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Season  作者: 田中 遼
57/67

玄の歌





音を喰らうもの


静寂を吐き出すもの



空から贈られた 白の精


「しんしん」という「声」を上げながら


静かに全てを包みこむ




風に声を掻き消されても


溶ける日が来ることも


分かっていても



ただ白をまとって


地に降り立つ




しんしんしんしんしんしんしん


しんしんしんしんしんしんしん



枯木を 家を 大地を


白く 着飾らせる


天からの使者



しんしんしんしんしんしんしん


しんしんしんしんしんしんしん




音を喰らうもの


静寂を吐き出すもの







「玄」とは、五行説において四季に割り当てられている色(青春、朱夏、素(白)秋、玄冬)からとって、黒のことです。

以前と同じように「二度目の冬」という章にしても良かったのですが、ここまでは一文字にこだわりたく、少しひねりを加えてみました。


果たして読めるものに仕上がっているのか、自信はまったくありませんが、とりあえず今回書き終わったらもう、「Season」には手を出さないでおこう、と思っています。


「これで完成。直すところはない」と堂々と言えるものになりますように、っと。




田中 遼


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