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秋の歌
今 人の心は満たされている
溢れんばかりの実り
空を貫く青い空
久方ぶりに訪れる静けさなんかに
人の心は満たされている
苦しかった夏の終りに
寂しかった春の答えに
そして今
あらゆることの結末に
季節は巡りだす
少女は少年を
少年は少女を
思いつつ
葉が枯れるようにして
風が冷たくなるようにして
何かが変わっていくことに
少女は
少年は
知ってしまうのだ
ただ互いの
同じ思いは
知らぬまま
─
物語の変容の仕方に自分がついて行けてないような。笑
まぁこのお話の「最初」を(そんな物好きはそういないでしょうが)知っている人からすると、ものすごい成長を感じさせるものになっているんじゃないかと思います。
さぁ、完結に向けて頑張っていきましょう!←