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夏の歌
青い空 輝く太陽 聳える雲
暑く熱い季節
昼は叫びの使者 蝉の歌
夜は寡黙な妖精 蛍の舞
日陰を追って
風を求めて
夕立の匂い
稲妻の輝き
夜空の花々
とどろく太鼓
浴衣姿
夜空に流れる 銀の河
星の織り成す 物語たち
季節外れの三ツ星が
東の空を彩ると
再び 暑く熱く
暑く
熱く
―
八割がた書き直したせいで(そし物語が倍以上長くなったせいで)すっかり遅くなってしまいました。
暦の上ではとうに終わっている夏が、執念深く居座り、行ったと思ったらまた帰ってくるようで。
私が書き終わるのを待っててくれてるのかなぁ、なんてあほな事を言ったりもしています。
さて、秋編も書き直さなきゃならない気もするし、「季節の風に乗せて」というのもかなりハードルがあがっているんですが、まぁがんばって綴ります。笑
またよろしくどうぞ。
田中 遼