だけど、正論だから反論が出来ない。


その後、倒したキマイラが消滅した場所に現れた宝箱の中身と魔石を回収し、下層へ向かう。

因みに宝箱の中身はネックレスのような魔道具だった。

鑑定をしてみたところ、どうやら身に着けている人の周囲に見えない結界が張られ、魔力による影響を減少させる効果があるらしい。


魔力による影響を減少させるって、魔法攻撃を受けても威力が減退しダメージが少なくなるんだろうけど、回復魔法や補助魔法などの効果も減退させるみたいだから意外と使い勝手が悪い気がする…。

うん、迷宮を出たら売ろう!!

幸い装飾は豪華だからそこそこの値段になるはずだ!!


そんな事を思いつつ、61階層へ向かう。

そう言えばこの迷宮は何階層まで攻略されているんだっけ?

どこかで聞いたような気がするけど、忘れてしまった…。

なんで49階層にあるパダムの町で情報収集した時に聞いておかなかったんだろう。

失敗した!!


そして61階層に足を踏み入れるとそこは洞窟型のようで天井から鍾乳石が垂れ下がりる鍾乳洞のような場所だった。

なんか地面は水分を含んで滑りやすそうな感じだし、魔物と戦う時は足元に気を付けないと。


そう思っていると早速魔物が現れた。

「10メートル近い大きさの蛇? いや、でもなんか手と足があるからトカゲ? それにしては動きが蛇のような…」

「初めて見る魔物ね…。 手足の指に爪は無いから恐らく吸盤のような指になっていて壁を登ったりできるように蛇の魔物が進化したってところかしら」


冷静に分析しているカトレアを他所に初見の魔物に興奮した様子のルイーズさんがバトルアックスを投げつけた。

勢いよく回転しながら飛んで行ったバトルアックスは蛇? のような魔物の頭部を真っ二つにし地面に突き刺さる。


「いや、いきなりバトルアックス投げるって…、複数魔物が居たら武器無しになるから危なくないの?」

「ああ、複数いればな。 見た限り1匹だし、無駄に時間をかけて戦うよりとっとと仕留めて魔物を調べ対策を立てた方が後々楽になるだろ?」


事も無げにそう言うルイーズさんに若干なんか違う気がすると思うも、とりあえず頷いて魔物に近づく。

どうやらこの魔物は受肉しているようで倒しても消滅せず原型を留めている為、調べた後アイテムBOXに収納して先に進む。

調べた結果としてはカトレアの予想通り蛇の魔物で真っ二つになった口の中を見る限り牙も無いので毒の無い蛇と言う結論に至った。

まあ毒牙は無くても鋭い歯が口の中にギッチリ生えているから噛みつかれたら大怪我では済まない気がする。


やっぱり下層に行くにつれ厄介な魔物が増えるんだな…。

カトレアも初めて見た魔物だっていうし、更に下層へ向かう以上、弱そうな魔物でも細心の注意を払わないと。



更新頻度の低下、誠に申し訳ございません。


お読み頂き誠にありがとうございます。

ブックマーク、評価、レビューを頂けると大変励みになります。


既にお読み頂き、ブックマーク・評価、感想を下さった皆様、誠にありがとうござます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらく申し訳ございません。


あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。

また、誤字、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。

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[気になる点] キマイラの攻撃と涎を避けつつ打撃を与えていたのでみたいだ。 与えていた ので みたいだ?
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